
通い慣れた いつもの道に
幾重もの枯葉が サクッ サクッ
枯葉を見ると 思い出す人がいる
調律師の仲間で 高尾にある営林局の森林センターへ行った
ピアノで使われている 幾種類もの樹木を
生きている姿で見てみようという企画
案内してくれた 営林局の職員は
幹や葉だけで 樹木の名前は勿論
その生態まで 詳しく解説してくれた
僕らは 製材された木材なら
その木目を見ただけで 木の種類や特質を
すぐに判断できるのだけれど
生きている樹木は
とても壮観で とても難しかった
そんな話をしていると 職員の人は 笑いながら話してくれた
「我々は 逆に 製材されてしまうと 何の樹木か 分からないんですよ」
ふうん
秋の山は こぼれ出した 枯葉が いろいろあって
僕らは 初めて見る形の枯葉を カサッ カサッ
いったい 何の樹木の落葉なんだろう
樹木は 生きている時も 製材されても
人間の営みに 大きく貢献してくれている
静かに 生きていくために 厳しい冬を越えるために
たくさんの落葉を 枝から 切り落として
樹木は 寡黙だけれど その葉は いつも饒舌
風になびけば サラサラ サラサラ
落葉になっても カサカサ カサカサ
幾重もの枯葉が サクッ サクッ
枯葉を見ると 思い出す人がいる
調律師の仲間で 高尾にある営林局の森林センターへ行った
ピアノで使われている 幾種類もの樹木を
生きている姿で見てみようという企画
案内してくれた 営林局の職員は
幹や葉だけで 樹木の名前は勿論
その生態まで 詳しく解説してくれた
僕らは 製材された木材なら
その木目を見ただけで 木の種類や特質を
すぐに判断できるのだけれど
生きている樹木は
とても壮観で とても難しかった
そんな話をしていると 職員の人は 笑いながら話してくれた
「我々は 逆に 製材されてしまうと 何の樹木か 分からないんですよ」
ふうん
秋の山は こぼれ出した 枯葉が いろいろあって
僕らは 初めて見る形の枯葉を カサッ カサッ
いったい 何の樹木の落葉なんだろう
樹木は 生きている時も 製材されても
人間の営みに 大きく貢献してくれている
静かに 生きていくために 厳しい冬を越えるために
たくさんの落葉を 枝から 切り落として
樹木は 寡黙だけれど その葉は いつも饒舌
風になびけば サラサラ サラサラ
落葉になっても カサカサ カサカサ