駅までの道はすっかり落葉の道に変わってしまいました。団地の中はサクラ、バス通りはプラタナスやイチョウ、駅周辺はナンキンハゼ。色とりどりの葉が陽射しを受けて最後の輝きを放っています。これが終わると冬枯れの淋しい街になります。
亡くなった姪が住んでいたマンションの引っ越しの手伝いに六甲道まで行ってきました。近くに住む妹のSちゃんの家にエアコンを移動させたり職場のお友達に家電を引取ってもらったりと既に殆ど片付いていて引っ越し屋さんに運んでもらう分はほんの僅かでしたと言うより処分してもらう家具や布団、カーペット等の運び出しのようなものでした。部屋の引き渡しは来週末なのですが私がここへ来る事はもう二度と無いと思うと少し感傷的になりました。何も無い部屋を見渡していると元気なときの彼女の姿が思い出されて増々淋しく悲しくなってきます。今頃アチラの世界で何をしているかなあ?もしかしたら私の父母や夫の脈をとって血圧を測ってくれているかも?