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モナリザ珈琲館~ダイアリー

ほっとコーヒーブレイクする感じで、ついつい話が盛り上がる、そんなブログを目指してます。映画や本の話題などなど・・・

新春

2007-01-12 20:51:45 | キーワード、TV日記

             
2007年になって、初めてのブログ更新です。
ブログを見に来て下さった方、ありがとうございます。本年も、どうぞよろしくお願いします。
皆さんにとって、健康で素敵な一年になりますように!!

お正月は、色々出掛けたり、美味しいものを食べたり、TVを見たり、年賀状書いたり、、という感じでした。年末に「お正月」用のフラワーアレンジメントをやってみたのですが、松の枝を切ったりするのが大変でしたね。。。金色にペイントされた松ぼっくりや、南天の赤い実と緑の葉、色とりどりの菊やカーネーション、葉牡丹などなど、色んな素材が用意されていて、なかなか楽しい経験でした。
しかし、冬場のお花は本当に、よく持ちますね~。季節によって、こんなに差が出るとは・・・。
冬場に買うお花は、結局、お買得!ですね~。上の写真は、いつも可愛いコーディネートで楽しませてくれる、お花屋さんで買った「ダイニング・ブーケ」です。

↓以下は、最近の気になる話題あれこれ。。

** 最近読んだ本 ** 太田光+中沢新一「憲法9条を世界遺産に」

 TVでも、「お笑い芸人」の枠を越え、熱っぽく声をはりあげて発言している太田さん。TVでは、「発言内容」とか「議論の方向性」「優劣」よりも、バトルの雰囲気とか、あくまでバラエティの範囲内で、納まりよくまとめる、というのが優先されるので、どうしても太田(以下、敬称略します。)の言いたい事が、きちんと伝わってこなかったんですよね。今回、この本で改めて、太田がいかに読書家で、勉強家で、理想・志の高い人か、というのを認識しました。

第1章は、「宮沢賢治と日本国憲法」というアプローチから始まります。
「あれほど自然や動物を愛し、命の大切さを語っていた賢治が、なぜ田中智学や石原莞爾のような思想に傾倒していったのか?そこが分からない。僕は賢治の作品を信頼するけれど、戦争は否定したい。おそらく賢治は満州事変なども肯定するわけです。ここで単に賢治が間違っていたのだと言ってしまえば簡単なんですが、彼ほどの感性を持っていた人が間違っていたわけがないとも思える。」という太田の問題提起から、戦前の日本人を戦争に駆り立てていった理想郷の思想と、愛、矛盾と葛藤などについて、議論が交わされます。

戦争・歴史の議論というよりも、思想・哲学についての意見交換という感じで、やや難解。なかなかページが進まなかったけれど、「宮沢賢治と日本国憲法」というアプローチ自体が、鋭いと思ったし、新鮮で興味深いものでした。改めて、日本国憲法の掲げる平和について、そして戦前の日本人の思想・価値観について、考えさせられる内容でした。

第3章は「戦争を発動させないための文化~お笑いは世界を救えるか」という、とっつきやすいテーマ。
「思想表現としての芸」、「落語の表現から学ぶもの」など、、古典落語や先人達の紛争回避の知恵について、真剣に、かつ楽しみながら議論を交わしていました。この章は、特に楽しく読めたし、「すごいなー」と、納得させられる事が多かったですね。

もっともっと太田の書いたものを読んでみたいな、、と思いました。「トリックスターから、空へ」とか、「爆笑問題の戦争論」、「日本史原論」とか。(ネットの書店を見てみたら、思ったよりたくさんあって驚きました。)


