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流れる雲を追いかけて…SINCE 2004

CT125 しゃーない、やるかフロントタイヤ交換

2021-08-06 13:05:09 | Motorcycle/Touring

Odo12,045km

先日のリアタイヤ交換に続きフロントタイヤも交換。未だ3分山程残っていて、後2000km位は行けそうな感じだが、オゾンクラックが有るのとグリップが悪くなっている様な感じがあり、もう直ぐ購入後1年になるし、この機に前後一緒にリフレッシュする事にした。

タイヤに限らない話だが、大抵のパーツは下請けでアッセンブリされた形で納入される。タイヤの状態、或いはホイールに組んだ状態、またはジャストインシステムにしても、特に新製品についてはライン稼働のマージンを見込んで多めにストックされているから、生産時以降の保管期間も考えると、バイクにタイヤに限らず各種パーツ類を組み付ける時点で、半年、一年位が経過している事も有り得るというのは普通の事。

純正IRC GP-5の寿命は、概ねリアタイヤが6~7000km、フロントが12000~14000km、リアタイヤ2回交換でフロントが1回交換という感じ。1年で12000km前後走ると、年1回リムバンドとチューブを交換しておけば安心だと思う。

自分でやれば、ロングの前とか好きな時にメンテナンス出来て安心、概ね1回交換すれば道具代も回収、財布の負担も軽減。ことCTに限れば、作業自体後は左程難しくない、後は体力、気力次第、まあオープンエアガレージじゃ真夏と真冬は避けたいけどね。

チューブもタイヤの中で動いて擦れ、段々と減ってくるという話もあるし、エアバルブ付近からのエア漏れ(パンク)というトラブルも結構多い。オリジナルのチューブは軽いエア抜け傾向があり、大体1週間で0.1kgf/cm2位低下していて出掛ける前の空気圧チェックは欠かせなかったので、今回の交換でそれも改善を期待(新しいチューブ、フロントはIRC、リアはダンロップ)

フロントタイヤの交換作業の前に先日交換したリアタイヤをまた外して、その時の作業で気に入らないかったチューブの組み直しをした。

ガムテはリアブレーキキャリパーステイの倒れ込み防止用。こうしないとブレーキローターが当たった時にステイがスイングアームに倒れ込んで当たる。

その後、フロントタイヤ交換作業用にCTの向きを変える。タイヤ落としがやり易い様に駐輪場スペースと通路の段差を利用、停める位置を微調整。エンジンガード下に角材を入れ、ジャッキは使わなかった。センスタが外れない様保険に荷台を縛っておいた。勿論フロントを上げる前にアクスルシャフトは緩めておく。リアタイヤ交換の時はフロントタイヤを縛り、ブレーキレバーをタイラップで固定しておく。

昔は余程じゃないとスピンナーハンドル(ブレーカーバー)なんか使うもんじゃないと思っていたが、最近は回れば良いんだと割と頻繁に使っている、充電式のインパクトドライバーが欲しい、ハイコーキ(日立)かマキタ、選択に悩むのも楽しいw 軸の精度が悪く、火を噴く特亜製は怖くて使えない。

念の為記すが、前輪を外すのはアクスルシャフトを抜くだけで足りる、ブレーキキャリパーやABSセンサーをいじる必要は無い。

販売店向けの納車整備マニュアルには、アクスルシャフトにグリスを塗る、とあるそうだが・・・案の定パサパサ、グリスのグの字も無かった。未だ錆は無かったが、納車整備料だけとって、そういう納車整備を手抜きする店もあるようなので、気になるなら自分で早目にチェックするしかない。勿論グリスはタップリと塗ってやった。ホイールベアリングの動きが一寸気になるが、プーラーも無いしそのまま。

ついでにフロントブレーキパッド残量チェック。まだ4分位残っている感じ。タイヤを戻す時に、ブレーキローターがパッドに当たらない様パッドを押し広げておいた。押し広げた時のピストンの動きは悪く無かった、いずれにせよブレーキフルード交換を予定しているので、その時にメンテナンスもやるつもり。ツーポッドの片押しだから作業は簡単。

カラーは左右同じ様な感じだが一応マーキング。

ブレーキローターの錆を軽く落としておいたが、また直に錆びるんだろうなぁ~、制動力には関係ないが、見栄えは良くない。

いつもの様にタイヤの向きを確認してマーキング、素人整備は見栄えなんか気にしちゃいられない。

リムバンドとチューブも新品に交換した。IRCとダンロップ、どちらも余りゴム質は良くない感じっていうか、ダンロップはIRCのOEMとかいう話もあるみたい。

リムのチェック。錆びにくいけど、タイヤ交換では傷に気を使うのは塗装、錆びやすいけど、傷付き難いのはメッキ、さてどちらが良いのか?

タイヤレバーはKTCがお薦め、中華製は食い付きが悪くリムに傷を入れやすいから一度試した後は使っていない。タイヤバルブレンチ(虫外し)はKTCとエーモン、両方持っているが、作業性はどちらも余り変わらない。

ビードワックスは大きい缶の方が絶対使い易い、大きいのを買って普段はそれを使い、出掛ける時は別の容器に小分けにしたものを持って行くのが良いと思う。水溶性だから大丈夫(何が?)とか言っている人がいるけど、注意書きには生殖機能や胎児等に影響がある、となっているので素手では触らない方がよいかも。

ちなみに、フロントアクスルシャフトは右側(進行方向、以下同様)から差込み、ナットは左側、リアは反対にアクスルシャフトは左側から差込み、ナットは右側。パーツリストでもそうなっている。
これはフロントは前側から作業するので、右利きだと車体左側にナットが有る方がナットに力を加えやすい、リアは逆に後方から作業をするので、車体左側にナットが有る方が締めやすいからだと思う。締付トルクは前後とも59N・m。

最後に空気圧を調整、新品のタイヤ、チューブだし、スローパンクチャのチェックも兼ねて少し高目に入れておいた。ブレーキレバーを何度か握って圧が出る様にしてお終い。

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