日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

小春日和の九州へ 2018続編 - 瓢六

2018-12-23 22:19:07 | 居酒屋
初日に泊まった松江では、ただでさえ早い店仕舞いがさらに早まり、九時を前に持ち駒が尽きるという経験をしました。その点熊本には「瓢六」という深夜まで入れる心強い店があります。しかし、あまりに心強いと無駄な安心感がつきまといます。今回は危うく足をすくわれるところでした。
熊本に着いて投宿したのが九時過ぎです。「分家無邪気」を出てから二時間ほどしか経っておらず、当然腹も十分にはこなれていません。二時半という「瓢六」の看板を考えると、最長ではさらに四時間待っても間に合います。さすがにそこまで引き延ばしはしないにしても、日付が変わる頃まで待ち、腹具合を万全にしてから入るという手は考えられるところでした。しかし、手持ち無沙汰で待つよりはと考え、十時が迫ったところで出直すと、店先に0時で早仕舞いするとの張り紙が。元々定休日のところ、連休の場合に限って営業する日曜です。早仕舞いもおそらくそのためなのでしょう。よくよく考えれば十分あり得る事態とはいえ、不覚ながらも全く予想していませんでした。これ以上遅ければ時間が足りず、場合によっては断られたかもしれません。日付が変わってから何も知らずに乗り込んで、明かりの消えた店を前に立ち尽くしていた可能性もあります。結果としては紙一重でした。

そうなる危険性がありながらも遅い時間を狙ったのは、前回の経験によるところが少なくありません。隣の二人組が騒がしくて閉口したからです。九時や十時あたりでは、またその手の輩に出くわしはしないかと警戒したのでした。しかし、天文館でも前夜までとは人出が全く違いました。熊本も例外ではなかったらしく、カウンターには先客皆無。小上がりの先客も次々帰って一組だけとなりました。その後もう一組だけ入ったものの、カウンターは最後まで貸切でした。
もちろん、酒場には適度な賑わいも必要であり、静かでありさえすればよいというものでもありません。完全な貸切ならば、かえって落ち着かなかったでしょう。その点今夜の入りは絶妙でした。鹿児島弁とは全く違う、しかし博多弁ともやや違う、独特な熊本弁が旅情を誘います。十分な間合いを置いたのが奏功し、腹具合についても万全です。本来なら禁じ手のもう一品、もう一杯をあえていただき、心ゆくまで満喫して辞去しました。一軒目の借りを見事に返す完全勝利です。

瓢六
熊本市花畑町13-23 花畑ビル1F
096-354-7558
1700PM-230AM
日曜定休(祝日の場合営業し翌日休業)

瑞鷹・千代の園
突き出し(鯛皮といかの和え物)
おでん三品
馬塩焼
人文字ぐるぐる
魚味噌汁
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小春日和の九州へ 2018続編 - 完走

2018-12-23 21:07:14 | 九州
熊本駅に着くやいなや、在来線がついに高架化されているのに気付きました。その下にはよくも悪くも現代的な「駅ナカ」の商業施設ができており、旧駅舎にあったMOSも見事なまでの安普請となって、その一角に移っていました。それを確かめてから電車に乗って市街に移動。投宿して一息つき、これから出直そうとするところです。
今年もこれで全都道府県に足跡を残しました。常々申している通り、全都道府県踏破を目的化するつもりはなく、あくまで結果のつもりです。申し訳程度に訪ねて体裁を取り繕うより、むしろその都道府県で何をするかに近年主眼が移りつつあります。かような観点からすると、宮崎を始めとして、文字通りの「一応」で終わってしまったところがいくつか出たのは反省材料ですが、限られた日程をやりくりし、どうにか完走できたことについては満足している次第です。
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小春日和の九州へ 2018続編 - つばめ346号

