日曜日、畑中ふうさんのライブに行ってきた。
ふうさんが「50歳」、「生き心地」というテーマで、自分自身と向き合い紡ぎ出した言葉を独特の語りで披露していく。そして、作曲家・ピアニストとして活躍する上畑正和さんが、昭和14年製の足踏みオルガンを使って即興で旋律を奏でていく。
ふうさんは、朗読を曲のようにして伝えていく試みをやってみたかったそうだ。でも、歌うのではない。語り手としての世界を表現するために今回のような手法を選んだのだ。
やってみてすごく気持ちよかったとふうさんは感想を話した。それは見ている僕にも伝わってきた。こういう表現方法もあるんやなと勉強になった。
僕も早いうちにライブをやってみたいと思っている。関西のトップを走るナレーターの畑中ふうさんがスタジオを飛び出しライブを始めたのは2年前というから急ぎすぎかもしれない。しかし、普段の仕事では得られない緊張感や充実感はきっとプラスになるはずだし、何より自由に好きなことを表現して突き抜けた快感を味わってみたい。日頃は原稿や台本という枠の中で、求められた以上のパフォーマンスを発揮し自分らしさを出すことに力を注いでいるが、そういったものを取っ払ってどんなことを表現できるのか挑戦してみたい。ただ、気になることが。もし、僕がライブをやったらお客さん集まってくれるんやろか?最初は単独ではなく、何かのイベントにこそっと割り込ませてもらいましょか。