Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで13年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

台北 國立故宮博物院展

2014年07月22日 | art
赤ん坊連れではお茶会はもちろん映画も展覧会もしばらくお預けね~と思っていましたが、博物館はけっこう、オムツ替え設備ありとか授乳可とか書いてあり、「それって、連れて行ってもいいってこと⁈ ま、他の方のご迷惑にならない範囲でということで。」
と、いうことで、先々週、金曜の延長開館を活用して、東博の台北 國立故宮博物院展に行ってきました。

とはいえ、ぐずってしまうとやっぱりハラハラ、気を使って、何度かでたり入ったり★
まあやむをえませんが、それでも見てみたかったのは…

あれは何年前だったか、忘れられないのですね、南京の故宮博物院展。
それが忘れられず、北京の台北 故宮博物院展が来たときも炎天下並んで… 北京て「門外不出の至宝」であのくらいしか残っていないのか‼ が感想…
もしや一番いいものは台北か⁈と期待の展覧会でした。

確かにいいのですが。
もしかして私が、豆彩とか青花とか、見慣れてしまったのかなぁ☆
いいものとは思いつつ、うわあーっと感動しない寂しさ~
あるいは、完璧な形、完璧な仕上がり…完璧すぎるツマラナさ? ゆがみやムラのある不完全さをめでる日本の美意識や茶道具の好みが強くなってきたか。。。


… 今回解説を読んでいて気づいたのは、中国朝廷代々といっても、古い王朝の宮廷の品々がそのまま伝わっているわけではなく、宋以降なんだな~ということ。もちろん古い分も蒐集されたのでしょうが、宮廷伝来品なんではないということですね。
と、いうことで、相変わらず青銅器は根津か東博の方がよいです。

書は、おそらくいいものがいろいろ、しかも広く展示されていて、良かったと思います。
王義之とか・・・まず滅多に見られないもの・・・ということを聞き知っているだけで、そのよさが堪能できないのは私の目がないから。
それと、中国の書は篆書、草書、楷書、というバリエーションはあるけれど、ひらがながないとアタリマエのことに気づく。。。 光悦様も定家様も仮名漢字交じりの変化や抑揚が前提なんだな~と、中国の書を見ていまさら日本の書の一面を納得しました。


それでも、こりゃーすごいと思ったのは堆朱。
堆朱も出光とかすごいのありますけど。堆朱・堆黒はあこがれるなぁ。いいなぁ。。。

それからテレビでも紹介されていた汝窯の青磁・・・青磁楕円盤「水仙盆」。この天青色、ほんとうに美しかったです。きれいだ。。。


金曜の夕方・・・。
子連れで落ち着かない観覧でしたが、わざわざ出かけただけのお楽しみは満喫してまいりました。
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2 コメント

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お子様連れ (赤坂うさぎ)
2014-07-22 17:11:37
確かにお子様連れは周りに気を配らないといけないので大変ですね。でも昨今はちょっとしたところでも授乳室や赤ちゃんルームが整備されていて理解度が深まっているように思います。いいことですね。
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気力体力勝負 (ぴんくこあら)
2014-07-24 20:13:40
そうですね。でもミルクにお湯・湯冷ましと、オムツと温度調節の羽織りものを持って、歩道で気を遣い電車で気を遣い遠回りしてエレベータに廻って順番を待ち授乳室に周りベビーカーを預けて抱き・・・ 気力体力勝負です。
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