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「展望塔のラプンツェル」宇佐美まこと 2020-59

「展望塔のラプンツェル」宇佐美まこと

児相に勤務する松本悠一は、市の「こども家庭支援センター」の
前園志穂と連携して、問題のある家庭を訪問する。石井家の次男壮太が虐待されていると通報が入るが、どうやら五歳児の彼は、家を出てふらふらと徘徊しているらしい。
この荒んだ地域に寄り添って暮らす、フィリピン人の息子カイと崩壊した家庭から逃げてきたナギサは、街をふらつく幼児にハレと名付け、面倒を見ることにする。
居場所も逃げ場もない子供たち。彼らの幸せはいったいどこにあるのだろうか―。
(「BOOK」データベースより)

山本周五郎賞候補作。

辛くてしんどくて痛くて悲しいこと満載。
こんなにしんどいのに一気読み。

そして最後ちょっとホッとする。

でも、児童虐待も性暴力もネグレクトもなくならない。
不妊治療における精神的なケアは出産後も必要な気がするし。
人間はおろかで悲しい生き物だと思わされる、
それでも、強くてしなやかで優しさも持っている。

そう思える作品でした。あー、泣いた。

#NetGalleyJP


 

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