moon

通勤読書 17

               「おいしい水」  原田マハ



80年代の神戸が舞台。
それだけで、私の気持ちはわしづかみ。

大人になる前の、背伸びした、19歳の時の神戸ってなんか分かる。
絶対分かる。
きっとそれは場所が違っても同じだと思う。
19歳の頃のあの感覚って。

これでもかってくらい知ってる場所が出てくる。
私は北野の異人館まで上がることはほとんどないけれど、
その風景は知っているし身近だ。

話の中で、「ドアノーの写真集」が出てくる。
あまりにも有名なあの「市庁舎前のキス」は
わたしもポストカードを持っていた。

「エビアン」は前を通ったことあるよ、、
あの、THE喫茶店だよね。。多分
トアロードを登ったところにあるパン屋も
センター街の角のカバン屋も
わかる、わかる、ホントにあの頃に戻ったようだ。。
震災前の神戸に。

うれしいなぁ、
きっと故郷が舞台の小説ってテンションあがるよな、
と思っていたけれど
年代もピッタリはまっていてホントにトリップした感じだった。

そして私も憧れていたよ、コムデギャルソンの服に!!!





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