見出し画像

moon

通勤読書 144

「待っていた女・渇き」東直己

短編の「待っていた女」に続く長編の「渇き」

強烈な犯人たちだったけれど、
なんだか、傍観者のはずの
端野教授が一番クセモノな感じが・・

しかし、人間狂ってて当たり前、
みたいな人が多くて、驚き。

バラバラな感じが、グワーッと
ひと固まりのおおきな事件になっていく
その感じがとても面白くて、
飽きなかった。

そんな中で
探偵畝原さん、お父さんなところが
ホッとしたかな。

娘の冴香ちゃんを救いだす、
最後のところは
ちょっと、かっこよすぎるくらいだけれど、
一人しかいないお父さんは、
ヒーローだし、これくらいでないとね。


 

ブログランキング・にほんブログ村へ

blogram投票ボタン



待っていた女・渇き (ハルキ文庫)
クリエーター情報なし
角川春樹事務所

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

u-mi
大きい事件
ないほうがいいけれど・・・ですね。

たしかに、濃いけれど読みやすい。
なるほど、本当にそうです。
根無し草
東氏の作品は
濃いですが読みやすいと思うので案外
スムーズに読めると思いますよ。

この人、札幌近辺で大きい事件が起こらないと
書けない人みたいなんで今はちょっとネタに
詰まってるみたいです。
u-mi
そうですね
多分、いい感じで読んでいけそうかと・・・
根無し草
『駆けてきた少女』を
読むまでに『悲鳴』まで読んだ方がいいですね。

ススキノ舞台の作品はシリーズ関係なく
発売順に並べて読んでも整合性があるんです。

u-mi
それは
これから畝原さんを
読むのが楽しみです。





根無し草
その辺が
東氏の人間観察の成果かと。こういう人実は
たくさんいますもん身近に。

勝手気ままに生きてる俺に対して、娘を育てながら事務所を構えて探偵として生きてる畝原は
対照的でしょ?
ただ、守る物があるからなのか、弱くなるとこもあるんですけどそこも魅力です。
タウン誌の篠原も登場してるのと、俺シリーズ
と同じ店も出てくるのでチェックしながら読んでも面白いですよ。

北日時代の部下が松尾だったのに、このシリーズ、一番出てきそうなのに出てこない。

畝原の空手もそこそこ強く、横山の息子、貴が社員じゃないけど助手になります。

姉川明美さんと真由ちゃんもレギュラーですが、俺シリーズとリンクした話で転機が・・・
・・

読み応えという部分ではこっちの方があるんじゃないかと思います。

これから段々強大な悪に対峙せざるおえなく
なっていくので楽しんで読んで下さい。

畝原を映像化するなら高橋克典、かな???





名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「読み物2012年」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事