「待っていた女・渇き」東直己
短編の「待っていた女」に続く長編の「渇き」
強烈な犯人たちだったけれど、
なんだか、傍観者のはずの
端野教授が一番クセモノな感じが・・
しかし、人間狂ってて当たり前、
みたいな人が多くて、驚き。
バラバラな感じが、グワーッと
ひと固まりのおおきな事件になっていく
その感じがとても面白くて、
飽きなかった。
そんな中で
探偵畝原さん、お父さんなところが
ホッとしたかな。
娘の冴香ちゃんを救いだす、
最後のところは
ちょっと、かっこよすぎるくらいだけれど、
一人しかいないお父さんは、
ヒーローだし、これくらいでないとね。
待っていた女・渇き (ハルキ文庫) | |
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