長岡に泊まるかというとさにあらず。最終列車で帰ります。
「三連休パス」在りし頃は、新幹線まで乗り放題の恩恵に与り、日帰りを三回繰り返したこともあります。しかし、週末パスを含む後継の商品で特急券が別売になってからというもの、そのような強行軍をとることは滅多になくなって現在に至ります。今回も、最初の段階では長岡に泊まろうと思っていたのです。しかるに日帰りとなったのは、翌日仙台へ行くことを考えると、事実上こうするしかなかったという事情によります。
まず、長岡から新潟へ向かう時点で、高額な新幹線か安普請の普通列車以外の選択肢がありません。そこから先は磐越西線か米坂線ですが、どちらも同じく安普請の規格型車両に置き換えられ、あまつさえ短編成に切り詰められて、最悪立ち通しも覚悟の上で臨むしかありません。しかも、それらに乗ったところで米沢か会津若松にしかたどり着けず、そこから先はまたもや高額な新幹線、短編成かつ安普請の普通列車以外に選択肢がありません。高速バスならこのような煩わしさも無用とはいえ、あれは単なる移動手段に過ぎません。宿代とバス代がいくらになるかと考えたとき、新幹線で一旦戻り、翌日出直す方がまだましだという結論に至ったわけです。
このことから改めて思うのは、新幹線が地方をいかに貧しくしたかということです。首都圏との間を結ぶ高速鉄道が整備される一方、既存の鉄道網は分断されて、その他の地域間の移動が著しく不便になってしまいました。その結果、本来なら地方に落ちたであろう宿泊費と交通費が、新幹線の特急料金に流れているのが現実です。これが「国土の均衡ある発展」なのだとすれば、何ともお粗末というしかありません。
★長岡2158/Maxとき350(350C)/2340東京
「三連休パス」在りし頃は、新幹線まで乗り放題の恩恵に与り、日帰りを三回繰り返したこともあります。しかし、週末パスを含む後継の商品で特急券が別売になってからというもの、そのような強行軍をとることは滅多になくなって現在に至ります。今回も、最初の段階では長岡に泊まろうと思っていたのです。しかるに日帰りとなったのは、翌日仙台へ行くことを考えると、事実上こうするしかなかったという事情によります。
まず、長岡から新潟へ向かう時点で、高額な新幹線か安普請の普通列車以外の選択肢がありません。そこから先は磐越西線か米坂線ですが、どちらも同じく安普請の規格型車両に置き換えられ、あまつさえ短編成に切り詰められて、最悪立ち通しも覚悟の上で臨むしかありません。しかも、それらに乗ったところで米沢か会津若松にしかたどり着けず、そこから先はまたもや高額な新幹線、短編成かつ安普請の普通列車以外に選択肢がありません。高速バスならこのような煩わしさも無用とはいえ、あれは単なる移動手段に過ぎません。宿代とバス代がいくらになるかと考えたとき、新幹線で一旦戻り、翌日出直す方がまだましだという結論に至ったわけです。
このことから改めて思うのは、新幹線が地方をいかに貧しくしたかということです。首都圏との間を結ぶ高速鉄道が整備される一方、既存の鉄道網は分断されて、その他の地域間の移動が著しく不便になってしまいました。その結果、本来なら地方に落ちたであろう宿泊費と交通費が、新幹線の特急料金に流れているのが現実です。これが「国土の均衡ある発展」なのだとすれば、何ともお粗末というしかありません。
★長岡2158/Maxとき350(350C)/2340東京