** 面白かったお正月時代劇 ** ジェームス三木脚本・稲森いずみ主演「忠臣蔵 瑶泉院の陰謀」

 たくさん時代劇があったんですが、この「瑶泉院」と大泉くんの出てる「明智光秀」を録画するのでいっぱいいっぱいでした。なんせ10時間ドラマですからね。。。でも、今まで「忠臣蔵」をじっくり見たことが無くて、木村拓哉の堀部安兵衛とかも、「面白い」と思えなかったので、やっと今回で、「忠臣蔵」の魅力を知る事が出来ました。良かったです。
確かに、赤穂藩四十七士、カッコイイですね~。北大路欣也の大石内蔵助も、すごく良かった。
堀部安兵衛も、堀部弥兵衛も、覚えました。武士だった面々が、吉良邸・討ち入りの為、ちょんまげの結い方も変えて、町人に扮し、屋敷内部の図面やら、様々な情報を手に入れ、計画を練る辺りとか、、本当に面白かったです。
12月の雪の中を、四十七士が、静かに吉良邸に向かってゆく姿は、なんとも言えない「美学」を感じさせますね。

浄瑠璃の「仮名手本忠臣蔵」の語りなどが、あの独特の抑揚でもってドラマに挿入されているのも、上手い演出だなー、、と感じました。
さすが、時代劇の名手・ジェームス三木ですね。文楽の人形芝居に、ぱっと切り替わる所も2回程あったのですが、とても自然だったし、逆に、浄瑠璃の語りが始まると、人間が動いているドラマを「引き」の画面で見られて、なんだか時代劇そのものが、文楽の人形に見えてきたり、、と不思議な効果を感じました。

もう一つ面白かったのが、忠臣蔵の「男性的な美学」という側面だけでなく、四十七士切腹の後の、それぞれの家族の話、15歳以上の男子が島流しにあったこと、討ち入りの元禄十五年(1702)から、将軍・綱吉死去(1709年)までの、武士階級や町民達の様子、側用人・柳沢吉保との駆け引きや、大奥に入った瑶泉院・侍女の出世などなど、「女性的な視点」からも、物語が描かれている所でした。

そもそも悪名高い、徳川綱吉のマザコンぶり、「刃傷」の一件での浅野家・吉良家への処分の不手際、不公平、母・桂昌院の横暴ぶり、庶民を苦しめた悪法「生類憐れみの令」などなど、かの「大奥」ワールドにどっぷり漬かった「なれの果て」という見方も出来るかと思います。。。

キーパーソンは桂昌院でしょう。
フジテレビ「大奥・第1章」では、家光の想い人「お万の方」の小姓、として登場します。
・・っと、いつの間にか『大奥』シリーズの話がメインになりそうでしたね。。。これは、ちょっと別の項目に分けて、UPしたい、と思います(笑)。
忠臣蔵を見ていて、思わず「大奥」の物語にも、引きずり込まれそうになる、とにかく面白い、魅せる時代劇でありました。


** 最も面白かったお正月番組 ** やっぱり!「箱根駅伝」

 1月2日、3日に行われる箱根駅伝。やっぱり今年も面白かったです~!!新春の陽光が、お江戸から横浜、湘南、小田原、箱根へと降り注ぎます。毎年、同じ事で感動してる自分に笑えますが、箱根の山は美しかったです~(ため息)。走っている学生さん達も、もちろん美しいです。
お正月から、寒空の下、盛大に応援している観客を見るのも好きですね。。

それにしても、5区。順大・今井正人は、本当に強かったですね~。約4分差のある5位、という状況で4区ランナーから襷を受けたのに、驚異的な追い上げで優勝。しかも3年連続区間新記録を樹立!

人間の走る速度で、ひたひたと人里から、山深い「けもの」の世界、「もののけ姫」みたいな世界に入ってゆく、、、、すっかり景色の変わった「駅伝コース」で、本来の「けもの」的な能力に目覚めゆく今井、、とてもドラマチックで興奮させられるレースでした(笑)。
ゴールの瞬間の、アナウンサーの言葉。「山の神、ここに降臨!!その名は今井正人!!」いいなぁ、このフレーズ(笑)。