2018-12-23 19:54:38 | 九州
「分家無邪気」を小一時間で辞去。列車の時刻から逆算すると、「くろいわ」でラーメンをいただくこともできそうな状況ではありました。しかしそれでは第二部に間違いなく差し障ります。悪魔のささやきを振り切り、浮いた時間で天文館をしばし歩いて名残を惜しみました。宿に預けた荷物を引き取り、駅に移動し新幹線のホームに上がると、満月と観覧車が重なるという印象的な光景が。三夜にまたがる滞在はこれにて完結です。往路と同じ800系に乗り込み、本日の投宿地となる熊本へ向かいます。

★鹿児島中央1933/つばめ346(5346A)/2030熊本
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小春日和の九州へ 2018続編 - 分家無邪気

2018-12-23 17:47:24 | 居酒屋
天文館でもう一軒寄りたかったと申しました。その一軒とは「分家無邪気」です。温泉に寄ったのは、開店までの時間稼ぎという目的に加え、駅からの移動経路に無駄がなかったという事情によるところもあります。駅から歩ける範囲に温泉があり、そこからさらに東へ歩くと天文館の商店街に突き当たり、少し南に店があるという寸法です。
そこまでは狙い通りだったものの、全てが都合よく運んでくれるわけではありません。開店を15分ほど回ってから乗り込むと、カウンターの所々に予約席の札が立っており、その時点で嫌な予感がしてきました。その予感は残念ながら的中し、通されたのは末席でした。先客は二人連れが三組と独酌が一人。他にも予約席があって、角を挟んだ二席だけが空いているという状況の中、そのうちの一つに通されるという結果です。
常々語っている通り、「魚仙」ではカウンターの角に好んで着席し、そこを指定席、特等席と名付けています。しかるに何故この店に限って末席かといえば、カウンターの形状が違うのです。L字の角を斜めに切り取った「魚仙」のカウンターに対し、こちらは文字通りのL字型です。その結果、「魚仙」では角に着席することによりカウンターの中心を向くところが、ここでは直角に交わったカウンターがそのまま前へ延びる形になります。その結果、先客らが飲み食いするところを正視するという、何とも間の悪い眺めになってしまうのです。
悠長に風呂など浴びず、開店と同時に乗り込めばよかったのかもしれません。しかし、争奪戦に加わるのは野暮であり、少し回ってから乗り込むのが自分の理想とするところでもあります。そもそも予約でこれだけ埋まっている以上、もう少し早く来ればよかったという問題でもないでしょう。実際のところ、六時前には早くも札止めとなる一方、その後は先客が二組続けて席を立ち、立った直後にお客が入るという場面もありました。要は運の問題ということです。今回は巡り合わせが悪かったと割り切り、おでんと鶏刺しだけいただいて切り上げました。
そのようなわけで、半端な結果に終わったものの、列車の時刻を気にするよりはよかったともいえます。この店の味噌おでんと鶏刺しを、一年ぶりに味わえただけでも十分と感謝し、余力は熊本に注ぎ込めばよいでしょう。「江戸の仇を長崎で」の心境です。

分家無邪気
鹿児島市東千石町11-4
099-222-4976
1700PM-2300PM(LO)
第二・第四月曜定休

三岳・不二才
突き出し(枝豆)
おでん三品
地鶏盛合わせ
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小春日和の九州へ 2018続編 - 霧島温泉

2018-12-23 17:25:33 | 温泉
「分家無邪気」が開くのは五時半、一風呂浴びてから向かえば丁度よい見当です。朝風呂を浴びる時間はさすがになかったものの、今一度「霧島温泉」に寄っていきます。
法華クラブに泊まるなら、わざわざここまで入りに来る必然性はありません。しかし、やむなく他の宿に泊まったときも、ここが使えるのは助かります。那覇行のフェリーに乗るとき、一風呂浴びてから港へ向かうのも良さそうです。何かにつけて使えそうな一湯でした。
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小春日和の九州へ 2018 続編 - 第三夜

