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moon

通勤読書 189

「空飛ぶ広報室」有川浩


有川さんなら甘ーいお話。。。と思っていたら
そうでもないような気がして。。。
いやいや、十分甘いよ、とも思える、かな。
待ってましたと手にとる。

航空自衛隊のお話ですが、
「県庁おもてなし課」といい、広報としては
有川さんの右に出る人はいないのでは・・・
あ、もちろん「阪急電車」で我が町西宮も。

お得意?お好き?な自衛隊モノのなかでも、
いい目線の書き方で、まず躓いたところから
生き生きと蘇る若者を描くところが、
気持ちがよかった。

みんな魅力的な人達で
その業界とその人となりが特徴をよく捉えていて面白い。
スッキリ、さわやかで、限りなく優しい
そういう男の巣窟だなぁ。
それが、有川ワールド。
いい男に会いたくなったら行く場所。

「あの日の松島」は
書かなくてはいけない話であったと思うけれど、
ちょっと読むのには勇気がいる。
でも、知らなければならない、
知るべきあの日のこと、なんだ。
明るく震災の頃の話をする
女性自衛官の会話があったけれど、
あれは、よくわかる。
身をもってよくわかる。
みんなそれぞれだけど、いろいろだけど、
そんな風に話すことができるのは、
とても大事な癒しなのだ。
泣くことと同じくらい大切。




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空飛ぶ広報室
有川浩
幻冬舎

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コメント一覧

根無し草
コワコーのPOP
どこの書店も今回もクワコーのダメダメさに大爆笑て書いてあるのに笑い、奥泉氏のコメントもダメ教師クワコーを愛情持って書きましたってこの人絶対書きながら爆笑してると思いました
(笑)
クワコーはちょっとマネしにくいですよねこういうキャラは。

真梨幸子の『殺人鬼フジコの真実』は前作を買ったのと
文庫書き下ろしで出るので買うんですけどね・・・・・

u-mi
3冊も
でるんですか。
それは楽しみです。

面白い本が出るのはいいですね。
チョイスするのは読者ですから
いろいろなのがでるといいなぁ、と思いますが。
根無し草
3には
森谷明子さんも書いてますね。
春までに3冊出るそうですよ。

最近の傾向としてイヤミスかユーモアというのが
多いようです。出版社の作家への注文が。
u-mi
うわぁ
それは。。読みたいなぁ。
いいなぁ。


お草さん、お元気かしら。
お会いしたいですね。
根無し草
因みに
2には坂木司、初野晴、3には伊坂幸太郎、吉永南央が
書いてるそうです。

近藤史恵の『はぶらし』はイヤミス臭プンプンのサスペンス
で読むのしんどかったです(笑)
吉永南央の新作『RE*PAIR』というのもそんな感じ
だそうです。
早くお草さんの新作が読みたい今日この頃。
u-mi
そうですね
『シアター!!3』読みたいです。

『エール!』読みたいです。
聞くだけでもいい感じ。
手に取ったらっもっといい感じかな。
根無し草
旅猫よりも
『シアター!!3』を早く出して欲しいですね。

実業之日本社文庫の書き下ろしアンソロジー、
『エール!』というのは働く女性をテーマにしたお仕事
小説なんですが、1には大崎梢、近藤史恵、小路幸也、
青井夏海他2名の短編が入ってます。

3まで出るんですけど面白そうですよ。
u-mi
確かに
少女マンガな要素が多いから・・
これから、違う色合いの作品も期待したいですね。
『旅猫レポート』はちょっと触手が動かないかなぁ・・・
根無し草
個人的には
今のままでも充分甘過ぎるんですけどね(笑)
女性でも苦手だという人結構いるので、これからは
違うタイプの作品も書かないとダメだと思います。

『旅猫レポート』は来月発売ですけど、連載が評判良く
なかったのが心配です。
u-mi
うまいですね。
有川さん、よくわかってらっしゃる!

少しでも、目先を変えて、あの手この手。
平積みの表紙もにぎやかで面白いです。


根無し草
有川さんの作品は
甘ーい甘ーいだけの恋愛小説なら読者は
もうたくさん!!てなってたと思いますが、
この人の場合、片方は自衛官で頻繁に会えなかったり、
図書隊の上官と部下だったり、野草料理をメインにしたりといろんな要素を入れてるのが上手いというか、
悪く言うとあざといところでもあるんですが(笑)
だから人気があるんでしょうね。


『三匹のおっさん』は、文庫が出てからこの人の
読者層が広がったのは確実で、普通のオジサンによく
売れていてこの層向けにドラマ化しても面白いかも知れませんね。

『謎解きはディナーのあとで』の文庫は書き下ろし
ショートショートが入っていてお得です(オマケに加筆修正アリ)

『和菓子のアン』の文庫には恒例のリンク短編
入ってないかなぁ?クリーニング店の彼が一番出しやすいと思うんですが。ご近所なので。

東直己『猫は忘れない』、吉永南央『その日まで』は
もう文庫化、早過ぎますね。
七尾与史の『要介護探偵の事件簿』も一年経たずに
大幅加筆修正され、『さよならドビッシー前奏曲 要介護~』として文庫化されましたし、出版業界も大変です。
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