箱根駅伝ファンの私は、去年と全く同じ事を書きそうなので、去年分のアドレスだけ書いて、この辺で割愛する事にします(笑)。

 2006年1月 Runner


終戦から61年目の夏

2006-08-31 21:14:13 | キーワード、TV日記
NHKのドキュメンタリーで、1951年のサンフランシスコ講和条約が取り上げられていた。
終戦からの6年間。当時の総理・吉田茂はどのようにして、より日本に犠牲の少ない条件で講和するかに全力を挙げ、緻密な外交戦略を展開した。
第一次世界大戦後のヨーロッパでは、敗戦国ドイツに天文学的な賠償金を課したため、ドイツの復興はおろか、国力・経済を弱らせ、人々の困窮・不満は、後のナチス台頭を許す温床となった、、というのは、よく歴史の本などでも書かれている所だ。
日本も同じく、もし「多額の賠償や領土割譲が強いられれば、日本は再生不能に陥る・・・」と、当時の指導者層は、この難しい問題に頭を痛めていたと思われる。

凄まじい被害を出した、第二次世界大戦後の世界は、「日・独・伊」対「英・仏・米etc・・の連合国」という構図から、「米」「ソ」の2大国対決、という冷戦構造へと、大きなシフトチェンジが始まっていた。
日本国内でも、戦後処理の問題として、米・ソ両陣営と同時に講和する「全面講和」論と西側諸国との講和を優先する「単独講和」論が対立していたという。

昭和25年、事態は急変。中ソ同盟が成立し、日本は仮想敵国とされる。ここに至り、吉田は全面講和はありえないと判断。そしてついに独断でアメリカに密使を派遣する。寛大な講和を得て、さらに日本の安全保障問題の解決をめざす秘策だった。すなわち、講和条約締結後の「米軍駐留」、という日本からの申し出・・
前編の今週はここまでで、後編の来週は、「朝鮮戦争ぼっ発」、冷戦激化のなか、日本を西側陣営に取り込みたいアメリカからの、賠償請求無しの「寛大な講和条件提示」「日本への再軍備要求」、、、「日米安全保障条約」、、と話が進んでいく。
サンフランシスコ講和会議では、ソ連と東欧諸国も参加しての東西陣営の衝突、アジア諸国の日本に対する厳しい発言も相次ぐ中、結果として、52か国中49か国が調印し、講和条約は成立したのだという。日本は寛大な条件による「独立」を勝ち取った。

吉田茂の言葉に、「戦争に負けて外交に勝った歴史がある」とあるそうだ。また、「講和の遅れたことは、日本にとって必ずしも不利ではなかった。もし平和条約が終戦後間もなくできていたとしたら、連合国は自然過酷な条件を日本に押しつけて来たであろう」との言葉も。
ある意味、絶妙のタイミングと、強力なリーダーシップで日本の再出発が始まったんだなぁ、、と、強く感じた。
悲惨な戦争の過去と、大きくうねる時代の変換の中での講和、奇跡の復興。
今の日本へとつながる、忘れる事の出来ない歴史の真実だと思う。

後に日本は「米軍駐留」「再軍備」という課題を背負うことになるので、シリーズ後編では、独立を勝ち取るため、吉田が結んだ2つの条約の功罪も描く、とのこと。

終戦から61年目の夏。61年という年月は重く、一切の戦闘行為も無く、先進国にありがちな武器輸出の利益からも身を引いている日本の歴史は、とても尊いものだと思う。
明治時代の国際戦争、日清戦争(1894年~)から考えてみると、61年後は、1955年になる。
私の親でも8~9歳ぐらいの時代なので、1955年がどういう時代だったか分からないけれど、黒澤明の「七人の侍」公開年が1954年だそうなので、なんとなく、そんな辺りから想像してみる。団塊の世代だから子供の数が多かったー、とか、バナナがすごい貴重品でー、とか。

先月、京都で開催された「生誕120年・藤田嗣治展」に行ったのだけれど、1886年生まれのフジタの場合、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、日中戦争と太平洋戦争を含む第二次世界大戦、を記憶として、歴史として、人生に刻んでいる・・ということになるだろう。
明治の頃からの話とはいえ、国際社会自体が「奪うか、奪われるか」の形成時期とはいえ、こういう時代の50年、60年は戦争ばっかりで、先人達は大変だっただろうな、、とつくづく感じる。

