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ふぅん

闇閃閑閊 ≡ アノニモス ≒ 楓嵐-風

何もできないけれど

2010-06-22 21:15:08 | 日々随想
特攻隊で 散っていった
本当の祖父は カミカゼだった
そこから 姉弟の旅が始まる


そんな物語 「永遠の0」





夏が来るたびに 
この国は 戦争について
ほんの少しだけ 声が大きくなる


まるで ひとつの旬のように


現在進行形の人は
いつだって 現実の全体なんか 分からない
いつだって 次の瞬間すら 分からない


でも 振り返れば
歴史という名前をつけた 過去を眺める時
大きなエリアの 大きな時間を 凝縮してしまう


だから 何も 学べないんだ


戦争は 絶対に なくならない
平和すら デコボコに享受してしまう人間に
戦争は なくすことはできないんだ


ただ 戦争を起こさない努力は 出来ると思う
というより しなければならないと思う
その緊張が含まれて 初めて 本当の平和の密度になるような気がする


僕は この本から 
あらためて ふたつのことを 銘記した


戦争を指揮する 
愚かな 首脳部


そして 現場の中でも
命を捧げても 惜しくないという人が
存在している ということ


その ふたつの両極へ
少しだけでも 思いを馳せる時
平和の密度が 少し キュっと高まった


キナ臭い半島の隣で
この夏は 少し
いろいろ 見つめなおそうと思った


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