名護を通って本部の町に着きました。一年ぶりに再訪して変わったのは、名護からの449号線が本部の町の入口まで全線四車線化されたことです。鉛色に曇った空とはいえ雨もなく、東シナ海を横目に見つつ信号もない快走路を疾走する、それなりに快適なドライブでした。と思ったら、着くや否や空がますます暗くなって雨粒が落ちてきました。これでは車を降りて海を眺めるような状況でもありません。来た道をそのまま引き返して名護へ戻り、申し訳程度に市街を定点観測してから早々に那覇へ戻ります。何のために来たのやらorz
活動を再開します。予想通りというか何というか、那覇市街には昨日と全く同じ鉛色の空が広がり、路面は雨に濡れています。早春の肌寒さも、昼過ぎまで雨という予報も昨日の朝と全く同じで、その雨が昨日は結局終日降り続いたことを考えると、今日の天気も推して知るべしといったところでしょう。今回は徹頭徹尾天候から見放されましたorz
まあ、嘆いても始まらないのでともかく先へ進みます。まずは一般道を北上して名護まで走り、本部、今帰仁と半島を一周して、最後は高速を飛ばして那覇へ戻ります。この天候では欲張る必要もないため、時間が足りなくなればその時点で切り上げて折り返せばよいことです。少し早めにレンタカーを返して、那覇市街で一杯引っかけてから帰ります。
まあ、嘆いても始まらないのでともかく先へ進みます。まずは一般道を北上して名護まで走り、本部、今帰仁と半島を一周して、最後は高速を飛ばして那覇へ戻ります。この天候では欲張る必要もないため、時間が足りなくなればその時点で切り上げて折り返せばよいことです。少し早めにレンタカーを返して、那覇市街で一杯引っかけてから帰ります。
本日の全行程終了です。天候不順にたたられ二日で走行100km足らずというスローペースに甘んじた今回の活動も、残すところ明日一日となりました。三日間那覇近辺でお茶を濁して終わりではさすがに話にならないため、明日はよほどのことがなければ北部まで足を延ばすつもりです。特にどこへというプランはないものの、那覇を早めに出たら名護と本部あたりを回って少し早めに切り上げ、最後は那覇で一杯引っかけてから帰りたいと思います。
日曜深夜の歓楽街は明かりもまばらで、この時間になっても時折小雨が落ちてきます。せめてこの雨だけは上がってほしいのですがね…
日曜深夜の歓楽街は明かりもまばらで、この時間になっても時折小雨が落ちてきます。せめてこの雨だけは上がってほしいのですがね…
那覇の街に戻りました。一時止んだかに見えた雨が再び降り出し、市街は霧雨に煙っています。まったく飽きもせずよく降るものです。半袖で過ごせた昨日と違い、今日は長袖シャツでも足りずその下に一枚着込んでちょうどよく感じます。「寒い」とまではいかないものの、「うすら寒い」という言葉がしっくり来る空気です。去年は一月の末に訪ねて、暑からず寒からずほどよい気候だったという記憶があります。それを思うと、沖縄に来て寒さを感じたのは初めての経験ということになります。
さっさと切り上げ酒場めぐりへ繰り出すつもりが、土産を買うなどするうちに結構な時間を消費して、気付けば昨日よりも遅いスタートとなってしまいました。しかし、もとより那覇の夜の始まりは遅く、ほとんどの居酒屋が6時開店です。7時過ぎに始められれば何の問題もありません。昨日の教訓から日中は朝昼兼用のMOS以外飲まず食わずで通したため、良好な状態で夜の部に突入できます。順当なら三軒程度のはしご酒になりそうです。
さっさと切り上げ酒場めぐりへ繰り出すつもりが、土産を買うなどするうちに結構な時間を消費して、気付けば昨日よりも遅いスタートとなってしまいました。しかし、もとより那覇の夜の始まりは遅く、ほとんどの居酒屋が6時開店です。7時過ぎに始められれば何の問題もありません。昨日の教訓から日中は朝昼兼用のMOS以外飲まず食わずで通したため、良好な状態で夜の部に突入できます。順当なら三軒程度のはしご酒になりそうです。
戦跡めぐりを終えて那覇へと戻る道すがら、本島中南部の風物詩ユニオンで土産を買います。かねひで、サンエー、りうぼうなど地場のスーパーが数ある中でこの店を選んでしまうのは、偏に店頭で流れるCMソングのせいです。「UNIONですから」と題されたその曲は「ヤマダ電機の唄」と同様非常に中毒性が高く、一度聴いたら耳について離れないのです。公式サイトでも聴けるとはいえ、やはり店頭で流れるのを聴くのは格別です。わざわざ聴き取りやすい場所を探して曲が流れるのを待ち構えるなど、完全に中毒患者と化しています。
国道のラストナンバー507号線を南へ向かって走行中です。昼までに止むといわれた雨は相も変わらず降り続いて、多少小降りになったのと引き換えに今度は風が出てきました。この調子では屋外の活動は成立しそうにもなく、だからといって平和祈念資料館も前回前々回と立て続けに訪ねて、今回重ねて行くほどではありません。平和祈念公園と周辺の霊域を申し訳程度に訪ねたら那覇まで早めに戻り、今日も酒場めぐりに費やす一日となるでしょう。経験上、沖縄の天候にはさほどの期待をしていなかったとはいえ、これほどの外れ年は初めてです。