今も、中東や北朝鮮など、平和への不安材料は消えることはないけれど、日本が戦争放棄の姿勢を、更に1年、2年、、10年と積み上げていって欲しい、、と心から思います。今回のドキュメンタリーにあったような、時代を見据えた見事な外交政策で、不安や危機を乗り越えていってほしい、と願っています。

武器規制・バトン

2006-05-11 22:45:14 | キーワード、TV日記
「PARANOIA-blog」・哲人30号さんから、「武器規制・バトン」を頂きました。
まずは、バトンの趣旨・概要から・・・。

「世界に武器が溢れている。核兵器や化学兵器を規制する条約はあるが、拳銃やライフルの様な小型武器を含む通常兵器を規制する条約は存在しない。アカデミー最優秀作品賞を受賞した映画『クラッシュ』における銃による悲劇や『ロード・オブ・ウォー』における武器商人の存在は、絵空事ではない。・・・」

武器規制を求める世界的な署名キャンペーン「ミリオン・フェイス」の告知と共に、「武器規制・バトン」をブログで繋げて行こう。(注・このバトン自体は、「ミリオン・フェイス」主催ではなく、個人の自発的なもの)

・・・とのこと。
なるほど、この署名キャンペーン、マイケル・ムーアの顔がバッチリ見えますね。
やはり「ボウリング・フォー・コロンバイン」は衝撃的な内容でした。

恐らく、イジメを受けていた思われる、コロンバイン高校の男子生徒2人による銃乱射事件・・・。
12人の生徒と1人の教師が亡くなったそうです。
この事件の背景や土地柄、地元の産業(世界最大の武器メーカー「ロッキード」が地域最大の雇用主)、被害者、遺族、加害少年2人が好んだというミュージシャン、、と多方面に渡ってインタビューし、レポートしたマイケル・ムーア渾身の一作です。
「なぜ?こんな恐ろしい事が起こったのか?」という疑問を解明するため、アメリカの暴力の歴史をひも解き、他の文明国との比較、そして、日本では想像しにくい巨大な団体、「NRA(全米ライフル協会)」会長(当時)、チャールトン・ヘストンへの直撃インタビュー、、と、鋭い切れ味のレポートが展開されます。

「華氏911」と同じく、レポートは、多くの情報量と衝撃的な映像を、一気に観る者に伝えてくるのですが、ムーア氏の「なぜ?」の視点が、一本貫かれているので、一緒に考えさせられるような内容になっています。
アメリカのこういう状況を見ていると、日本の銃規制は徹底しているな、と感じます。

多くの「銃規制」反対論者は、自衛のために、家族を守るために銃を持つのだ、と言います。そういった目的のために銃所持が広がり、結果として、高校生や6歳の子供にまで銃は手に触れられるもの、となり、6歳の殺人犯まで生んでしまっている・・・。
「銃所持」を肯定するときは、所持する者の理性と目的を信じる「性善説」に立っているわけですが、それが裏切られる悲惨な現実がある、ということですよね。
まあ、その前提として、「いつ強盗に襲われるかわからない。家族が狙われるかわからない」という、自分達以外は「性悪説」がある訳ですが。

日本の場合は、「自国の軍隊を持たない」「自衛のための銃を持たない」という、勇気ある、一応の「性善説」に立っていると思います。まあ、アメリカの言い分では、日本が平和なのは「アメリカ軍の駐留のおかげ」とでも、なるのでしょうかね?(私は、そうは思いませんが。)
「実行力」ではなく、大いなる「抑止力」?
だから、在日米軍再編の負担額は3兆円の見積もり?

