「しあわせのパン」三島有紀子
想像通りの美味しい本。
食べることと生きることって、
本当にストレートに繋がっている。
でも、美味しいばかりの本だと思っていたら
思わぬ心の奥底に問いかけるお話で
阪神大震災の被災者の老夫婦の話に
ガツンとやられた。
ずるいよ、そういう話だと思ってなかったよ。
バスの中で読むんじゃなかった。
水縞くんの日記が、希望の持てる、
ほのかに明るい終わりでよかった。
エピローグはもう少しわかりやすくしてほしかった。
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しあわせのパン (ポプラ文庫) |
三島有紀子 | |
ポプラ社 |