日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

北海道花見の旅 2012二日目

2012-05-13 23:43:33 | 北海道
帰宅しました。今回の旅を総括するなら、僥倖の一言に尽きるのではないでしょうか。大型連休の直前まで日帰り圏内で足踏みしていた桜前線が、汗ばむ陽気で一気に北上したかと思う間もなく雨風に散り、そこから一週間で稚内にまで到達したときには、今年の花見もこれで終わりとばかり思ったものです。それでも今回の旅を決行したのは、道北でさえ桜が散り出しては他に行き場もなく、函館の宿を取ってしまったから行くかといった程度の考えからでした。函館なら花見ができずともそれなりに楽しめ、ついでに八重桜か枝垂桜が見られればそれで十分という想定です。ところが、いざ蓋を開ければ散り際とはいえかなりの数の桜が残って、二日目にいたっては日本晴れの空の下で華麗な花吹雪を存分に鑑賞できたのですから、僥倖という以外に言葉が見つかりません。
桜を追って北海道に渡り、これほど見事な桜を眺めて締めくくれるなら、まさに有終の美というにふさわしく、花見の旅をここで完結させようという気がしないでもないのは事実です。しかし、もちろんこの自分が余力を残して切り上げるなどということがあるはずもなく、道東で花見ができるならもう一度北海道へ飛ぶことになると思います。この週末に苫小牧でも桜が咲いて、蕾のままで残るのはとうとう釧路と根室の二ヶ所のみになりました。トリを飾る釧路の開花予想は24日で、今のところ連休前から一日たりとも変わりません。もしこれが事実なら、中一週おいて再来週が今年最後の花見となります。しかし、釧路と根室だけが他の土地より二週遅れになるとも思えず、来週末に繰り上がる可能性も少なからずあるのではないかと予想します。航空券を手配するなら、事前購入割引の期限である水曜までに事実上決断しなければなりません。それまでは、二週連続の渡道も視野に入れつつ開花情報を注視したいと思います。
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北海道花見の旅 2012番外編

2012-05-13 13:35:42 | 北海道
唐突ですが、ここで経過報告を兼ねた業務連絡があります。五稜郭公園に入って五時間経過しましたが、あまりに天候と眺めがよくいまだに終了の目処が立ちません。現時点で森へ行くというプランは完全になくなり、函館公園へ行けるかどうかも微妙な情勢になってきました。しかし、この桜が見られるなら終日滞在しても不足はないため、このまま時間を気にせず進みます。このような状況だけに、帰着までblogの更新には手がつけられそうにありません。顛末は最後の花見が終わった後で少しずつ綴って行きたいと思います。なお、このメッセージは自動的に消滅します…
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北海道花見の旅 2012番外編

2012-05-13 07:13:28 | 北海道
さて、昨日は昼過ぎから慌ただしくなって更新が途切れてしまい、今のところそれ以降の顛末を追記して行く時間もありません。活動再開に先立ち、以前予告した方法でこれまでの行動を振り返っておきます。まずは五稜郭公園を二時間ほどかけて回ってから函館公園へ移動し、ここで日没を迎えて引き続き夜桜見物に移行、最後は五稜郭の繁華街で軽く一杯引っかけて宿へ戻ったというのが大まかな行動です。花見は申し訳程度にして谷地頭で一風呂浴び、函館山から夜景を眺めて居酒屋で一献傾けるといったプランを思い描いていたはずが、いざ現地へ乗り込むと、あらかた散ったかと思われた桜が意外なほど残って、函館公園にいたってはいまだに満開でした。道東の開花状況によってはこれが今年最後の花見になる可能性もあり、少なくともソメイヨシノはこれが見納めになります。そう思うとなおさら去りがたく、10時の消灯を見届けるまで滞在してしまったという次第です。その結果谷地頭と函館山には寄れず、居酒屋も中途半端になったとはいえ、今しかできない花見に時間を注ぎ込んだ上での結果なのですから、これはこれでよかったのでしょう。幸いにして、今日も絶好の花見日和に恵まれました。今年最後になるかもしれない花見を存分に満喫したいと思っています。
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北海道花見の旅 2012二日目

2012-05-13 07:01:54 | 北海道
活動を再開します。昨晩はさほど深酒したわけでもないというのに、宿に戻るやいなや連日の疲労が噴出し、倒れ込むようにそのまま眠ってしまいました。しかし、今朝方目が覚めると、そんな疲れも吹き飛ばすような青空が窓の外に広がっていました。雲一つない快晴なのはもちろんのこと、まさに北海道というべき高くて鮮やかで透明な空です。散り際とはいえ、これなら桜も格段に映えるでしょう。兎にも角にも、まずは見物客が増え出す前に五稜郭をもう一度訪ねることにします。
最新の予報では、この空も午前中に一旦曇ると予想されているものの、もしそのまま晴れてくれれば、次に函館公園を再訪します。おそらくは、この二ヶ所で午前一杯を消費するのではないでしょうか。今回の目的からすれば、午後は森のオニウシ公園まで足を延ばして花見の名所をもう一ヶ所訪ねるというのが順当ながら、函館でこれだけの桜が見られるならば、移動時間をかけてまで行く必然性はないため、函館に終日滞在するのも悪くはないような気がします。いずれにしても、この天候ならどこへ行っても不足はなく、帰りの列車が出る五時までの時間はたちまち過ぎることになりそうです。
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