アメリカは、「自国の最強の軍隊を持つ」「自衛のための銃を持つ」という、徹底した他者「性悪説」に立った、最強の国なのだ、と思います。
そして、残念ながら、そういった野蛮な論理の前提の上で、自分たち日本人も日々生きているのだ、と感じます。
ただ、アメリカが世界をリードしている美点も、たくさんありますよね。自由な言論とか、博愛の精神みたいな部分とか、、色々。
アメリカ国内でも、多くの人が、銃規制などを通して、「徹底した他者・性悪説」というような、国の方向性を変えようとしている、と感じます(前回の大統領選で「分断するアメリカ」、と報道されたのも記憶に新しいです)。
そんな、変化を起こそうという動きには、これからも注目して支持していきたいし、決して安定的とはいえない、日本の立場や、国際情勢など、甚だ知識不足ではあるのですが、出来る限り勉強して、考えていきたいな、と思っています。

話が大分それてしまったのですが、「バトン」の問いについて、書いてみたいと思います。

Q1:銃が使われている映画やドラマで印象的なものは何?
A1:マイケル・ムーア「ボウリング・フォー・コロンバイン」

Q2:今、手元に銃があったら、思わず撃ってしまいそうな人は誰?
A2:いないです。

Q3:銃が自由に売られていた場合、買う気になる金額は、いくら?
A3:必要性がないので、今は幾らであっても買わないですね。(銃が必要な世の中にならない事を願ってますし、社会の構成員の一人として、そういう世の中にならないように努めたい、、と思います。)

Q4:武器の規制を求める貴方なりのメッセージは?  
A4:一応、自分の意見は、上記↑に書かせて頂きました。

Q5:この「武器規制・バトン」を渡す5人は誰?
A5:現在の所、未定です。このテーマでブログの記事を書いてみよう、と思った方、又は「ボウリング・フォー・コロンバイン」、「ロード・オブ・ウォー」、「イノセント・ボイス」などなどの感想と一緒に書いてみよう、、と思った方、の当記事へのコメントをお待ちしてます。

NHKのこと

2006-04-12 23:07:59 | キーワード、TV日記
結構、NHKのドラマの事をせっせ、せっせとブログで書いてる気がするワタクシ。。。
やっぱりね、ドラマとかドキュメントとか、、よく出来てるなぁって思うんですよ。ストレートに「すごい」って思うんですよね。

「朝ドラ♪」「朝ドラ♪」と春色気分で書いておりましたが、朝ドラが素晴らしいのも事実なら、以下のニュースもまた、事実なんですよね。HPにも懲戒処分の詳細や、謝罪文が載っておりました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<NHKカラ出張>410件の抗議電話
 11日に明らかになったNHK報道局スポーツ報道センターの元チーフプロデューサー(43)によるカラ出張
問題に対し、NHKに抗議が相次いだ。
 広報局によると、同日夜から12日正午までに、視聴者コールセンターあてに約410件の電話による抗議があ
った。内容は、「なぜ不祥事が相次ぐのか」「真剣に反省してほしい」「襟を正せ」など、批判的な意見が大半を
占めたという。 (毎日新聞) - 4月12日
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

NHKのHPによると、この職員は、4/11付けで懲戒免職になっており、

『札幌放送局とスポーツ報道センターで、スポーツ中継などの業務にあたっていた平成13年1月から平成18年4
月までの5年余りの間に、業務実態がないのに架空の出張申請を行って出張旅費を不正に受領し、あわせて242件、総額約1762万円の出張旅費・日当を受け取り、服飾費や飲食費などとして支出していました。
 職員は、内部調査に対して上記の事実関係をすべて認めており、本日までに全額を弁済しました。職員は「服
飾費などで月々のクレジットカードの支払いがかさみ、出張旅費を不正に受け取る方法を考え実行した。」と話
しています。』

