相変わらず猛暑日が続いているが、昨日は午後、とてつもない集中豪雨があった。夕立の超大型なやつで、大小多発の雷を伴っていた。ところがその最中に岡山から電話があり、かんかん照りで猛烈に暑いとのこと。空調の使用で都市部のヒートアイランド現象は極大に達しているはずで、これと関係がある局地気候の異変だと思うが、うまくは説明できない。9:30現在、私の仕事場は空調なしで27℃、湿度75%、少し湿度が高いので除湿だけする予定だ。外気温は27℃ 、湿度70%だ。皆さんも暑さ対策にはくれぐれもご注意下さい。
ケガの方はもう治った。一時化膿した左膝はまだ再生した表皮が薄いので、傷が赤いが、これはそのうち下から表皮細胞がせり上がってきて、瘢痕を形成しない「一次治癒」で元に戻るだろう。
睡眠薬の方は、ルネスタ3錠(計3mg)とロヒプノール1錠(1mg)の組合せがもっとも効果があることが判明した。昨夜はよく効いて、無意識にトイレに3回行ったが、小便する時だけ目が覚めていて、また眠りながらベッドにもぐり込んだ。マイスリーと違い、ルネスタの場合、寝起きがすっきりしている。もちろん「後口の悪さ」もない。
ロンドンの「相沢和江」さんから「コンジリエンス」ではなく、「コンシリエンス」と発音するのが正しいという内容のお手紙をいただいた。siの前に母音があれば「ジ」と発音し、子音があれば「シ」と発音するのだそうだ。その原則を私は知らず、resilienceもconsilienceもどちらも「ジ」と私は発音していた。その方が、日本語音韻の文脈では耳障りがよいからだ。まあ、「和製英語」のようなものだが、間違いは間違い。訂正いたします。自己紹介がないので、どういう人かわからないので返信はしないで、この場でお礼申し上げます。
今回は
1.【書評など】
1)「買いたい新書」にNo.281:カズオ・イシグロ「日の名残り」を取りあげました。しみじみとした小説です。
2)献本お礼
1.「医薬経済」8/1号
2.麻野涼「隠蔽(いんぺい)病棟」:向精神薬による「悪性症候群」を中心にした医学ミステリーです。
3.印藤克彦「日本社会の生活習慣病」No.22、折々の随筆集
2.【回想の大事件】
私が人生でかかわった四大事件のうち、「修復腎移植」問題がもっとも長引く事件で、これは移植学会という組織と厚労省の無責任という2要素がからみ、メディアの怠慢があるせいだということだろう。STAP細胞事件ではメディアが途中で「大本営発表」の誤りに気づき、スタンスを変えたので早期に決着した。これについては養老孟司「文系の壁」(PHP新書)に、「毎日」科学部須田桃子と養老孟司の対談が含まれているが、彼女は当初の「翼賛報道」について反省していない。
修復腎についてはまだそこまでも行っていない。
3.【修復腎移植update】
「病腎移植(修復腎移植)」の現在の状況について
4.【腎移植とがん】
腎移植後に発生する腎がんが、移植腎に由来するという確実な証拠はない。
古い学説では移植臓器に発生するがんはドナー由来だとするドグマに依拠していた。(「イスラエル・ペンの学説」)
ところが腎臓の細胞は腎臓幹細胞に由来し、その元は骨髄にあることが次第にわかってきた。移植腎の場合、もうドナーの骨髄からは来ないので、レシピエントの骨髄から補給される。従って、移植後の腎がんはレシピエント由来だとわかってきた。その証拠をいろいろ提示する。
米ピッツバーグ大のナレスニクが「小径腎がん切除後の移植腎にがんが発生するリスク=1%」と規準(今は米UNOS、WHO、EUの規準にもなっている)を設けたのは、イタリアの腎移植後の腎がん発生率0.5%という疫学調査の値を受けて、安全値をその倍にとったためである。
このように欧米ではデータと論理にもとづいて、10年間に著しい進歩が生じているのに、なぜ日本の移植学会はそれらを直視しようとしないのか?
