《ラ・ジャポネーズ》
81.0×51.0cm
1875年 クロード・モネ
Museum of Fine Arts, Boston 蔵
観るのも、着るのも大好きなキモノですが、
もうひとつ、『描かれたキモノ』との出会いも
大きな楽しみの1つです。
(お店で出している『和(なごみ)通信』用に
こんな記事を書いてみましたが、使って
もらえるかなー?)
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絵のモデルの女性は、モネ夫人。
はしゃいでいるかのようなポーズで
派手な武者絵の柄が立体的に刺繍された
キモノをまとっています。
モネは暗い色の髪の彼女に、金髪のかつら
をつけさせ、朱赤の豪華な着物と画面を
際立たせています。
この絵はモネの不遇時代、第2回の印象派展に
出品され、ジャポニズムの波に乗って、大変
高値で売買されました。