カナダの小学校は入学式はなく、
初日からいきなり通学バスに乗って学校に行きます。
大綺は、近所のお友達のピーター君たち3人が
わざわざ初日に大綺のバスの乗るところまで来てくれて
一緒に乗って行ってくれたことを今でも覚えています。
そして卒業式も無いと聞いていたけれど
最近は変わってきて、学校によっては卒業式をするようになってきました。
去年はコロナで学校がいつもより早く終了し、
ずっとオンライン授業だったので卒業式は出来ませんでした。
(一応、オンラインでお別れの言葉はありました。)
今年は、なんとか6月に入ってから通学出来るようになったので
卒業式も行われました。
ただ、まだコロナの影響で親は参加できません。
その代わり、オンラインでその様子を見ることが出来ました。
その様子を動画で撮りました。
画面越しなので、映像がよくありませんが
スピーチの内容を簡単に。
大綺の担任の先生の言葉
「大綺はゲームが大好きでいつも私に新しいゲームの話をしてくれました。
私はあなたがいつも話してくれる面白いジョークが聞けなくなるのが寂しくなります。
そして大綺はランチにはいつも美味しそうな日本のお弁当を持ってきて、
良い匂いをさせてました。どれだけ日本食が美味しいかも話してくれました。
いつも笑顔のあなたが見れなくなるのは寂しくなります。
では、”ミスター算数”、野上大綺君です。」
大綺のスピーチ
「僕の名前は大綺です。この秋から中学生になります。
僕が初めてこの学校に来た時、何が起きているのか全然分かりませんでした。
”ドリアン”に会うまでは。
ドリアンは僕のベストフレンドで、いつも一緒でした。
先生たちは優しく、僕が分からないこと、間違えたこと、いっぱいあったけれど
いつも助けてくれました。
そして、僕が4年生になった時、”ドリアン”が居ないことに気づきました。
最初は”風邪”をひいて休んでいるだけかと思っていたけれど、
なかなか来ないので先生に聞いたら転校したと聞いてガッカリしました。
5年生になるまで僕は落ち込んでいました。
5年生になってからは勉強が大変になってきて忙しくなって、
ベストフレンドは居なかったけれど、そんなに悪くなかったです。
そして6年生になりました。
同じクラスの5年生のマックス君と仲良くなって楽しく過ごせました。
僕が小学校を卒業して寂しくなることは、先生たちに会えなくなることです。
先生たちは本当に良い先生たちばかりで僕が出来ないことを手伝ってくれました。
算数とか色んなことを教えてくれました。
そして、卒業して寂しくなるのは会えなくなる友達です。
僕の友達のほとんどは1つ下の5年生です。
会えなくなってもたまにプレイデートが出来ればいいなと思います。
僕が中学生になることの楽しみは、今まで会えていなかった友達に会えることです。
それから、新しいことを学ぶのも楽しみです。
特に理科や算数です。何かかっこいいマシーンを作りたいです。
最後に、先生たち、スタッフの人たち、友達、みんな有難う。
特に僕の担任の先生、" ミセス C" 本当に有難うございました。」
先生と握手をする前にマスクをして手の消毒をするのが
今らしいですね。😊
大綺の担任の先生は、5年と6年と2年間受け持ってくれて
とっても良い先生でした。
そして、大綺のもう1人のお気に入りの先生がなんとフランス語の先生。
いつも楽しく、ゲームのようにやってくれるので
大綺にはピッタリでした。
フランス語が得意という訳では無かったけれど、
言葉が苦手な大綺がなんとか付いていけてたのは先生のお陰のようです。
担任の先生とフランス語の先生には、お礼の手紙とギフトカードの
プレゼントを渡しました。
大綺の担任の先生は私が知ってる限りこの7、8年くらいは
ずっと5、6年生担当でしたが
この9月から、1、2年生の受け持ちになります。
フランス語の先生は、教える先生の仕事から管理の仕事へ転職。
大綺の2年生の時の担任の先生は9月から違う学校へ転任。
大綺の言葉の遅れで担当してくれていた
言語病理学の先生は今学期で定年退職されます。
(この学校は13年間、担当していたそうです。)
校長先生も新しい先生に。
なんと3分の1以上の先生たちが居なくなります。
大綺が今5年生だったら
9月から担任の先生もフランス語の先生も変わってしまうので
大綺にとっては良いタイミングでした。
学校は30日まで。
今日の28日は学校終了後、6年生はそのまま担任の先生のお家に行って
パーティーがあります。
担任の先生のお家にはプールがあるので水着も持って行きました。
迎えに行くのは夜の10時です。
きっと楽しんで、そして疲れて帰ってくるでしょう。😊