牧志公園の桜を再訪します。改めて眺めると本当に満開です。しかし、満開になったからといってソメイヨシノのような華やかさもなければエゾヤマザクラのような力強さもなく、赤っぽい小ぶりな花がつつましやかに咲いており、これが沖縄の桜かと実感はするものの、それ以上でもなければそれ以下でもないというのが率直なところです。さほどの感動がないのは、花と枝振りが地味なのもさることながら、多分にこの天候のせいでもあります。雨足は昨晩よりもさらに強まり、傘がなければ過ごせないような本降りになって、これでは花見気分も興ざめです。日本晴れの空の下で眺める桜と、どんより曇った空の下で眺める桜では、全く違う花かと思えるほどに印象が変わってきます。晴天はは望むべくもないとはいえ、この雨が予報通りに止むならば、もう一度違う気分でこの桜を鑑賞してみたいものです。
活動を再開します。少し遅めの再開となったのは、沖縄時間に引きずられたのもさることながら、相変わらず天候が芳しくないという理由によります。空はどんより曇って、一時止んだ小雨が再び降り出し、どこへ行く気も起こらないような空模様になっています。最新の天気予報ではこの雨も昼頃に止むとはいうものの、北部へ行けば行くほど雨上がりが遅れるようで、遠出をする意欲も一気に失せてきました。代わりに明日の予報が終日曇りになったとはいえ、今のところ出発前の予報より一貫して悪い方向へ振れているだけに、これとてどうなるか分かりません。今回は一度として日の光を拝まずに終わってしまうのでしょうかorz
ともかく、この状況では手の打ちようがないため、昨日に続き那覇市街とその近辺でお茶を濁して早々切り上げるという選択肢も浮上してきました。とりあえず、昨日の桜を明るいうちに眺めたいのと、市内に新MOSができたのでこれらは必ず行くとして、それ以降のことは天候の回復次第で考えます。
ともかく、この状況では手の打ちようがないため、昨日に続き那覇市街とその近辺でお茶を濁して早々切り上げるという選択肢も浮上してきました。とりあえず、昨日の桜を明るいうちに眺めたいのと、市内に新MOSができたのでこれらは必ず行くとして、それ以降のことは天候の回復次第で考えます。
居酒屋の店じまいとともに初日は終了となります。結局今日は一度として地図を開くことがありませんでした。いわゆる「沖縄時間」につられてスローペースになりがちな当地の旅とはいえ、一日の移動距離がたかだか十数kmというのはさすがに初めてです。変わり種のヒュンダイ車もこれではもてあまし気味なので、明日は名護方面まで足を延ばしたいと思います。といっても、今さらどことどこをめぐるといった明確なプランがあるわけではありません。明日の朝目覚めた時の気分に任せて決めたいと思います。おやすみなさいzzz
桜が咲き残っているという噂を聞きつけ牧志公園へとやってきました。大半の桜が散って新緑へと変わっている中、なるほど一本だけが満開のまま残って春雨に濡れています。沖縄で桜が咲き出すのは一月下旬、それから一月たてばさすがに花見の時期は過ぎるだろうと思ったはずが、図らずもこれで去年に続き沖縄で花見ができたことになります。この先九州と四国にまで行けるかどうかは微妙だとしても、五月に北海道へ行ければ、日本列島を股にかけた花見の旅が今年も実現することになります。この冬の寒さで今年は開花予想も遅めです。今年の桜前線はいつどこで本土上陸を果たすのでしょうか。
それにしても、北国が深い雪に埋もれる中、沖縄はもう新緑の季節に入っているのですから、この島国も思いの外広いものです。先ほどと全く同じ台詞とはいえ、先週末津軽を訪ねた直後だけに、季節感の違いもなおさら大きく感じられます。
それにしても、北国が深い雪に埋もれる中、沖縄はもう新緑の季節に入っているのですから、この島国も思いの外広いものです。先ほどと全く同じ台詞とはいえ、先週末津軽を訪ねた直後だけに、季節感の違いもなおさら大きく感じられます。
出発からの走行距離わずかに13km, まだ二時台だというのに早々と宿にチェックインしました。まずまずの天候と思ったのも束の間、那覇の街へ入る頃にはどんより曇って小雨が降り出し、ランチを終えたところで本降りに近い雨となってしまい、一気に意欲を失ったというのが理由です。渡りに船というべきか、那覇の宿には二時から入れ、三時には目当ての酒場の一軒が開くという状況だったため、今日はこれ以上動かず酒場めぐりに費やすことといたしました。こんなことならランチを軽くしておけばよかったのですが、その時点ではこのような展開が想定できなかったので仕方がありません。那覇の夜は長く、三時からのスタートでは時間をもてあます可能性が高いので、一休みして四時か五時頃に動きたい思います。