2018-12-23 16:57:47 | 九州
半日の小旅行を経て鹿児島に戻りました。幸い雨に降られることはなかったものの、こちらでは予報通りに降ったらしく、路面が少し濡れています。通り雨が空気を変えたか、昨日と違って半袖ではやや肌寒くなってきました。とはいえ耐え難いほどでもありません。上着は最後まで無用の長物となりそうです。
熊本へすぐさま移動する手もあるにはあります。しかし、熊本では「瓢六」が傑出していて、わざわざ他の店へ行こうとする意欲が起きません。むしろ、天文館でもう一軒寄りたいという心情が勝ります。駅ではなく、宿に荷物を預けたのもそのために他なりません。一杯やって荷物を引き取り駅へ向かえば、七時半に出る800系の列車に乗れるだろうという算段です。
とはいえ、列車の時間を気にしたくはありません。N700系で妥協すれば、その後も列車は頻発しており、「瓢六」にも深夜まで入れます。天文館での第三夜を、よい形で締めくくることに注力するつもりです。
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小春日和の九州へ 2018続編 - きりしま13号

2018-12-23 15:00:08 | 九州
思わぬ出来事で時間を消費し、小一時間あった持ち時間が実質30分ほどとなってしまいました。お昼にうどんをいただけば丁度よかったものの、ただでさえ短い宮崎での滞在時間です。腹ごしらえに使うより、少しでも長く宮崎の空気を吸いたかったとでも申しましょうか。夜の部に余力を回す前提でお昼は抜き、土産を買って帰りの列車に乗り込みました。運用につくのはハイパーサルーンこと783系、ローレル賞の銘板も誇らしげなトップナンバーによる編成です。
往路ほどではないものの、帰りの経路も所定の欄には収まらず、一部が手書きとなりました。「宮崎空港、日南線、日豊、鹿児島中、新幹線、熊本、鹿児島、山陽、東海」というもので、「鹿児島、山陽、東海」の部分が手書きです。新幹線で直帰するなら、熊本から先の部分は必要なく、券売機でも発券できるところでした。何から何まで新幹線を前提に組み立てられた近年の交通体系を、一枚の乗車券が無言のうちに物語っています。

★宮崎1416/にちりん13(6013M)/1623鹿児島中央
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小春日和の九州へ 2018続編 - 一悶着

2018-12-23 13:57:36 | 九州
宮崎に着いたところで一悶着がありました。乗り越しで精算が必要だというのです。山陰を通り、さらには九州を半分以上周回して宮崎に至る、よほどの物好きでもない限り選ばないだろう経路だけに、当然券売機では発券できません。わざわざ東京駅に出向き、係員に経路を説明して買ったはずでした。しかしこちらの係員からは、大分経由で発券されているとの指摘が。実際その通りだったため、差額を支払うという顛末です。
元々の券面に表示されていたのは、「東海道、山陽、上郡、智頭急行、智頭、因美、山陰、山口線、新山口、新幹線、鹿児島線、日豊」という経路でした。所定の欄に表示しきれないため、新山口以降は手書きという珍品でした。手書きの部分が「新山口、新幹線、鹿児島中央、日豊」であれば、意図した通りの経路だったところ、実際には「新山口、新幹線、小倉、日豊」で発券されていたということでしょうか。そうだとすると、一度も経由しないはずの「鹿児島線」が何故入っていたかが謎ですが、小倉までは問題なく出場できた一方、その先の下車駅でことごとく弾かれたことからすると、やはり異なる経路で発券されていたと考えてよいのでしょう。
そのようなわけで原券は回収されてしまったものの、代わりにさらなる珍品が手渡されました。元々予定していた経路を表示の上、有効期間を訂正し、「誤発売の為有効期間手書きにて修正」の端書きを加えた、東京都区内から佐土原までの乗車券です。宮崎ではなく佐土原まで買ったのは、同じ運賃で最も遠い駅まで買うという、鉄道好きの習性によるものですが、実際に佐土原まで乗るつもりはありません。恰好の宮崎土産ができました。
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小春日和の九州へ 2018続編 - にちりん16号

