狼狽してた、してた。
人のいい白戸君らしく、巻き込まれてた。
社会人になっても、巻き込まれてた。
白戸君の2作目。
中野区が鬼門の白戸くん。
晴れて出版社勤務の社会人1年生。
だけど、彼の中身は変わっておらず、
行く先々で、じゃなくて
中野区に行くと巻き込まれる。
妙なことに巻き込まれる。
だけど、解決するんだよね、頼りなさそうなのに。
その点は凄い。
「ラリー」のような話が大好きだなぁ。
かっこいい、ストール役。
最後の展開も実に白戸君らしい。
めちゃくちゃいい人で、憎めないけれど、
モテなさそう・・・・
さて、中野という地名は東京でなくても
やっぱり彼を巻き込むのかしら。
いやぁ、巻き込むよね、絶対。
白戸修の事件簿 (双葉文庫) | |
大倉崇裕 | |
双葉社 |