三時間弱の無味乾燥な移動を経て那覇に着きました。気温は19度、空は明るい曇り空で時折日差しがのぞきます。可もなく不可もなくといったところながら、過去二回は着いて早々傘をさしても濡れるほどの土砂降りが日がな一日続いたので、それを思えば今日の天気は上出来ではないでしょうか。大崩れすることはなさそうなのでまずは一安心です。
気温の違いもさることながら、肌にまとわりつくような湿っぽさは春先の気候ではなく、明らかに南の島特有のものです。レンタカーの営業所への送迎バスが冷房を入れています。六月になってもストーブを焚く北海道と、この沖縄が同じ日本だというのですから、この島国も思いの外広いものだと改めて実感させられます。長袖の出番はここまで、島内では終始半袖で過ごすことになりそうです。
気温の違いもさることながら、肌にまとわりつくような湿っぽさは春先の気候ではなく、明らかに南の島特有のものです。レンタカーの営業所への送迎バスが冷房を入れています。六月になってもストーブを焚く北海道と、この沖縄が同じ日本だというのですから、この島国も思いの外広いものだと改めて実感させられます。長袖の出番はここまで、島内では終始半袖で過ごすことになりそうです。
今年も沖縄ゆかりのナンバー、羽田の58番乗り場から沖縄へと旅立ちます。私が飛行機という乗り物をどれほど嫌っているかについては過去の記録に譲るとして、近年その飛行機嫌いがより一層明確になってきたのを感じます。といっても、自分をますます飛行機から遠ざけるような出来事があったわけではなく、「飛行機の何が嫌いなのか」が自分の中で明確になってきたということです。ズバリ一言でいうなら、私が飛行機を嫌うのは、それが旅情を台無しにする乗り物だからです。
まだ肌寒い早春の内地から、汗ばむ陽気の沖縄まで、中間を一切省略して瞬間移動するかのような無粋さに、私は何回乗ってもなじむことができません。むしろ乗れば乗るほどその無粋さがうっとうしく感じられてきます。思うに、旅とは目的地へ至る過程そのものを楽しむことであって、それを省略してしまっては単なる移動に過ぎません。移動とは、その名の通りある場所から他の場所へと移る行為であって、目的地へ到達するという結果のみを追い求めた無味乾燥な行為です。結果のみが意味を持つなら、そこへ至る過程は短ければ短いほど望ましく、移動時間は苦痛以外の何物でもなくなります。このように、似ているようで対極にある行為といえるのが「旅」と「移動」ではないでしょうか。そして、「移動」の目的を究極まで突き詰めた乗り物が飛行機なのだと私は思います。
そのような乗り物に旅情など望むべくもありません。楽しいはずの旅の一部が、座席に縛られ時が経つのを待つだけという苦痛に変わり果てる現実には、毎度のことながら辟易させられます。最も安上がりな交通手段とはいえ、沖縄へ空路で渡るにつけ、金銭的な安さとは裏腹に損をしているような気がしてなりません。一週間を越える休みが遠慮なくとれる身分なら、私は迷うことなく船で沖縄へ渡るでしょう。そんな暮らしは夢のまた夢に過ぎませんがorz
それにしても、飛行機に乗る都度これほど不平不満をたれる人間もそう多くはないでしょう。要は自分に金と時間がないのがいけないのです。しばらくの辛抱と割り切って今年も飛行機の世話になります。次は那覇でお会いしましょう…
まだ肌寒い早春の内地から、汗ばむ陽気の沖縄まで、中間を一切省略して瞬間移動するかのような無粋さに、私は何回乗ってもなじむことができません。むしろ乗れば乗るほどその無粋さがうっとうしく感じられてきます。思うに、旅とは目的地へ至る過程そのものを楽しむことであって、それを省略してしまっては単なる移動に過ぎません。移動とは、その名の通りある場所から他の場所へと移る行為であって、目的地へ到達するという結果のみを追い求めた無味乾燥な行為です。結果のみが意味を持つなら、そこへ至る過程は短ければ短いほど望ましく、移動時間は苦痛以外の何物でもなくなります。このように、似ているようで対極にある行為といえるのが「旅」と「移動」ではないでしょうか。そして、「移動」の目的を究極まで突き詰めた乗り物が飛行機なのだと私は思います。
そのような乗り物に旅情など望むべくもありません。楽しいはずの旅の一部が、座席に縛られ時が経つのを待つだけという苦痛に変わり果てる現実には、毎度のことながら辟易させられます。最も安上がりな交通手段とはいえ、沖縄へ空路で渡るにつけ、金銭的な安さとは裏腹に損をしているような気がしてなりません。一週間を越える休みが遠慮なくとれる身分なら、私は迷うことなく船で沖縄へ渡るでしょう。そんな暮らしは夢のまた夢に過ぎませんがorz
それにしても、飛行機に乗る都度これほど不平不満をたれる人間もそう多くはないでしょう。要は自分に金と時間がないのがいけないのです。しばらくの辛抱と割り切って今年も飛行機の世話になります。次は那覇でお会いしましょう…