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そよ風に髭をなびかせて・Moookな毎日

The breeze gently waves Moook's beard.

嘘をついたら閻魔様に舌を抜かれるぞ!

2010-04-01 | Moook の 父ちゃん
あれは何年前だったろうか?
まだMoook's papaが20代の頃。
その日は、たまたま一人きりだったので、早めにTVを見ながらビールを飲んでいた。
相手をするのは猫の「しょん」だけ。

やがて、ニュースの時間になった。
確か、キャスターは筑紫哲也だった。
その中で彼は言った。

「今日、アメリカ大統領が宇宙人と交信しました」

私は、持っていた箸をポトリと落とした。
これは凄い事になったぞ。
さあどうしよう。。。。。
興奮した私は立ち上がって部屋をウロウロと歩き回った。

やがて、「今日は4月1日です」と、
筑紫哲也はノー天気に言った。
私は怒りを爆発させた。
なんと愚劣な奴だ!
それから、私は筑紫が出ると急いでチャンネルを変える事が習慣になった。

騙したあいつが悪いのか?
騙された私が馬鹿なのか?

生涯、嘘を一度も言った事の無い私には忘れられない思い出である。
え! それは嘘だろうって?



まあ、嘘の一つや二つは言ったかも知れないけどね(←これも嘘)



  Moook:  「父ちゃんの嘘は数え切れませんよ」
  父ちゃん: 「こらこら、秘密をばらすな」

阪神淡路大震災派遣時に公園で遭った犬

2010-01-18 | Moook の 父ちゃん
判定
 阪神淡路大震災からもう15年。あの朝は、東名高速を走っていた。
ラジオが「神戸で地震がおきました。けが人がいる模様」との一報
それが時間と共に惨状が克明に放送されてきたが、政府の対応は遅々として進まない。
車の中で苛立ちを覚え、思わず「何をやってるんだ」と叫んだ記憶がある。
 その後すぐに、所属する会に国から県を経て要望が出た。
地震被災建物の状態を判定する「応急危険度判定」への派遣要請だった。
私(ムークの父ちゃん)も第二次派遣に参加する事となった。
 当初は、参加人数も判らず、支部の皆さんに電話を掛け捲って参加を呼びかけた。
その結果、大部分の人から参加承諾を頂いたが、
この支部からは一名との事で、結局、私が行くことになる。

 今では、全国的に「応急危険度判定士制度」が普及して、大地震時には即応できる体制が整っている。
しかし、阪神淡路大震災の時には静岡県と他の一つの県ぐらいしか準備されていなかったのです。

 その判定とは、被災建物を調査して、被害状況により
「調査済み(安全)」「要注意」「危険」
の三つに分類して右のような判定結果を建物に貼り付ける。

表

 先ほど、資料を読み返したら、懐かしいスケジュール表が出てきた。

朝5:30 起床
 6:30 徳島市内のホテルを出発して、徳島港からフェリーに乗る。
 9:20 神戸に着いて、各自自転車に乗って判定作業に出かける。
     この時に、駅弁風の弁当とペットボトル一本を支給された。  
     判定作業の合間に、昼食を取る

夕5:00 岸壁に集合する。夕方の岸壁は寒い。。。火の気も無く。
     一時間以上をひたすら体をブルブル震わせてフェリーの接岸を待つ。
     他の船との順番も有って目の前の海上にフェリーが来ても乗れない。
     下の写真がその岸壁に集合してる状況。
 8:00 徳島港着
 9:00 やっと夕食になる。

このスケジュールの繰り返し、暗いうちに出て、暗くなってから帰る毎日でした。

写真
岸壁での写真(右の写真の一部拡大)
感謝状
貰った感謝状


 前置きが長くなったけど、此処からが今日の記事の本題です。

 判定作業を続けてお昼頃になると、公園などの一角で持参のお弁当を食べるのが日課。
ある日、何時ものように公園にやって来ました。
震災後、人は誰も居ない寂しい公園です。
少しでも温かい日の当たる場所を選んで、冷たく冷え切ったお弁当を食べ始めた。

 そうしているうちに、何処からか犬が一頭やってきた。
薄い茶色の中型の犬、首輪はしていなかったと記憶している。
トボトボと歩いて来て、ちょっと離れた所からこちらを見ている。
普通よりはだいぶ痩せているようだった。
「おいで。こっちへおいで!」と呼ぶと近寄ってきた。

 しかし、反応があまり無い。
シッポは軽く下を向いたまま微動だにしない。
「おなかが空いてるんだろ?」
ご飯を一握り与えようとしたが、食べようともしない。
ただ、じっと私を見つめているだけなのだ。

 地震で飼い主と離れ離れになってしまったのだろうか?
相当なショックを受けて、このように放心状態になってしまったのか?
何度、ご飯を与えようとしても食べなかった。
私は、なすすべも無くその犬を見ているだけだった。

