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moon

通勤読書745 さぁ、音楽を始めよう

「蜜蜂と遠雷」恩田 陸

自分に起こるすべての出来事を、
自分の引き出しに入れていく、
必ず血と肉にする、
若きピアニスト達の
そんな物語に引き込まれました。

欲を言えば、
風間塵のもっといろんなことを知りたかったかな。

彼は、謎が多いのがいいのだけれど。

一つのことにすべてを捧げる若者、
音楽家の力強さに感動しました。

この小説を語るには私の音楽への造詣が浅すぎますが
それでも面白いなぁと思わせます。

某芸大の説明会に行ったとき、
「描きたい絵はまず文章で書いてみると上達します」とおっしゃってましたが
音楽も文章にできるのですね。

しかしながら
みんなとても純粋でいい子たちだったのだけれど
もっと。ギラギラした感じってないのかしら・・・

高尚な音楽の世界にそんなことはないのかなぁ。

 

 

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