駄日記

ゲーヲタの駄日記。好きなネタについてダラダラ書いてるチラシの裏。

「く くそっ! きょ きょうのところは これくらいにしといてやる!おぼえときな! ぺっ!」

2007年01月22日 | レビュー・感想
今日は『ファイナルファンタジーVアドバンス』の感想。

SFCニ作目のFFとなるFF5をGBAに移植した作品。FF5の特徴としては、時間の概念のある戦闘システム「ATB」を進化させ、「FF3」に登場したジョブチェンジシステムを進化させ…。私的にゃFFの基盤システムを築き上げた作品だと思います。まー、毎回システムが変わるのもFFなんですがね。

昨年、DSでFF3をやったばかりなせいか、ジョブチェンジシステムの進化っぷりが凄く面白く、FF3以上に各職業の特徴を活かして戦えるのがステキ。更にアビリティシステムのおかげで、ナイトに「カウンター」つけたり、黒魔道士に「りゅうけん」つけたり…とか、ジョブとアビリティの組み合わせがとにかくいっぱいあって楽しめる。

自分好みの育て方が出来るので、全員魔法使いにして挑むのもヨシ、全員力技でもいくのもヨシ、力と魔法を兼ね供えたキャラを育てる…なんてのを目指すのもヨシ。自由度の高いキャラクター育成が出来るのが面白いです。ジョブレベルを上げるのが楽しくて気が付いたら数時間経ってた…なんてことも。今やってもFF5のシステム面は十分すぎるほど面白い。

GBAへの移植にあたり、会話時に主人公らの顔が表示されるようになってたり、追加要素として新ジョブなどが追加されたり、音楽鑑賞機能が追加されたり、オメガ、しんりゅうを越える敵なんてのもいたり。SFC版体験者でも楽しめる新要素ってのが増えてるのは○。

個人的に凄いなと思ったのが、GBAのショボい音源でSFC版の音を中々良く再現しているところ。さすがに劣化してる部分はあれど、BGMに関してはかなり頑張ってると思います。ゲームのBGMには意外と五月蝿い俺ですが、「ビックブリッジの死闘」なんかは主旋律を優先するために効果音削ったりしてたりしてあって、そういった移植の仕方をしたってのはかなり評価出来るかと。

興味がある人は試しに聴いてやって下さいな。
FINAL FANTASY V advance panish ray
FF5アドバンス ギルガメッシュの「じばく」阻止

PS版FF5と違ってロードも無いので、物凄くテンポよく遊べるのもポイント高し。気のせいかSFC版より戦闘のテンポ良くなってるかも。PSのFFコレクション(※ちなみに限定二万本の時計付きのヤツ)買った時はSFCレベルの作品であんなにロードすると思ってなかったし…。PSのFFコレクションでロードが許容出来たのはFF4だけでしたわ。中断セーブが出来るようになったので手軽に遊べるのもポイント高し。

不満なのは、SFC版と比べ、SEがショボショボなのと、街中でも戦闘中でもところどころ処理落ちが発生すること。一部の効果音(※黒魔法バイオとか)はほぼ別物にしか聴こえない…。あまり気にしないよう努力はしてますがGBAの音源じゃこんなもんなのかな。そこだけ残念。

とはいえ、GBAでここまでFF5が再現出来てるのは凄いなぁ…と思った。あくまでもSFC版の移植であって、大幅なリメイクでないのは残念といえば残念であるが、FF5という作品が持つパワーは今やっても全然色褪せてない。未だにこの辺りの作品を越えられていないPS2のRPGとかいっぱいあるワケですしね。ここまで完成度の高い移植をしてくれたのは素直に嬉しい。やっぱり2DのRPGって味があって好きだわさ。「FF5アドバンス」は文句なしにオススメします。ここまでしっかり携帯機で遊べるRPGは中々ないと思うので。