水の森の「丘の上の花園」でクレマチスの「ニオべ」が咲いています。このニオべは主人が育てていたクレマチスで、亡くなった後に園に引き取ってもらったものです。
主人は鳥取のクレマチスの育種、生産者さんから取り寄せてたくさん育てていました。今のように通販が一般的ではなかった頃(30年以上前)で小さな冊子が送られてきて注文していました。一番のお気に入りがこの「ニオべ」と「セレーネット」でした。どちらもビロードのような感じで「ニオべ」は赤いですが「セレーネット」は紫色でした。「ニオべ」は今でも種苗店で売られていますが「セレーネット」はカタログでも見たことがありません。注文で買っていた苗は一番お安い物でも1000円以上していました。お気に入りの苗は2〜3000円以上していたと思います。数年前に手元に残っている冊子に書いてある電話番号にかけてみたら、現在はクレマチスの育苗は辞めて水稲の品種改良をされていて、新しい品種も作られているとの事でした。ご飯はいただきますが水稲には縁がないのでしばらくお電話でおしゃべりさせてもらいました。
先日、お寺さんから17回忌の案内が来たのでこの「ニオべ」も園に移ってからでも丸15年は経ったのですね。