「『たかじんのそこまで言って委員会』の再現VTRの仕事が入ったよ。木曜のスケジュール、大丈夫かな?」
担当マネージャーのUさんから電話。
「大丈夫です!空いてます!うわぁー、めっちゃうれしい!」
毎週みている番組に再現VTRとはいえ出演できる喜びをそのまま言葉にしてマネージャーに返事をした。
「今回は再現VTRやから芝居せなアカンみたいやで。できるやんな」
「もちろんです!任せてください!」
と言って電話を切ったところで、ある不安がよぎった。まさか!?あの役なのか?先月、CM撮影で好評だったあのセールスマン役なのか?プロデューサーが「森本さんにピッタリの役やで」と話したあの震災便乗商法の悪徳セールスマン役……。
でも、違っていた。今回は悪役ではなく、いい役。詳しいことは内緒にしておくが、現場はとても楽しかった。敏腕ディレクターのMさんが朝8時という時間にも関わらず、明るく、最高のノリで指示をしてくれる。欲しい映像やよりおもしろくなる微妙な角度、動きをわかりやすく説明してくれるから、演者としてはとてもやりやすい。「OK!いただきました!最高っ!!」な~んて言ってくれて、とても気分がいい。
僕がいい役でちょこっと出演している「たかじんのそこまで言って委員会」。放送は19日(日)午後1時30分からの予定。僕を知ってる人がみたら「あっ、出てるやん!」と必ず気づいてもらえると思います。
追記:6月19日、予定どおり出演シーンがオンエアされた。「たかじんVS(バーサス)」のコーナーで、女性スキャンダルのあった後藤田正純議員とイタリアのベルルスコーニ首相のうち、パネラーのみなさんはどちらの味方をするのか選んでもらおうという再現VTR。担当のIさんから電話があったとき、撮影内容を聞き、「あっ、後藤田さんの役ね」と真っ先に思った。僕と後藤田さんは、どこか重なる部分があるなと思っていたのだ。たとえば、水野真紀さんのことはデビュー当時から大好きだし、顔のテカリ具合もそっくりだと前々から気づいていた。Iさんと話しながら、北川景子似の女性との熱いラブシーンに向けてイメージやら何やらと、いろいろとふくらませていたのだが、実際はリポーター役だった。次回は、議員の役をやってみたいなぁ。スキャンダルではなく、国民のためにがんばってくれた議員さんの役。はて、今の日本にそういう政治家はいるのだろうか?