東京美術倶楽部の特別展へ行ってきました。
美術倶楽部にはこれまでも何度か。
特別展は、3年にいちど、東京のトップクラスの骨董屋さんが自慢のお品を並べる展示販売会です。お買いものではなく、目の保養、お勉強。。。
でも、うわぁ~、こういうもの、売り買いされているんだなぁ、すごいなぁ、いいなぁ。。。 という世界を垣間見る楽しみがあります。
特にお茶碗や水指などは、美術館と違って触れて持ってみることができて嬉しい。いや、欠いたり割ったりしないようにとちょっとドキドキしてしまうけれど、そこで傷にしないために、お道具の拝見の仕方もならっているわけだし!
呉器茶碗をいくつか持ってみて、形、重さ、楽しみました。
南蛮水指、見た目より軽かった。共蓋もよいけれど、南蛮に塗蓋がなかなかいいかも。
乾山の替茶器、よかったなぁぁぁ 特にガラスケースに入ってしまっていたけれど、ケースの裏に回らせていただいて裏も拝見してきました。四方の形よし、緑の見込みよし、外側の鉄絵の椿よし、字よし。
遠州の茶杓、持って表裏返して、つらつら拝見させていただきました。裏がきれいなんでしょ?という銘ですから、上から眺めて通過している場合ではありません。
光悦の色紙や断簡の軸もちらほらみかけました。いかにも華やかな光悦様のもの、淡々と描かれたようなもの。どちらもたいへんきれい。。。
そっか、特別展では、お茶道具はどの流派でも流祖クラスばかり。近現代の家元作品や好みのお道具などはほとんど並ばないわけで。。。お高いようでも、そういうものはお安いほうなのですね~。それはそうよね~。お茶会でもそういうお道具組の会は、お手軽ということなのかも★ モチロン会費も。。。
いや。疲れますが、しかし行って見てみるだけでもたいへんな刺激、たいへんな勉強になります。それが特別展。美術館でみるのと同じクラスのものが見れますが、興奮度が違いますね。いえ、買えないけどねーーー。
連れて行かれた子どものほうは、はじめのうちは、黒織部を「これ好き」とか言っていたのですが。。。 桃山の黒織部の沓茶碗。触らせてあげられるシロモノではありません
いつもとすこし違って「触っちゃだめ」と言われるし、遊べないし、ストレス溜まって、後半「もう帰るー」を連発しましたソリャソウダ★
それでもパパと手をつないで階段にエスカレーターに、電車で抱っこしてもらって眠って、いつもとちょっと違うご馳走を食べて、お留守番よりずっと良かったことでしょう。
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