可哀想な猫

2019-04-05 | 猫達や犬やメダカや
2日間寝込んでいた体を日光消毒させようと
パセリとオトーの散歩について行った

行かなきゃよかった

悲しい猫を見てしまった

桂さんのライバル、先代チャッくん

今私の住んでる町は建築ラッシュで
駅までの道の途中にあった
二階建てのオンボロアパートが取り壊されて
シャレオツなハイツとやらが建つようだ

そのオンボロアパートには
独り者のお爺さんと可愛い三匹の猫たちが
幸せに暮らしていた

お爺さんの姿が見えなくなったのが最初だった
でも猫たちは他の住民に餌をもらってるようで
丸々と太って相変わらず幸せそうだった

アパートが急に取り壊されるのを見たとき
気になったのがあの三匹の猫のこと

でも姿が見えなくなったのを良いことに
きっと誰かが面倒見てくれてるはず、と
思い込むことで忘れようとしていた

それなのに今日
あたしは見てしまった

アパートとは全然違う場所で会ったチャッくんは
明らかに病気で下半身が汚れたままの姿だった

捕まえたいと思ったが
手袋もしてない、
カゴもない、
と躊躇してる間に消えてしまった

素手で捕まえるのは怖かったのだ

でもね

夕方からこっち
あたしは悲しくて悲しくて
どうしたらいいかわからない

考えまい、とするのだけど

そんなの無理

明日はきっと目が腫れ上がっているよ、きっと

オトーは先を歩いていて
チャッくんの姿を遠くからしか見てない
あたしの話を聞いて眉をひそめていたけれど
見てないからショックはあたしより少ないみたい

うちの庭に現れてくれればいいのだけど

幸せな三匹の猫の写真は何枚も撮ったから
アルバム探せば出てくるし
このブログにも登場してる

でももう絶対探さない!


可哀想な猫たち
可哀想なチャッくん

どうしたらいいのだろう