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moon

通勤読書 196

「初恋ソムリエ」初野晴

ハルタとチカちゃんが協力して吹奏楽部の部員を増やす話・・・
じゃなくて、
いやいや、ホントはそうしたいだけなんだけど、
いろんなことが絡んでくるのね。
ハルチカシリーズ第二弾

強烈なキャラクターの高校生がたくさんでてくる。
実際の高校生はもっと暢気な感じがするが(あ、それはうちだけか)
個性的で面白い。

「スプリングラフィ」で
夢と目標を失う高校生の現実の残酷さに
つい、嘆いてしまいそうになる。
「アスモデウスの視線」では
夢を目標を持つことを躊躇する若者と
本当に意味で激しく力強い優しさを持つ大人に
感動する。
生徒からみる先生っていつまでたっても
いくつになっても先生なんだ。

今回もよかったなぁ。



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初恋ソムリエ
初野晴
角川書店(角川グループパブリッシング)

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コメント一覧

u-mi
タレーラン
読むべき本が溜まってて
図書館にギリまで置いてます。

コレがアレして・・・ですか、それはナニですね。
面白そう^^
根無し草
タレーランは
関東でもよく売れてるみたいですよ。

『古い腕時計』はそれぞれ主人公が違うんですが、
最後でコレがアレして、コノ人がコレでこうなるみたいな
構成になってます。
蘇部氏は『六枚のとんかつ』から始まる六とんシリーズ
が有名なんですが、究極のバカミスなんです。

十六夜荘も小説2作目にしてはよく出来た本でした。
u-mi
学校の
合併は多いですね。
共学も増えているし。
吹奏楽部じゃないんですね。
後付けの知識なんだ、スゴーイ。

タレーラン、図書館にようやく入ったようです。
根無し草
初野氏は
母校をモデルにこれ書いてるんですが、最近ネタに
困り同級生に話を聞くと少子化の影響で合併して
校名も変わり、吹奏楽部も無くなったそうです(笑)

因みに初野氏は柔道部だったそうですよ。

ここでお勧めを
古内一絵の『十六夜(いざよい)荘ノート』
若くして会社で出世した主人公があるきっかけで挫折
して退職するんですが、同時期にロンドンに住む祖母の
姉、大叔母が亡くなり大叔母の残した十六夜荘というシェアハウスの住人と触れ合ううちに人間らしさを取り戻し
ていくという話なんですがいい物語でしたよ。

蘇部健一『古い腕時計 -きのう逢えたら-』
これは不思議な時計を巡る一種のファンタジーで連作短編ですが、間違えた前日をやり直すという展開が単純な
ハッピーエンドにならずに面白かったです。

折原一の『タイムカプセル』の文庫は、叙述トリックの
真相部分が袋閉じになってて笑いました。

『珈琲店タレーランの事件簿』40万部突破!!
二匹目のドジョウはいましたね。
書店に新しいイラストの大きいポスター貼ってあるし、
関西意外の人には京都が舞台ってだけで反応するんでしょうね。
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