2018-12-23 13:22:55 | 九州
一時間の滞在を経て折り返しました。一旦宮崎駅まで乗り、そこから鹿児島方面へ戻ります。
ごく短い時間の乗車ではありますが、印象的な場面がありました。田吉駅の線路脇にコスモス畑があったのです。冬至を過ぎてなおコスモスが咲き、秋の虫も鳴いているという季節感が、東日本の住人には信じられません。

★宮崎空港1320/にちりん16(5016M)/1331宮崎
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小春日和の九州へ 2018続編 - 宮崎空港駅

2018-12-23 12:57:24 | 九州
終点の宮崎空港で下りました。ご多分に漏れず、周囲には空港と駐車場とレンタカーの営業所しかありません。逆に、それ以外のものがある空港など聞いたことがありません。どこへ行っても画一的でつまらないのが、自分が空の旅を嫌う理由の一つでもあります。しかし、鉄道が乗り入れるというと都会の大空港がほとんどのところ、田舎の空港らしい長閑さと、それに見合ったささやかな駅の造り、あらゆる場所に林立するフェニックスの木が、ここならではといえなくもありません。
「宮崎ブーゲンビリア空港」なる愛称があると知って、当代流行のネーミングライツとやらかと思いきや、れっきとした由来があっての命名だそうです。そもそもブーゲンビリアとは、周辺の至る所に植えられている、素人目にはポインセチアのようにも見える鉢植えのことでした。開港60周年を迎えた四年前、創業時の功績者である初代社長が愛した花の名にちなみ、公募により決まったのがこの愛称だと案内板にはあります。つまり、商業的な思惑により決められた「高輪ゲートウェイ」などとは別次元の、愛の込もった名前ということになります。大の飛行機嫌いにとっても微笑ましく思われる逸話でした。
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小春日和の九州へ 2018続編 - にちりん5号

2018-12-23 12:18:33 | 九州
前知事の言葉を借りて、「宮崎をどげんかせんといかん」と申しましたが、これは列車で往復するだけという経路ばかりか、現地での行動までが陳腐なものに終始しているからでもあります。宮崎駅に着いた後、特にどこへ行くでもなく周辺にとどまり、二時間ほどの滞在でお茶を濁す状況が三年続きました。せめて趣向を変えるべく、今回は一つ手前の南宮崎で下車。宮崎空港行の列車に乗り継ぎました。
開業して間もない時期に試乗したのが唯一の機会です。時期は今回同様年末で、今はなき「ドリームにちりん」で早朝にたどり着き、日南線と分岐駅する田吉までは歩いて戻ったと記憶しています。しかし、あれから二十年以上が経ち、どのような場所だったかもすっかり失念してしまったため、久々に乗ってみようと思い立った次第です。

★南宮崎1214/にちりん5(5005M)/1220宮崎空港
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小春日和の九州へ 2018続編 - きりしま8号

2018-12-23 10:31:53 | 九州
宿に不要な荷物を預けて出発しました。乗車したのは宮崎行の「きりしま8号」です。過去の記録を振り返ると、全く同じ列車に四年続けて乗っていることになり、宮崎への行程がいかに陳腐化しているかが分かります。ただし例年と違うこともあります。とにかく暑いということです。錦江湾と桜島を一望する海側の席に着いたところ、車窓から注ぐ日差しが暑すぎて、たまらず反対側に移りました。もちろん上着は預けたままです。念のため羽織って出た半袖シャツも脱ぎ、昨日に続きTシャツ一枚となっています。南九州の気候を割り引いて考えても、この冬の暖かさは異例です。

★鹿児島中央959/きりしま8(6008M)/1204南宮崎
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小春日和の九州へ 2018続編 - 鹿児島ワシントンホテルプラザ

