「弾語り」を振り返る・・
そうだな弾語りは「音楽士」だったんだ、そう思う・・
良く零細・小企業主が税金や確定申告のまとめ方が分からず「税理士」や「会計士」を依頼するが
その店・クラブ・大レストラン・サパー・スナック・パブなどで、カラオケのみでは
貧乏くさいので、「生バンド」を入れたい、その時に依頼され数ヶ月毎のローリングで出演する事になる。
依頼側はそうなると10という訳に行かないので、
20・30万の演奏料よりも「生演奏」こと「弾語り」を依頼して15~22位でその店の
「空気感」を請け負ってもらう、ただピアノ、ギターさえ上手く弾ければ良いのではなく
基本どんな曲をリクエストされても歌えて弾けなければいけないのだ、本来は
その音符用紙を渡し、それを初見し伴奏してあげるのだが、我儘なお客さんがほとんどで
突然、とにかく歌うからとホステスやマネージャーからペーパーを渡されれば演奏又は歌えなければならない。
その事態を予測し日々来るべき曲を、スラスラ出来るように予習しておかなければならない。
言わばその場の音楽シーンを仕切る「音楽士」なのです。
その為には譜面が読めないでは済まされないので、学校にも行くし、シャンソンの先生の音楽教室にも行き、
腹式呼吸から腹部に手を当てられ発声勉強をする。
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常に現在のミュージックシーンを把握し、受けそうな曲を週に3曲は暗記する。
で、最初の第一ステージではそれを聞かせるわけ
まぁ 80%が、伴奏となるが一台のギターで、イントロ、オブリガード、間奏、エンディングまで本物風に弾けなければならない。
◇
癖のある曲「平岡精二、ユーミン、荒木一郎」等の辺りは即興では、ほんとに難しかった。
その辺「オールディーズ」はリズムボックスを使うとパンチが出て高音、シャウトも使え
自然に踊ってくれて最高だった。
「矢沢永吉も真っ青 !」と叫ばれた時もある。
思えば
5~6年の事だったが、
第一目標の音楽でプロになる・は果たせたのだ。
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