Verdure 4F

茶道25年、ブログ19年! 家業を継いで13年。息子は10才。子育て、茶道、季節行事、料理、日記、読書の記録など。

「遠州・不昧の美意識」展 お茶会

2013年03月14日 | 茶道
根津美術館の「遠州・不昧の美意識」展を見、また「花を待つこころ」、一般むけの気楽なお茶会に参加させていただきました。


遠州、不昧の好みのお道具は、悪く言うと強烈な特徴がなく、自然にさら~っと見てしまいます。でも良くいえばそれが「綺麗」ということで、綺麗っていうか、穏やかで落ち着いた感じがあります。
井戸茶碗「忘水」は、小振りで手馴染みがよさそうで、良かったな~
堅手茶碗「長崎」も良かったです。


そして、お茶室「披錦斎」でお茶会。学芸員さん総出?の、お心づくしのお茶会です。
初心者向けながら本格的で、お道具の話などほんとうに丁寧にご説明いただきました。
それがまた、学芸員さん的なところが深いご説明なところが面白く、新鮮な勉強になりました。

よもぎと餡の和菓子。草団子と同じなのにちゃんと上生菓子で、おいしかったです。
初めて拝見する流派のお点前。けっこう、大違い お道具のお話が始まるとついそのお道具のほうを見てしまうのですが、あっお点前を拝見したいッと思って目を戻す・・・。柄杓の扱い、茶巾の扱い、興味深かったです~。

お道具もゆっくり拝見させていただきました。
手にとっては「それは・・・」と柔らかくお断りされてしまいましたが、でもお願いすると蓋をとって中を見せていただくことができ、すごく良かったです。
棗や香合なんて、蓋をした状態だけでは楽しみも知識も半分。棗はお点前で注目の集まる中、蓋をとって扱うものなので、蓋をあけたときに「わぁっ」と思う装飾がされていることが多いので、展覧会の展示というのは、使うときの楽しみをぜんぜん伝えてない展示だとあらためて思いました。


お稽古を休まれているお仲間の方が別のお茶席に参加されていて、久しぶりにお目にかかれて食事をしました。
おしゃべりおしゃべり♪


そして最後に、いつもの古代中国の青銅器で、饕餮くんの方盉を観てまいりました。
何度見てもこれはすごい。
古代中国、それも長江文明について少し知りたいな~と思っている昨今です。

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