父ちゃんが「髭剃りクリーム買ってくる」と言って薬局へ入っていた。
やがてアタフタと帰って来たが、手には何も持ってない。
Moook: 「父ちゃん、買い物はどうしたの?」
父ちゃん: 「おっと、忘れて来ちゃった。実はねぇ。。」
父ちゃんの話によると、
男性化粧品のコーナーで髭剃りクリームを探してたら、「新発売!泡で染まる毛染め」が目についた。
父ちゃんは白髪が目立って来たのを気にしていたので、
「どれどれ」としゃがみ込んでそれを手にとって説明を読んでると、
あとからやって来た男が、上の棚の商品をゴソゴソ探している。
「五月蝿いなあ、頭の上でゴソゴソしやがって、俺の頭の白髪の本数でも数えてるのか!」
怒った父ちゃんが立ち上がって、その男を睨んだ。
次の瞬間、その男は叫んだ。
「あ、君は。。。!」
父ちゃんも叫んだ。
「あ、先輩。。!」
その人は、父ちゃんの先輩だったのだ。
「お元気そうですね」と父ちゃんが言うと、
相手は「君もまだまだ若くて良いなあ」と言ったが、
お互いの手元を見て二人は沈黙してしまった。
父ちゃんの手には「白髪染」
先輩の手には「養毛剤」がしっかりと握られていたからだ。
何年振りだろう?
お互いに懐かしさを感じると共に、
言葉では表現できない年月の流れがそこに有った。
黒髪だった父ちゃんの髪にはチラホラ(どっさり?)白い毛が混じり。
綺麗な銀髪だった先輩の髪は、ハラハラと散った落葉樹(プ!)。
二人は手に持った商品を同時に棚に戻して
「じゃあ、元気でね」と別れて来たそうです。
「シュナウザーは、禿げないのだ 」 by Moook
「いやあ、タイミングが悪かったぜ」 by 父ちゃん
やがてアタフタと帰って来たが、手には何も持ってない。
Moook: 「父ちゃん、買い物はどうしたの?」
父ちゃん: 「おっと、忘れて来ちゃった。実はねぇ。。」
父ちゃんの話によると、
男性化粧品のコーナーで髭剃りクリームを探してたら、「新発売!泡で染まる毛染め」が目についた。
父ちゃんは白髪が目立って来たのを気にしていたので、
「どれどれ」としゃがみ込んでそれを手にとって説明を読んでると、
あとからやって来た男が、上の棚の商品をゴソゴソ探している。
「五月蝿いなあ、頭の上でゴソゴソしやがって、俺の頭の白髪の本数でも数えてるのか!」
怒った父ちゃんが立ち上がって、その男を睨んだ。
次の瞬間、その男は叫んだ。
「あ、君は。。。!」
父ちゃんも叫んだ。
「あ、先輩。。!」
その人は、父ちゃんの先輩だったのだ。
「お元気そうですね」と父ちゃんが言うと、
相手は「君もまだまだ若くて良いなあ」と言ったが、
お互いの手元を見て二人は沈黙してしまった。
父ちゃんの手には「白髪染」
先輩の手には「養毛剤」がしっかりと握られていたからだ。
何年振りだろう?
お互いに懐かしさを感じると共に、
言葉では表現できない年月の流れがそこに有った。
黒髪だった父ちゃんの髪にはチラホラ(どっさり?)白い毛が混じり。
綺麗な銀髪だった先輩の髪は、ハラハラと散った落葉樹(プ!)。
二人は手に持った商品を同時に棚に戻して
「じゃあ、元気でね」と別れて来たそうです。
「シュナウザーは、禿げないのだ 」 by Moook
「いやあ、タイミングが悪かったぜ」 by 父ちゃん