この十年は 大きなカーブを
ゆっくりと 曲がってきた気がする
そして また 新しいカーブの予感がしている
ふうん
00年の8月 くそ暑い東海道を歩いて
僕は 何の価値もない挑戦に
目覚めたような気がする
そして 初めて レンタル屋で
何気なく 借りてきた 韓国映画
そこから また 大きなカーブが始まった
「8月のクリスマス」
僕の中のスイッチが 押されなかったら
別に 平凡で陳腐な ラヴストーリー
でも 僕は すごくショックをもらったんだ
僕は 映画も 声や音楽という 音に集中してしまう
だから 吹き替えでなく 字幕で鑑賞する
そして この映画の中の 韓国語の発音に
自分でも分析できない でも大きな引力を感じたんだ
当時 アジアに関しては まったく無知で
民主主義 という言葉が 国名に入っているというだけで
朝鮮民主主義人民共和国のことを 韓国だと思っていたほどだった
僕は 世間に疎く 関心が無いことには
全くというほど 無知であることに 羞恥心を感じない
でも いったん好奇心が動き出すと
もう 徹底的に 探求しなければ気がすまない
だから 半年後には 韓国へ 一人旅に出かけた
韓国映画を 毎晩 見続けた
勉強は嫌いだけれど
毎晩 韓国語を聞いてれば なんとなく耳になついてきた
やがて コンサートの為に
車に楽器を積んで ソウルまで乗り込んだり
現地の調律師協会で セミナーをしたり
気がつけば 100作以上の 韓国映画を買い込んでいて
パソコンで ハングルをブラインドタッチで
打てるようになっていたんだけれど
でも まだ たった十年以内のことだったんだ
ふうん
韓国への情熱の放物線は
もう ゆっくりと下降を始めている
ときめきの時代が終わって 忍耐の時代に入っている
なんとなく なんの根拠もないのだけれど
新しいベクトルを 感じている
そして それは もしかしたら今年
なんらかの きっかけが 現れるような
楽器を造ったり 韓国に熱中したり
ブログを始めたり サッカーを再開したり
この十年は 大きなカーブを ゆっくりと曲がってきた
僕にとって 新しい 「8月のクリスマス」は
どんなものなのだろうか
ゆっくりと 曲がってきた気がする
そして また 新しいカーブの予感がしている
ふうん
00年の8月 くそ暑い東海道を歩いて
僕は 何の価値もない挑戦に
目覚めたような気がする
そして 初めて レンタル屋で
何気なく 借りてきた 韓国映画
そこから また 大きなカーブが始まった
「8月のクリスマス」
僕の中のスイッチが 押されなかったら
別に 平凡で陳腐な ラヴストーリー
でも 僕は すごくショックをもらったんだ
僕は 映画も 声や音楽という 音に集中してしまう
だから 吹き替えでなく 字幕で鑑賞する
そして この映画の中の 韓国語の発音に
自分でも分析できない でも大きな引力を感じたんだ
当時 アジアに関しては まったく無知で
民主主義 という言葉が 国名に入っているというだけで
朝鮮民主主義人民共和国のことを 韓国だと思っていたほどだった
僕は 世間に疎く 関心が無いことには
全くというほど 無知であることに 羞恥心を感じない
でも いったん好奇心が動き出すと
もう 徹底的に 探求しなければ気がすまない
だから 半年後には 韓国へ 一人旅に出かけた
韓国映画を 毎晩 見続けた
勉強は嫌いだけれど
毎晩 韓国語を聞いてれば なんとなく耳になついてきた
やがて コンサートの為に
車に楽器を積んで ソウルまで乗り込んだり
現地の調律師協会で セミナーをしたり
気がつけば 100作以上の 韓国映画を買い込んでいて
パソコンで ハングルをブラインドタッチで
打てるようになっていたんだけれど
でも まだ たった十年以内のことだったんだ
ふうん
韓国への情熱の放物線は
もう ゆっくりと下降を始めている
ときめきの時代が終わって 忍耐の時代に入っている
なんとなく なんの根拠もないのだけれど
新しいベクトルを 感じている
そして それは もしかしたら今年
なんらかの きっかけが 現れるような
楽器を造ったり 韓国に熱中したり
ブログを始めたり サッカーを再開したり
この十年は 大きなカーブを ゆっくりと曲がってきた
僕にとって 新しい 「8月のクリスマス」は
どんなものなのだろうか