有川さんなら甘ーいお話。。。と思っていたら
そうでもないような気がして。。。
いやいや、十分甘いよ、とも思える、かな。
待ってましたと手にとる。
航空自衛隊のお話ですが、
「県庁おもてなし課」といい、広報としては
有川さんの右に出る人はいないのでは・・・
あ、もちろん「阪急電車」で我が町西宮も。
お得意?お好き?な自衛隊モノのなかでも、
いい目線の書き方で、まず躓いたところから
生き生きと蘇る若者を描くところが、
気持ちがよかった。
みんな魅力的な人達で
その業界とその人となりが特徴をよく捉えていて面白い。
スッキリ、さわやかで、限りなく優しい
そういう男の巣窟だなぁ。
それが、有川ワールド。
いい男に会いたくなったら行く場所。
「あの日の松島」は
書かなくてはいけない話であったと思うけれど、
ちょっと読むのには勇気がいる。
でも、知らなければならない、
知るべきあの日のこと、なんだ。
明るく震災の頃の話をする
女性自衛官の会話があったけれど、
あれは、よくわかる。
身をもってよくわかる。
みんなそれぞれだけど、いろいろだけど、
そんな風に話すことができるのは、
とても大事な癒しなのだ。
泣くことと同じくらい大切。
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