きっとここが帰る場所>マリーゴールドホテルで会いましょう

2013-08-17 | 本・映画・音楽・芝居など

…いい映画美しい映画久しぶりに観たなあ。

ずっと気になっていた映画だったのに

ショーンペンのこのメイクが「いかにも」って感じでグズグズしていた。

S・ペン主演『きっと ここが帰る場所』

THIS MUST BE THE PLACE 

言葉を選びながらボソ~っと名言を吐くロックスター・シャイアンがタマラン

「いかにも」では終わらないショーンペンにまたまたヤラレちゃたよ。

ダブリンの引きこもりロックスターが

後半はアメリカ大陸を走り回るロードムービー。

映像を観ながら「パリ、テキサス」の事を思い出していたら

何とその冴えない主人公を演じていた俳優がラスト近くに出てきてビックリ。

これはもう一度「パリ、テキサス」を観直せ!という啓示かしらん。

アウシュビッツの残党を探しに行く、という事が現在もなお成立するこの映画を観ながら

先日の麻生太郎発言のことも思ったね。

このロックスターもホロコーストを一般常識程度にしか知らなかったのだけど

麻生太郎もこの映画観た方がいいよ。

シャイアンみたいに“大人”になれるかも

 

含みの多いこの映画、お子ちゃまには無理かな…

 

さて、こちらのこの映画はお子ちゃまに見て欲しい。

The Best Exotic Marigold Hotel

上映されたときには初老の観客で満員だったようだが、

初老の一歩手前の私にはこのステレオタイプの心温まるお話は物足りなかった。

若い人には是非見て欲しいけど…なぜなら

年寄りだって恋もするし、傷つくし、

明日からどう生きるか!?って悩みもするってこと知ってほしいからね。

ステレオタイプだけどいい作品だと思うし、何より名優たちの競演の素晴らしさ!

 

 こうして書いてて気がついた

2作品とも旅先で『自分』を探し当てる、という点で共通している。

『もう若くない』ということも。

フ~ン…こういう映画を選んでしまう私に今必要なことなのかしらん。

これはやはり『旅』に出なければ!



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