とのこと。
本当にあきれますよね、「受信料」「受信料」と厚かましく連呼しておいて、この始末。まさに「厚顔無恥」。
「受信料」「受信料」って、こういう事に使われるわけ?
いい番組を作る立派な職員さんもいるのでしょうが、まだ他にも、こんな「税金」のようなお金から、卑劣で
最低な行動をしている職員もいるかもしれない・・・と感じてしまいます。
まあ、私も、NHK不祥事ウォッチャー、自称監視委員会、なんて言えるほど、詳しくないんですが、注目して
いきたいな、と思っています。NHKを100%信じてはいけませんよね。50%くらいは、、まあ、いいトコ
もあるし、力のある人なんだけど、、悪い事もするし、、「やっぱり信用できん人やなぁ」という感じですね。

桜井さん②

2006-02-13 00:55:26 | キーワード、TV日記
「桜井さん」という記事の方は、やはりデリケートで、触れがたいような、難しい内容について書いてます
ので、記事を変えて、書く事にしました。

TVで見ていて、桜井さんの年齢不詳のような・・・、それでいて明晰で上品な雰囲気には、ちょっと圧倒
されました。「鋭さ」と「優雅さ」って同居し得るんだなぁ、と彼女を見ていると感じます。

その少し前には、トリノ・オリンピック開会式でオノ・ヨーコが詩の朗読をしているのを見た。

幾つになっても、カッコイイ日本女性はカッコイイ・・・ですよね。

桜井さん

2006-02-13 00:33:30 | キーワード、TV日記
TV番組で、「皇室典範」改正問題の話をしていた。
紀子様ご懐妊、ということで、一気に議論の性急さから解放されたかのような感があるが、いわゆる「女性・女系
天皇を認めるか」という議論だ。桜井よし子さんが、とても興味深い見解を述べておられたので、紹介したいと思う。

昭和天皇は、皇后陛下との間に、4人の内親王様がおられたが、
昭和6年の時点で、男児がお生まれになっていなかったので、いわゆる「側室」を設けられてはどうか、という周囲のご提案があったそうである。
昭和天皇は、きっぱりと側室は設けない、とおっしゃり、更に当時の元老・西園寺公望に対して、4人の女性の宮様がおられたのに、「女性・女系天皇」の可能性の話ではなく、「養子」をとってはどうだろう、というお話をなさった、とのこと。
昭和8年には、現在の平成天皇がお生まれになったので、この話はそのまま無くなったそうである。

現在の皇室典範では、
「第九条  天皇及び皇族は、養子をすることができない。」となっている。
そして、海外のメディアでも、「世界最古の皇室の存続・・」として、注目を集めている日本皇室は、過去の多くの
天皇が、いわゆる「側室」からお生まれになった、とのこと。明治天皇も、大正天皇も、「側室」からお生まれに
なった、という事が紹介されていた。

番組を見ていて、色々納得させられる事が多かった。
やはり、雅子さまには、必要以上に大変なプレッシャーが、かけられ過ぎ・・・だと思う。
あの、穏やかそうな皇太子さまが、オブラートに包まない表現で「宮内庁に、雅子妃の人格を否定するような
働きがあった」とおっしゃる程なのだから・・・。
「側室」は無い、「養子」は無い、「日本の皇室の血統を途絶えさせてはいけない」「男子で」
日本史上にも、例は無いほどのプレッシャーではないか・・・と、ご推察申し上げる。

また、ご懐妊された紀子さまも、出産の時点で「改正か現行か」と一斉に騒がれるのも、大変なプレッシャー
だと思う。どうか、心静かな環境で安産なさいますように、と願うばかりである。

よく、「女性・女系天皇を認めるか」という議論の中で、憲法十四条、「法の下の平等」に照らしても、性別によって差別されるのはおかしいのではないか、という意見がある。
それに対しても、桜井さんの意見に納得させられた。
「戦後、GHQによってもたらされた憲法は、そもそも天皇制を国民の例外と考えていた。天皇制は、世襲を根幹としている時点で憲法14条の例外です。」とのこと。