 やがて、犬は踵を返してやってきた方角へと去っていった。
やはり、主人を探して歩き回っていたのだろうか?
「きっと会えるよ!」と呟くことだけしか、その時の私には出来なかった。


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僕の父ちゃんもトリミングに行ったぞ。

2010-01-14 | Moook の 父ちゃん
  父ちゃん: 「ちょっくら、トリミングに行って来るぞ」
  Moook:  「はーい、行ってらっしゃい。」
          「しかし待てよ?父ちゃんは人間なのにトリミングかい?」


父ちゃんは、近所の床屋さんに散髪に行きました。
実は、明日、新年会があるので、伸びた髪を整えに行ったのです。

床屋さん「どんなカットにしますか?」
父ちゃん「いつもみたいにカッコ良く頼むね」
床屋さん「いつものようにですね」(´o`)??

チョキチョキ気持ちよい音。しばらく作業が進むと

床屋さん「頭のてっぺんがちょっと寂しくなって来ましたね」
父ちゃん「げ!本当?」

実は父ちゃん、最近ストレスが溜まってるので、その影響がおつむに来てるようです。
近い将来に、顔文字アイコンとそっくり同じになるかも知れません。アハハ!

床屋さん「眉毛も伸びて来ましたね」
父ちゃん「うん、シュナウザーを飼ってるから似てきちゃった」

  Moook:  「父ちゃん、トリミングの後は記念撮影だぞ!」
  父ちゃん: 「おっとっと、父ちゃんの場合は撮らなくて良いのだ」
  Moook:  「なるほど、父ちゃんの場合はトリミングしても可愛くはならないもんね」

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gooの「トラックバック練習板」

2009-12-21 | Moook の 父ちゃん
勘違いして使っていた言葉、ありませんか?(12月21日) - トラックバック練習板
小学校唱歌の「ふるさと」
  兎追ひし かの山
  小鮒(こぶな)釣りし かの川
  夢は今も めぐりて
  忘れがたき 故郷(ふるさと)
この「兎追ひし」の歌詞を「ウサギ美味しい」と勘違いしていた、
との笑い話は有名ですがムークが住むこの市内には「香貫山」と言う山が有り、
またその麓には「狩野川」と言う川が流れている。
従って小学生達は皆、自分の町の歌だと思って次のように歌って育った。
  兎追ひし 香の山
  小鮒(こぶな)釣りし 狩野川
  夢は今も めぐりて
  忘れがたき 故郷(ふるさと)
故郷を離れたこの町の出身者は歌うたびに、この山と川を思い出すことでしょう。
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トラックバックは、なかなか理解しがたい機能です。
上手に使えば、便利なのでしょうけど、
同じ話題で記事を書いた時など、
例えば一つのオフ会の記事を数人で書いた時などには利用できそうです。

父ちゃんの頭が段々。。。?

2009-12-17 | Moook の 父ちゃん
父ちゃんが「髭剃りクリーム買ってくる」と言って薬局へ入っていた。
やがてアタフタと帰って来たが、手には何も持ってない。

Moook:  「父ちゃん、買い物はどうしたの?」
父ちゃん: 「おっと、忘れて来ちゃった。実はねぇ。。」

父ちゃんの話によると、
男性化粧品のコーナーで髭剃りクリームを探してたら、「新発売!泡で染まる毛染め」が目についた。

父ちゃんは白髪が目立って来たのを気にしていたので、
「どれどれ」としゃがみ込んでそれを手にとって説明を読んでると、
あとからやって来た男が、上の棚の商品をゴソゴソ探している。
「五月蝿いなあ、頭の上でゴソゴソしやがって、俺の頭の白髪の本数でも数えてるのか!」
怒った父ちゃんが立ち上がって、その男を睨んだ。
次の瞬間、その男は叫んだ。
「あ、君は。。。!」
父ちゃんも叫んだ。
「あ、先輩。。!」
その人は、父ちゃんの先輩だったのだ。

「お元気そうですね」と父ちゃんが言うと、
相手は「君もまだまだ若くて良いなあ」と言ったが、
お互いの手元を見て二人は沈黙してしまった。

父ちゃんの手には「白髪染」
先輩の手には「養毛剤」がしっかりと握られていたからだ。

何年振りだろう?
お互いに懐かしさを感じると共に、
言葉では表現できない年月の流れがそこに有った。

黒髪だった父ちゃんの髪にはチラホラ(どっさり?)白い毛が混じり。
綺麗な銀髪だった先輩の髪は、ハラハラと散った落葉樹(プ!)。

二人は手に持った商品を同時に棚に戻して
「じゃあ、元気でね」と別れて来たそうです。

「シュナウザーは、禿げないのだ 」 by Moook

「いやあ、タイミングが悪かったぜ」 by 父ちゃん