今回は以上4つの話題を取りあげました。
ケガの方はもう治った。一時化膿した左膝はまだ再生した表皮が薄いので、傷が赤いが、これはそのうち下から表皮細胞がせり上がってきて、瘢痕を形成しない「一次治癒」で元に戻るだろう。
睡眠薬の方は、ルネスタ3錠(計3mg)とロヒプノール1錠(1mg)の組合せがもっとも効果があることが判明した。昨夜はよく効いて、無意識にトイレに3回行ったが、小便する時だけ目が覚めていて、また眠りながらベッドにもぐり込んだ。マイスリーと違い、ルネスタの場合、寝起きがすっきりしている。もちろん「後口の悪さ」もない。
ロンドンの「相沢和江」さんから「コンジリエンス」ではなく、「コンシリエンス」と発音するのが正しいという内容のお手紙をいただいた。siの前に母音があれば「ジ」と発音し、子音があれば「シ」と発音するのだそうだ。その原則を私は知らず、resilienceもconsilienceもどちらも「ジ」と私は発音していた。その方が、日本語音韻の文脈では耳障りがよいからだ。まあ、「和製英語」のようなものだが、間違いは間違い。訂正いたします。自己紹介がないので、どういう人かわからないので返信はしないで、この場でお礼申し上げます。
今回は
1.【書評など】
1)「買いたい新書」にNo.281:カズオ・イシグロ「日の名残り」を取りあげました。しみじみとした小説です。
2)献本お礼
1.「医薬経済」8/1号
2.麻野涼「隠蔽(いんぺい)病棟」:向精神薬による「悪性症候群」を中心にした医学ミステリーです。
3.印藤克彦「日本社会の生活習慣病」No.22、折々の随筆集
2.【回想の大事件】
私が人生でかかわった四大事件のうち、「修復腎移植」問題がもっとも長引く事件で、これは移植学会という組織と厚労省の無責任という2要素がからみ、メディアの怠慢があるせいだということだろう。STAP細胞事件ではメディアが途中で「大本営発表」の誤りに気づき、スタンスを変えたので早期に決着した。これについては養老孟司「文系の壁」(PHP新書)に、「毎日」科学部須田桃子と養老孟司の対談が含まれているが、彼女は当初の「翼賛報道」について反省していない。
修復腎についてはまだそこまでも行っていない。
3.【修復腎移植update】
「病腎移植(修復腎移植)」の現在の状況について
4.【腎移植とがん】
腎移植後に発生する腎がんが、移植腎に由来するという確実な証拠はない。
古い学説では移植臓器に発生するがんはドナー由来だとするドグマに依拠していた。(「イスラエル・ペンの学説」)
ところが腎臓の細胞は腎臓幹細胞に由来し、その元は骨髄にあることが次第にわかってきた。移植腎の場合、もうドナーの骨髄からは来ないので、レシピエントの骨髄から補給される。従って、移植後の腎がんはレシピエント由来だとわかってきた。その証拠をいろいろ提示する。
米ピッツバーグ大のナレスニクが「小径腎がん切除後の移植腎にがんが発生するリスク=1%」と規準(今は米UNOS、WHO、EUの規準にもなっている)を設けたのは、イタリアの腎移植後の腎がん発生率0.5%という疫学調査の値を受けて、安全値をその倍にとったためである。
このように欧米ではデータと論理にもとづいて、10年間に著しい進歩が生じているのに、なぜ日本の移植学会はそれらを直視しようとしないのか?
今回は以上4つの話題を取りあげました。
上西小百合みたいなのがグラビア本を出して「政治家としての自分の考えを分かってもらえたら…」とのたまうしょうもない詐欺社会だから。
患者は一分一秒苦しんでいるのに、
チッチョリーナみたいなのがね、居ても良いと思いますよ。
でも、五輪のエンブレムは早く他の作品に変えてもらわないと、なんか嫌な気分だよ。
グラビアで体を張れる勇気は政治家としての素質を感じます。
少しでも政治の世界に庶民を引き込んだ功績が、その女性にはありますよ。
応援したいと思います。
五輪エンブレムは遅かれ早かれ変更されるでしょう。
一般公募すると思いますよ。
ちょっと仕事に慣れた美容師に変な髪形を押し付けられた感じ。
華道家が得意気に花を1本適当に生けた感じ。
円卓で食事をするのと四角い食卓で食卓をするのでは、円卓での方が親近感湧く、デザイン心理。佐野エンブレムは四角がたくさん目に入るかなと思います。