何かが少しずつ崩れていっている   2007年09月25日04:32

2007-09-25 | 介護日記
子どもが不幸なら親のせいだ。
でも親が不幸なのは子どものせいじゃない。

後悔しない人生を選ぶのは自分だけのためじゃない。

その人は「これからの女に必要なのは経済的自立よ」
と年若い私に説いた。
立派に自立した女として惚れた男の為に働き続けた。
血の繋がらぬその男の娘をも真実を伏せ愛情深く育て上げた。
そういう生き方を誇りを持って選んだのだと思っていたのに
今、年老いて彼女は疲れきり、幸せそうに見えない。

彼女は惚れた男を一生かけて「自立できない男」に育て上げてしまった。

“アイ”ッテナンナノサ
眠れぬ夜夜
こんな時のために免許とったのにな。
昔は車に乗って夜明けの海なんか見に行ったつーの。
私も充分歳とったー(長音記号1)