いいねえ 大人がおとならしく
子どもが子どもらしい。
両親の離婚で東の街に引っ越してきた少年直之。
学校もお家も楽しくない、しんどい。
そんな少年直之が迷い込んだのは
不思議な町の不思議な人達。
リペアラーの高塔を師匠と呼ぶ少年直之。
毎日訪れるその場所で少年直之は、
成長する。
高塔師匠のような目で人間を見られたらどんなにいいだろうか。
自分がそうなる、というよりは
子育てにしんどかったり
人間関係にしんどかったり
そういう人がそんな時に
出会える存在があればいいのに、と思うのだ。
あー、私もトトロが見てみたい。
高塔師匠にいろいろリペアしてほしい。
軽快な大阪弁がとってもいい感じ。
下町不思議町物語 (新潮文庫) | |
香月日輪 | |
新潮社 |