サクッと読めるかと思ったのに意外にも、
いえ、やっぱり「死」を扱った話はしんどい。
いえ、やっぱり「死」を扱った話はしんどい。
「安楽死」が合法化した日本、という設定。
自ら選ぶ「安楽死」
それさえも他人事のようにとらえているような「平成くん」
後半、ゆっくりじんわりと重さを増してきて、
最後は泣けた。
死を悟った猫のように「平成くん」が消えてしまった。
それにしてもスマートスピーカーの声が愛する人の声
だなんて罪深すぎる。
全編に出てくるブランドの名前やUber、
いちいちイラってするのはそのすべてを使いこなす
平成くんと愛ちゃんにたいして劣等感と
妬みを持っているからだろう、
ええ、私が。
ちょっと舐めてかかったら、
意外にも奥深く、古市氏に心の中で謝った。