2018-12-23 08:44:24 | 九州
昨晩は宿泊料の高騰に鑑み、宿替えを余儀なくされたと申しました。代わりに世話になったのは鹿児島ワシントンホテルプラザです。
鹿児島では他と比べるまでもなく法華クラブを選んできたため、市内にどのような宿があるかも分かっておらず、ワシントンホテルと聞いてもどこにあるかが思い浮かびませんでした。調べてみて分かったのは、電車通りと二官橋通りの交差点にあるということです。つまり、法華クラブよりもさらに天文館寄りの絶妙な位置ということになりますが、界隈では専ら南の呑み屋街を歩いており、電車通りを歩くことがほぼなかったため気付かなかったのでした。
ワシントンホテルといえば、法華クラブと同様に、どこへ行っても外れのないチェーンの一つです。その中でもここはかなり上位に属します。法華クラブよりもさらに立派な16階建てで、客室も十分広く、大浴場がないことを除けば甲乙付けがたいものがあります。それに加えて特筆すべきは眺望です。割り当てられた13階の客室から、桜島が見えているのが暗い中でも確かめられ、これなら夜明けの眺めも見事だろうと予想しました。その期待通り、明け方に目が覚めたときには影絵になった桜島が浮かんでいて、そこから夜明けの一部始終を見届けました。やむなく選んだ宿ではあったものの、結果としては吉と出たことになります。
おおむね予想通りだったのは朝食についても同様です。品数はもちろんのこと、味、食器など細部についても法華クラブの朝食には一歩譲ります。ただし、最上階の展望レストランでいただけるのはここならではの特権です。優雅な雰囲気も含めて考えれば、一応妥当な範囲内といってよいでしょう。部屋からでは望めない、城山側の景色を観ながらいただきました。
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小春日和の九州へ 2018続編 - 四日目

2018-12-23 07:28:31 | 九州
おはようございます。霧の夜明けが二日にわたって続きましたが、今日は朝から晴れています。鹿児島の夜明けは遅く、七時半が迫ったところでようやく朝日が昇ってきました。ただし長続きせず、午後は一時雨というのが最新の予報です。
本日は再び移動中心の一日となります。それも、宮崎まで往復してから熊本へ移動するという、例年通りの行程です。これにより、今年も宮崎には列車で行って折り返すだけとなります。前知事の言葉を借りれば、このお粗末な現状を「どげんかせんといかん」とかねがね思ってはいるものの、今回も妙案が浮かぶまでには至りませんでした。佐賀については、唐津と合わせて一日かけるという行程を初めて試し、おおむね成功を収めたため、九州では宮崎をどうするかが唯一残る課題となります。
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小春日和の九州へ 2018続編 - のり一

2018-12-23 01:51:14 | B級グルメ
「菜々かまど」の唐揚げが一人でいただくには多すぎて、すっかり腹が満ちました。二軒目へすぐさま行くのは無理とみて一旦退却。案の定そのまま眠りに落ちてしまい、一時を回ったところで目覚ましに起こされるという経過です。昼に訪ねた「小金太」の餃子がうまそうだったため、腹ごなしをして挑戦するにもやぶさかではなかったものの、いざ目覚めてみると、この時間から餃子とビールとラーメンをいただこうという気分でもありません。結局落ち着くべきところに落ち着き、「のり一」の暖簾を再びくぐりました。
二度目が巡ってきたのであれば、チャーシュー大盛を早速試してみるまでです。その正体は、元々3枚あるチャーシューが倍になるというものでした。100円という値段からしても、おおむね想定内とはいえるでしょう。ただ、「小金太」と「くろいわ」のチャーシューが、100円でどれだけ増えるかと考えたとき、鹿児島のラーメンとしては買い得なのだろうかという疑問が残ります。なまじ時間を置いたことで、腹がこなれた代わりに酔いが覚め、結果として物足りなく感じてしまうという誤算もありました。やはりここには、余勢を駆ってなだれ込むのがあるべき形と再認識した次第です。
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