不良主婦生活

ロック、お笑い、マンガが好きな子育てかあちゃんの毎日

チャーリーとチョコレート工場の秘密

2006-12-06 09:57:44 | 
図書館で息子の絵本を見ていて
急に無性に児童書が読みたい衝動にかられ
「チョコレート工場の秘密」
「ナルニア物語~ライオンと魔女」
「ミオよ私のミオ」
の3冊を借りてきた。
何度か読んだ本ばかりなのでさらっと読める。

本を読んで前から観たかった(でもまだ観てなかった)
「チャーリーとチョコレート工場の秘密」のDVDを借りて観た。

なんか・・・違う。
ティム・バートンやし工場の内部の描写は素晴らしいのだけど
チャーリー一家の貧乏くささが全然でてない。
この話って、貧乏で貧乏でしょうがない家族が
おいし~いチョコを食べて最後には工場をもらえる、
っていわゆるサクセスストーリーだと思うのですが
貧乏くささがでてないからその辺の感動が薄れてる!
特にチャーリー、全然貧乏さがでてないし影が薄いよ…
爺さんの方がよっぽどキャラ立ってる。

ジョニー・ディップのウォンカもイメージ違う。
原作にはでてないエピソードを入れたのは何故。
家族が大切とかいうセリフいらんと思うが、この話には。
チャーリーがチョコを家族と分け合うシーンも、違うー。

唯一原作よりよかったのはウンパルンパ。
歌や踊りは字で読むより実際に聴いた方がずっと楽しい!
皆同じ顔ってのはどうなんや、とかも思ったが
歌と踊りは文句なしに楽しめました。曲調を全部変えてるのもグー。

まあ原作から入ってるとどうしても映像化した時に違和感あるのはしょうがない。
私は原作を読んで映画を見たので自分のイメージが固まってるので
映像を見ても自分のイメージにあまり変化はないけど
今の子供って最初に映像をドーンと見せられるから大変よなあ。
ハリーポッターの記事でも昔書いたが
自分のイメージが固まる前に映像を見ると
その先入観で「その映像でのイメージ」でしか本を読めなくなってしまいがちではないのかなあ、と不安になる。

現に私はハリーポッターのイメージは原作で持ってたけど
あまりに早い段階で映像での具体的イメージをガンガン見たので
いまでは原作を読む時も映画の役者さんの映像や声を想像しながら
読んでしまう…ああ嫌だ。
何万人、何千万人の人が同じイメージを持ちながら本を読んでるなんて、怖い。
それぞれの想像力を奪い取られてる感じ。

想像力は大事だ。
と観ながら色々考えてしまいました。
ナルニアもDVDまだ観てないねんけど、観るのが怖くなってきた。
指輪物語は原作のが後だったのでものすごく素晴らしい!と素直に思ったが
原作ファンからしてみたら「ここが」「あそこが」てやっぱり
違和感感じるんやろうなあ。
私もドラえもんはいまだにTV観ると
「この声は違う」と思ってまう。大山のぶよも新しいのもどっちもちゃう。
もっと涼しげな大人な感じのイメージです。
私のドラえもんの声は。