見出し画像

moon

「平成くん、さようなら」古市憲寿 2020-111

サクッと読めるかと思ったのに意外にも、
いえ、やっぱり「死」を扱った話はしんどい。

「安楽死」が合法化した日本、という設定。

自ら選ぶ「安楽死」
それさえも他人事のようにとらえているような「平成くん」

後半、ゆっくりじんわりと重さを増してきて、
最後は泣けた。

死を悟った猫のように「平成くん」が消えてしまった。

それにしてもスマートスピーカーの声が愛する人の声
だなんて罪深すぎる。

全編に出てくるブランドの名前やUber、
いちいちイラってするのはそのすべてを使いこなす
平成くんと愛ちゃんにたいして劣等感と
妬みを持っているからだろう、
ええ、私が。

ちょっと舐めてかかったら、
意外にも奥深く、古市氏に心の中で謝った。
 

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「読み物2020年」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事