Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで13年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

高貴な悦び

2006年07月22日 | art
先日第3期を見てきた、宮内庁三の丸尚蔵館の「花鳥ー愛でる心、彩る技〈若冲を中心に〉」展の第4期に行ってきました。

今回は特に感激的な絵ばっかり!
三の丸尚蔵館の展覧会概要のページに掲載されている「旭日鳳凰図」も「群鶏図」も、今期の展示です。
それに、「老松白鳳図」も、「大鶏雌雄図」も、私が観てみたいと思っていた「貝甲図」も!!
更に、酒井抱一の「花鳥十二12ヶ月図」も!
巣晴らしすぎます。
これで無料なんて…(笑)。


私はもともと宗達・光悦~の琳派の思い切ったダイナミックな構図や色遣いが好きなので、抱一の絵を見る機会も多かったのですが、宗達・光琳と抱一・其一などと、少し雰囲気が違うように思っていました。
今回の抱一の更に、酒井抱一の「花鳥十二12ヶ月図」をみて感じたのは、違うかもしれないけど、色っぽい。
杜若の茎の曲線、朝顔の蔓の曲線などなど、とても官能的だな~と思いました。

もっとも、抱一も其一も直線的というか硬質の絵もあるので、一概には言えません。

さて、それに対して若冲ですが、今回とても感じたのは、鳳凰の恍惚感というか、この声をあげている(と思われる)鳳凰は、とてもいい気持ちに感じていて、その悦びに思わず声をあげたシーンに違いない! と思いました。
今回は「旭日鳳凰図」と「老松白鳳図」と2羽(?)の鳳凰が展示されていたのですが、特に白鳳は真っ白なこともあって高貴さも漂って、「高貴な悦び」を感じました。
観ていても幸せ。。。


第4期は8月6日(日) までです。お時間のある方には、お勧めです!!

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2 コメント

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鳴き声 (Tak)
2006-07-25 20:39:35
こんばんは。

TBありがとうございました。



>巣晴らしすぎます。

私もあらためて涙涙涙でした。



>思わず声をあげたシーン

これ仰るとおりだと思います。

で、どんな鳴き声だったのかと

今ずーーと考えています。

返信する
うっとり。 (ぴんくこあら)
2006-07-26 09:44:23
Takさん、こんにちは。

コメントどうもありがとうございます。



鳴き声ですか!

そうですねぇ、どんななんでしょうね。

考え悩むのもなんだか幸せですね。(^^)
返信する

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