ゆっくりのすすめ

発達障害で処理速度めっちゃ遅いことで悩んできました。加速する社会ですがこれからはゆっくりやっていきたいな~。

努力できるのも才能・持って生まれたもの

2021-05-08 16:58:20 | 発達障害
脳科学者の中野信子さんの本「努力不要論」でこのような事が紹介されています。例えばエリート音楽家は音楽の才能+努力できる才能を持ち合わせていて、長時間の練習に耐える素質を持っているということが研究の結果分かっているのだそう。また努力をすることで得る喜びの報酬をつかさどる脳が強い。代わりに損得を考える脳が弱い。

一方努力できる才能を持っていない人も生まれつき遺伝で決まっている。そういう人の脳はめんどくさいことを簡単やろうとする能力が高くて、アップルの創業者のような、科学の発展にもなったりする。(例えば機械で簡単にできるようにしようとか、業務改善をして無駄な業務を無くそうとか)

遺伝子を調べればわかるらしいのですが、だいたい自分で分かるという。私も思い当たることがあります。努力できないタイプですね。仕事で慣例として行っていることを疑問に思ったり、仕事の業務改善が好きでした。家事をなんとか楽にしようと工夫することが大好きですね。

これでまた一つ自分の限界が分かった気がして気が楽になりました。どんな人にも才能があって、自分の欠点だと思っていることも裏返せば才能なのだと。忘れっぽいというのも才能、嫌なこともすぐ忘れることだできるからです。そういえば仕事でうまくいかず転職しても、すぐ次に行こうと切り替えられるのも才能なんですね。

それぞれの才能の容量があって、限界まで使ってしまうと疲弊する、自分の限界を分かって調整するんだそう。みなやればできる信仰というのはブラック企業に洗脳され搾取されるパターンだと。これからは努力しない努力が必要、つまり自分の苦手なことは得意な人にお願いするということ。生産性のない人も生きていける世の中が良い世の中だと思うと。

ちなみに努力して伸びる分野伸びない分野というのがあります。語学、音楽、勉強、球技、絵を描くこと。努力しても無理なのは足の速さ、肩の力、身長や容姿。

自分を知って、自分の才能の分野を正しく努力しましょうということらしいです。これは発達障害の生き方探しとまったく一緒だなと思いました。




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