今年の6月だったかな?
『レコード芸術』が休刊となったのは…。
クラシックCD評論を専門とする月刊誌ですね。
1952年3月の創刊らしいから,
70年を超える歴史に幕を下ろした事になる。

僕もここ6,7年くらいは読んでいなかったんだが,
なんか1つの文化が終焉を迎えたみたいで寂しい。
んー,
『レコ芸』と言えば,
毎年,年末に「レコード・アカデミー賞」を発表していたんだよな。
1年間に国内で発売されたクラシックCDの中から,
部門ごとに演奏や録音などの最も優れたディスクを選定するって企画。
『レコ芸』自体を読まなくなってからも,
この企画だけはチェックしてたんです。
ただ,
当然,今年はなし。
だからさ,
自分でやる事にしました笑。
題して「レコード・ワカデミー賞」ね笑。
本家とは異なり,
今年1年間に"発売されたCD"ではなく,
今年1年間に"僕が購入したCD"の中から選びます。
ちなみに,
2023年に僕が購入したCDは,
だいたい200枚くらい?
(他にBDやDVDも多数)
これらの中から選ぶわけだが,
とりあえず音質向上目的で買ったものは除外しよう。
もともと演奏が素晴らしい事は知っていたわけだから。
んで,
部門別とかではなく,
とにかく優れていると思ったものを5つ選びますね。
あー,
あんまり悩まなかったかな?
では,
発表していきます。
思い付いた順に書いていくんで,
特に順位とかがあるわけではないです。
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調
シベリウス:交響曲第2番ニ長調
デュ・プレ(Vc)バルビローリ指揮BBC響
1967年録音(ライブ)
[Melodiya](2枚組)

イギリスの名匠バルビローリが,
1967年1月7日にモスクワ音楽院で行ったライブの記録ですね。
十八番中の十八番であるシベリウスも凄いけど,
やはりデュ・プレと共演したエルガーが別格なんよ。
まさに極限の感情移入。
弓を弦にハッシとぶつける気迫,
すすり泣きのような音色,
のたうち回るようなテンポ感,
激しい慟哭など,
いったん聴き始めたら止まらない。
22歳でこんな演奏をしなければならなかった彼女。
"天才"と言う重荷の凄絶さを思い知らされる。
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
エベーヌQ
2019~20年録音,ライブ
[Erato](7枚組)

僕にとっての2023年は,
新たな"推し"であるエベーヌ四重奏団と出会えた年でもある。
(昔から聴いていたはずだが…笑)
いくつものCDを購入したが,
やはりベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集だろう。
僕ら弦楽器奏者にとっては,
全人生を賭して学ぶべき楽曲たちであり,
カペーQ,ブッシュQ,バルトークQ,ハンガリーQ,ブダペストQ,ベートーヴェンQ,アルバン・ベルクQなど,
数多くの名盤が存在するベートーヴェンの弦楽四重奏曲だが,
当分はエベーヌQを愛聴する事になると思う。
技術的に優れていて,
アンサンブルに隙がないのは当たり前なんだけど,
音楽的にも実に雄弁。
次々と移り変わる表情に,
耳タコの作品でも退屈する場面は皆無で,
新発見の喜びに満ちている。
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番イ長調
アルゲリッチ(Pf)
1969年録音,ライブ
[Doremi](2枚組)

Doremiレーベルのアルゲリッチのライブ集は,
ホントに素晴らしい。
昔のライブ録音なんだけど,
アルゲリッチの未知のレパートリーに触れられるんです。
(正規録音されていない楽曲って事)
このベートーヴェンの第28番は,
ずっと聴きたかったヤツ。
やっぱ凄いなー。
僕の最も愛するベートーヴェンのソナタなんだけど,
(ベートーヴェンのピアノ・ソナタは全32作)
バックハウスやハイドシェックを抑えてナンバー1の演奏かも…。
失恋によるため息や憂愁が全篇に色濃く立ち込めたこの傑作を,
アルゲリッチは余す事なく表現し尽くしてくれている。
ちなみに,
アルゲリッチのベートーヴェンだったら,
小澤征爾と共演したコンチェルトも素晴らしかったんだが,

(特に第1番)
悩んだ挙句,ソナタに軍配を上げました。
グリーグ:ホルベルク組曲
チャイコフスキー:弦楽セレナーデハ長調
長岡京アンサンブル
2016年録音
[Molto Fine]

僕の大好きな弦楽合奏団である長岡京アンサンブルの,
これは最高傑作かも知れない。
特にグリーグは,
いい曲だなぁ。
と思わせてくれます。
聴いていて
こうでなくては!
の連続なんよ。
白眉は第3曲で,
颯爽とした運びながら,
独特のリズムの強調が嬉しいし,
何よりも中間部のヴァイオリンのメロディが胸に迫って来ます。
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番
コパチンスカヤ(Vn)サイ(Pf)
2022年録音
[Alpha]

コパチンスカヤとサイによる"スーパー・デュオ"再び。
15年くらい前に衝撃の『クロイツェル』を残した彼らだが,
(僕は大好きです!)
今回のブラームスでは若い頃の"やり過ぎ"が是正され,
やべぇ奴らやん…
って感じが薄れてました笑。
ただ,
決して彼らの個性が失われたわけではなく,
真の芸術に昇華したと言えばいいか…。
今後も楽しみですね。
今の彼らならフランクあたりも聴きたい。
あー,
やっぱ音楽っていいわ。
最近,生きてる意味を見失いかけてたけど,
音楽があれば生きていける。
…ような気がする。
『レコード芸術』が休刊となったのは…。
クラシックCD評論を専門とする月刊誌ですね。
1952年3月の創刊らしいから,
70年を超える歴史に幕を下ろした事になる。

