ディレクターのまっちゃん(女性)の結婚披露パーティー(場所:ホテル京阪ユニバーサルタワー32階)に出席した。案内状には「仮装でお越しください」と書かれていた。でも、独身、彼女なしの僕にとって、やはりこの手のパーティーはカッコよく決めたい。ということで、仮装ではない気取った格好で出かけてしまった。
だけど、会場についてビックリ!みんな手作り衣装などでバッチリ仮装している。上の写真で横に写っているひやまディレクターは、赤と白の縞模様にジーンズ、眼鏡でウォーリーだ。僕の勘違いで、もしかしたら漫画家の楳図かずおだったのかもしれない。
こちらはガンダムのIさん。主にダンボールとガムテープでここまで仕上げたそうだ。こうなってくると、僕の服装がますます中途半端になってくる。仕方がないので封印していたあの言葉を使うことにした。鉄板だからだ。
「どうもー、ブラックマヨネーズの小杉です」
そう言うことで仮装が成立するのかどうかわからないが、みんな笑顔になったので失敗ではなかったのだろう。こんなことになるのなら、顔が全くわからないぐらい仮装すればよかった。結婚披露パーティーでは期待の分だけ後悔することは学んでいたはずなのに、またもや余計な色気を出してしまった僕が悪いのだ。
番組スタッフのみなさんは、テントウムシやヒヨコ、セクシーキャット、鬼太郎、博士、ピエロなど、それぞれキャラクターになりきることを楽しんでいた。ここ数日間、仕事のあとに夜遅くまで衣装づくりをしていたそうだ。
なかでも圧巻なのは、本郷猛から仮面ライダーに変身したTさん。変身前は、本郷猛かゴルゴ13かよくわからない風貌だったが、ショッカーにさらわれた花嫁を救出しようと変身ポーズを決めたあとは見事な姿に。
2日間徹夜してこの衣装を作り上げたそうだ。出席者を楽しませたい。新郎新婦を心から祝福したい。そういう強い思いがみんなの人気者を登場させた。
徹夜もせず、前日たっぷり寝てパーティーに出席した僕には、この最高のシチュエーションでも素敵な出会いなど巡ってくるはずがない。行けばなんとかなるだろうなんて甘い考えではダメなんだ。
楽器も弾けない僕は、スタッフのみんなの演奏を反省しながら聴いていた。
この日、最後に僕が口にした言葉は、
「次にみなさんが仮装するのは僕が結婚したときですよ!」
シーーーン。。。
楽しそうに笑っていたみんなが蜘蛛の子を散らすように去っていき、急いで帰り支度を始めた。