桂さんってば鯉から豚になった。
息するたびにブヒ~ブヒ~。
おまけに鼻水タラタラ、
私にしがみつくように寝ているから
クシャミするたび顔に鼻水が飛んでくる!
時々鼻提灯が出来るんだけど
なかなか写真が撮れない。
可愛いのに、残念。
良かった!
桂さんの呼吸が鯉じゃなくなった!
まだ食事は受け付けないが、
出るものが出るようになった。
トイレに間に合わず、ホットカーペットにたっぷり染み込ませてくれたけど…まあよしとしよう。
仕事帰りにポンと桂さん大好物のお刺身を買い飛ぶように帰ってきたのに、桂さんは白眼剥いてハフッ!ハフッ!と苦しそう。
死んじゃうんじゃないかと不安に駈られ、桂さんを寝床ごと助手席に乗せまたお医者さんに連れていった。
診察室で先生の来るのを待っていたら、片付けにいらした奥さんが桂を見て、
「あらあら!鯉みたいに口パクパクして苦しそうに!」だって。
ウマイ!
って言ってる場合じゃないがホントその通り!
点滴と注射をしてもらって今少し落ち着いてきて鯉になる間隔が少し開いてきた。
さあ今日はもう眠らなくては…
3日連続往復40�の医者通いはさすがにこたえる。
病ニャン続出!
桂さんがクシャミしてたと思ったら、
様子がおかしい。
朝も起きてこない。
ゴハンも食べない。
オシッコもしない。
息も苦しそうで顔を上げて浅い口呼吸。
熱が高い。
お医者さんに行って注射してもらったけど
まだ効果が見えない。
昨夜は布団を居間に運んで添い寝。
…眠れなかった…
2階ではポンちゃんにオットが添い寝。
15歳のポンはオシッコがうまく出なくなったのだ。
トイレに何回も通って踏ん張れどもオシッコが出ない!
とうとう部屋の真ん中でウンチングスタイルとりはじめた。
慌てておしりの下に紙を敷いたらその上にやっと2,3滴。
しかも薄いピンク色。
青くなってお医者さんに連れて行ったら、
昨日こたつ布団にたっぷりオシッコを染み込ませ、
今朝めでたくトイレで用を足した。
オバアチャンなのに回復が早くてビックリ!
元気なのはファドだけだ。
でもこの子は構ってやらないと情緒不安定になるから気をつけてやらなきゃな。
また拒食症や円形脱毛症になられたら堪らない
こんなときに限って今日から仕事。
桂さん早く良くなって!
大船渡にいる。
水沢江刺から北上山地の紅葉の中を走り抜けること1時間半。
紅葉は絵葉書のように美しいが、道は途中何ヵ所も工事中(復興工事だそうだ)。
大船渡駅の近くらしき場所で運転手さんが車を止める。
「目印の建物が無くなっちゃったから道がわからなくなっちゃったんだよねぇ…メーターここで止めますから…すみません」
確かに回りは造成地か原っぱのような景色だ。
「駅は柱一本残らなかったんだよねぇ」
寡黙だった運転手さんがぼそっと呟く。
一旦ホテルにチェックインだけして、そのまま同じタクシーで会場まで送ってもらったのだがその10分間で会話が盛り上がる。
水沢江刺からの一時間半はなんだったのか!?ってくらいに運転手さん語る。
復興予算の使い途については特に力が入る。
本当だよなあ。
エヌスペで知ったとき目と耳を疑ったもの。
あんな使い方、本当に許していいの?
偉そうにシワケしていた奴らの顔が浮かぶ。
復興予算のシワケを何故やらぬ!
あ゛!
こんな時間!
もう眠らなくては!
明日の仕事に差し障る。
でも来れて良かった大船渡。
ホテルの窓から