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moon

作家のお話

武庫川女子大学の「森絵都さんをお迎えして」というイベントに
行って来た。

学生(一部卒業生)が7人登壇して
森さんとトークセッションをする、というもの。

学生が森さんの作品の中の「この一文」が好きというのを話して
森さんに質問するという方法でしたが。。。
話が長い・・・と言うよりも
まとまっていない学生が多い。
最初の自己紹介に時間とりすぎ、でしたかなぁ。
もっと森さんの話を聞きたかったなぁというかんじだった。

作品のあらすじはあらかじめ冊子かプリント作って
読んでね!でいいと思うのよねぇ、だって長いわりに
的を得ていないのだもの。

しかし、若者の個人的な話は面白かった。
ほとんどの人が中学生で「リズム」や「カラフル」「DIVE」に出会う。
それから、本が好きになりよく読むようになりました、というかんじ。
すごい作品ですなぁ。
鷲掴みですぞ。

本を読まないと言われる若者も音楽の歌詞には敏感。
そこで、中学生対象の作品には、
「印象に残る強烈な一文を意識して書いた」
とおっしゃってました。
さすがです。
そして、今は作品全体を読んでほしいと思うようになった、とも。

児童文学の主人公は優等生か劣等生、
一つのことに秀でている、そんな子が多い。

ごくごく普通の子の方が多いのだから普通の子を書きたかったと
「リズム」について仰っていた。

「DIVE」では飛び込み教室に
「ラン」ではフルマラソンに挑戦したとも。
実体験で感じたからこその納得感みたいなものは強いなぁ。

登壇した卒業生の人が書店員で
児童書の担当の頃、
「カラフル」や「DIVE」を平台に並べ
文芸書で「風に舞うビニールシート」を並べ
そして直木賞を受賞したときは同僚と共に喜んだとか。
「私が書店員になってから森さんの作品は
 いつもそばにあった」と。素敵な話ですなぁ。

タイトルはどうやってつけるか?とか
いろんな質問をもっと聞きたかたなぁ。

あ、あとね、森さん、めっちゃ細かった。
どうでもいいか・・・

最後に、森さんは
「小説は作家が投げるもだけれど、小説が意味を持つのは
 読み手の力だと思っています」
「作品でキャッチボールをしようとは思っていない。
 相手を気にせず思いっきり投げて、
 読み手も作家を気にせず投げ返す、そうやって作品は育つ」と。

実はまだ2冊しかよんでないのだよねぇ。
てへっ。

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