*************************************
第十四条
第1項 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、
    経済的又は社会的関係において、差別されない。
第2項 華族その他の貴族の制度は、これを認めない。
第3項 栄誉、勲章その他の栄典の授与は、いかなる特権も伴はない。栄典の授与は、現にこれを有し、又は
    将来これを受ける者の一代に限り、その効力を有する。
*************************************

「女性・女系天皇を認めるか」という議論は、一見、「男女平等」を進めよう、という話に聞こえるが、もっと原則的に見ると、「世襲制を根幹とする天皇制」を拡大するかどうか、という話なのだと思う。
私自身の意見としては、現行の「男系・男子」に「継承」という制度を維持して頂き、9条の「養子」の条文を改正されたらいいのではないか、と思っている。そして、女系の男性親族の方や、天皇家と血筋の濃い方が養子になられ、なるべくお若いうちから帝王学を学んでいかれたら・・・国民からの尊敬も信頼も、十分に集まるのではないか、と思う。

畏れ多い・・とは思いつつも、天皇制は「主権の存する日本国民の総意に基く」とありますし、最近のTV・新聞を
見ている一人として、自分の考えを書かせて頂きました。
(もし、意見の違う方、気分を害された方がおられたとしたら、すみません。)

New Year

2006-01-12 01:04:34 | キーワード、TV日記
新しい年になって、もう10日も経ってしまいました。
遅いご挨拶ですが、このブログを見て下さってる皆様・・・、どうぞ本年も、よろしくお願いします♪
皆さんにとって、健康第一で、素敵な年になりますように・・・。

残ったお餅で、お雑煮以外の、ちょっと目先の変わったお料理をチェック+考案中の今日このごろ。
TVでも、この時期、色々なレシピが紹介されていますよね。
あさりやキムチを入れたピリ辛スープにお餅。ぜんざい・きなこ・・・と、おやつにお餅。
鍋物、鍋焼きうどん、煮込みうどんにお餅。
ブロッコリーと一緒に並べて、ミートソースをかけ、細切りチーズを散らしてグラタン風とか・・。
(まあ、こんなに連日お餅づくし、という事はないですが・・・笑)

年末・年始は、各局TV番組もかなり充実していたので、録画したままの番組が、まだまだ残っています。
NHK・紅白ですら、やっと「森山直太郎」の番が終わった所。
大森美香さんの脚本には注目しているので、「風のハルカ」も結構録ってるんですが、改めて直太郎の
歌唱力と歌自体の素晴らしさに感動。
朝の連ドラには、ピッタリの曲ですよね。あの湯布院・由布岳の緑きらめく風景と、直太郎の歌があれば、
マイナスイオンたっぷりの風が吹いてくるような錯覚を覚えます(笑)。
まさに、NHKの思うツボなんですが、「今日も一日がんばろう♪」ってなるんですよねー。
(ちょっと悔しいような・・・笑)

大森美香さん、と言えば、新春・豪華時代劇「里見八犬伝」でも見事な筆の冴えを見せてくれていました。
朝の連ドラでは、どうもNHKの意向が強すぎるのか・・・大森さんらしさが今ひとつ。
でも、「里見八犬伝」では、かなりスッキリ楽しむ事が出来ました♪
女性ながら、ドラマ中で「カッコイイ」を正確に描き出してくれる、素晴らしい脚本家だと思います。
「見ている人をびっくりさせる」脚本が、彼女の狙いなのだそうです。

犬年に「八犬伝」で主役は犬年の滝沢秀明。原作者は滝沢馬琴。ええ感じでまとまってます(笑)。

出てる俳優さんが素敵な人ばっかりだったのも良かった。
押尾学、照英、勝地涼、山田優、佐藤隆太、etc・・・
特に、と言えば、古風な日本人を感じさせてくれる「勝地涼」が好き。犬村大角の役がぴったりでした。

かなり前に見た「里見八犬伝」は、話も分かりづらくて、ちょっと気持ち悪くて、何が言いたいのか、
よく分からない・・・という印象だったので、原作とは大分違う「八犬伝」になったようですが、
さすが大森美香さん!!、という感じです。