夏休みに入り、子どもたちと肥満との関係を調べた結果が２つ発表された。１つは、夏休みにクーラーの効いた部屋で体を動かさないまま４０日間を過ごし、体重が一気に増える児童が多いという国立保健医療科学院生涯保健部の調査結果。そしてもう１つは、長寿の島として知られている鹿児島県・奄美諸島の沖永良部島に住む小学生の肥満率が全国平均の１・５倍であるという鹿児島県立短大の研究結果。「夏休みの過ごし方の良し悪しは体重にも現れるのか」とか、「暖かい地域が上位だった長寿ランキングも将来は変わってくるかもしれないなぁ」と他人事のように思っていたのだが、たいへんなことがわかってしまった。肥満度を示す国際的な指標にＢＭＩというのがある（体重÷身長÷身長、体重はキロ、身長はメートルで計算）。この数値が２５以上だと肥満になるわけだが、計算してみたら自分自身が肥満だった。びっくりした。夏休みの小学生とか、沖永良部島のことを言ってる場合じゃない。「この夏５キロ減量」が夏休みの宿題になってしまった。ちなみに体脂肪率は僕の場合１５％前後で肥満ではなく標準なのだが、先日、親戚のおばちゃんから「アキラ、あんた太りすぎで背広ピチピチやんか！」と言われた。葬儀会場でお悔やみの言葉よりも前に「太りすぎ」と言われてしまう有り様だ。もはや体脂肪率が低いから大丈夫というレベルではない。体脂肪率とＢＭＩ数値、そのどちらから見ても肥満と判定されない体にしていかなければ。