僕もここ6,7年くらいは読んでいなかったんだが,
なんか1つの文化が終焉を迎えたみたいで寂しい。
んー,
『レコ芸』と言えば,
毎年,年末に「レコード・アカデミー賞」を発表していたんだよな。
1年間に国内で発売されたクラシックCDの中から,
部門ごとに演奏や録音などの最も優れたディスクを選定するって企画。
『レコ芸』自体を読まなくなってからも,
この企画だけはチェックしてたんです。
ただ,
当然,今年はなし。
だからさ,
自分でやる事にしました笑。
題して「レコード・ワカデミー賞」ね笑。
本家とは異なり,
今年1年間に"発売されたCD"ではなく,
今年1年間に"僕が購入したCD"の中から選びます。
ちなみに,
2023年に僕が購入したCDは,
だいたい200枚くらい?
(他にBDやDVDも多数)
これらの中から選ぶわけだが,
とりあえず音質向上目的で買ったものは除外しよう。
もともと演奏が素晴らしい事は知っていたわけだから。
んで,
部門別とかではなく,
とにかく優れていると思ったものを5つ選びますね。
あー,
あんまり悩まなかったかな?
では,
発表していきます。
思い付いた順に書いていくんで,
特に順位とかがあるわけではないです。
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調
シベリウス:交響曲第2番ニ長調
デュ・プレ(Vc)バルビローリ指揮BBC響
1967年録音(ライブ)
[Melodiya](2枚組)

イギリスの名匠バルビローリが,
1967年1月7日にモスクワ音楽院で行ったライブの記録ですね。
十八番中の十八番であるシベリウスも凄いけど,
やはりデュ・プレと共演したエルガーが別格なんよ。
まさに極限の感情移入。
弓を弦にハッシとぶつける気迫,
すすり泣きのような音色,
のたうち回るようなテンポ感,
激しい慟哭など,
いったん聴き始めたら止まらない。
22歳でこんな演奏をしなければならなかった彼女。
"天才"と言う重荷の凄絶さを思い知らされる。
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
エベーヌQ
2019~20年録音,ライブ
[Erato](7枚組)

僕にとっての2023年は,
新たな"推し"であるエベーヌ四重奏団と出会えた年でもある。
(昔から聴いていたはずだが…笑)
いくつものCDを購入したが,
やはりベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集だろう。
僕ら弦楽器奏者にとっては,
全人生を賭して学ぶべき楽曲たちであり,
カペーQ,ブッシュQ,バルトークQ,ハンガリーQ,ブダペストQ,ベートーヴェンQ,アルバン・ベルクQなど,
数多くの名盤が存在するベートーヴェンの弦楽四重奏曲だが,
当分はエベーヌQを愛聴する事になると思う。
技術的に優れていて,
アンサンブルに隙がないのは当たり前なんだけど,
音楽的にも実に雄弁。
次々と移り変わる表情に,
耳タコの作品でも退屈する場面は皆無で,
新発見の喜びに満ちている。
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番イ長調
アルゲリッチ(Pf)
1969年録音,ライブ
[Doremi](2枚組)

Doremiレーベルのアルゲリッチのライブ集は,
ホントに素晴らしい。
昔のライブ録音なんだけど,
アルゲリッチの未知のレパートリーに触れられるんです。
(正規録音されていない楽曲って事)
このベートーヴェンの第28番は,
ずっと聴きたかったヤツ。
やっぱ凄いなー。
僕の最も愛するベートーヴェンのソナタなんだけど,
(ベートーヴェンのピアノ・ソナタは全32作)
バックハウスやハイドシェックを抑えてナンバー1の演奏かも…。
失恋によるため息や憂愁が全篇に色濃く立ち込めたこの傑作を,
アルゲリッチは余す事なく表現し尽くしてくれている。
ちなみに,
アルゲリッチのベートーヴェンだったら,
小澤征爾と共演したコンチェルトも素晴らしかったんだが,

(特に第1番)
悩んだ挙句,ソナタに軍配を上げました。
グリーグ:ホルベルク組曲
チャイコフスキー:弦楽セレナーデハ長調
長岡京アンサンブル
2016年録音
[Molto Fine]

僕の大好きな弦楽合奏団である長岡京アンサンブルの,
これは最高傑作かも知れない。
特にグリーグは,
いい曲だなぁ。
と思わせてくれます。
聴いていて
こうでなくては!
の連続なんよ。
白眉は第3曲で,
颯爽とした運びながら,
独特のリズムの強調が嬉しいし,
何よりも中間部のヴァイオリンのメロディが胸に迫って来ます。
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調
バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番
コパチンスカヤ(Vn)サイ(Pf)
2022年録音
[Alpha]

コパチンスカヤとサイによる"スーパー・デュオ"再び。
15年くらい前に衝撃の『クロイツェル』を残した彼らだが,
(僕は大好きです!)
今回のブラームスでは若い頃の"やり過ぎ"が是正され,
やべぇ奴らやん…
って感じが薄れてました笑。
ただ,
決して彼らの個性が失われたわけではなく,
真の芸術に昇華したと言えばいいか…。
今後も楽しみですね。
今の彼らならフランクあたりも聴きたい。
あー,
やっぱ音楽っていいわ。
最近,生きてる意味を見失いかけてたけど,
音楽があれば生きていける。
…ような気がする。






