Bonjour Bon Sejour フランス留学体験記

フランス語学習やフランス生活、フランス人の謎などつらつらと・・。サッカーブログではないデス・・一応。

タリス号にて

2005年07月14日 | 旅行

切符に自分の席が書いてあるのでそこに行くとすでに女の人が座っていた。そして寝ていた。「おや?」でも間違いなくここは私の席。「すみません、ここ私の席ですが。」と私がその人をゆすり起こして言うとその女性はすっごいうっとしそうな顔しながら

「私が先に座ってたんだから私の席よ!」

とおっしゃいました・・。




Σ( ̄Д ̄;)ナヌ!?

アリ?タリスって早いもの順だった?違う違う。目がテンなmojaoを尻目にその女性はまた眠りに入りました。 「え~・・うっそーん・・」 でもあまりにも堂々と座っていたので「もしや、ダブルブッキング?」と思ったmojao。とりあえず近くの補助席に座り、車掌さんが検札に来るときにチクってやることにした。 車掌さんはすぐにやってきた。私の切符を見た車掌さん
「君の席はあっちだよ」
「だって誰か違う人が既に座ってるんだもん!どいてくれないんだもん!」
「じゃあ、おじさんが言ってあげよう」

てな感じで車掌さんが言ってくれました。 私は横から見てたよ。あの女がいったいどんな顔して車掌さんに切符を見せるのかね。確かに指定席でも予約してる人が来るまで座ってる人とかいるけど。でも予約してる本人が来たら「あら、失礼」てな感じでどいてくれます。
あの女、まー、涼しい顔してたね。おいらびっくりさ。もちろん車掌さんに注意されて渋々どいてたけど。っつーか渋々ってどういうことよ!そこ俺の席だっつーの!まったく60ユーロも払ってるのにドア付近の補助席なんて冗談じゃないぜ! 「もうOKだよ。こっちにいらっしゃい」 と車掌さんが言いに来てくれた。この車掌さんすごい優しかったな。なぜか。

やれやれ、と席に座ると目の前のマダムが私に向かって 「まったく感じの悪い女よね~!?」 と言ってきた。このマダムも私の席に居座っていた女の連れのせいで自分の席がなくなってしまっていたらしい。フランスマダムですら太刀打ちできないあの女ども、ただものではない。。 ひとしきり目の前のマダムと悪口を言い合うと(っつーか俺が一方的に聞き役だけど)なんか疲れて眠くなってきた。。なんせ北駅で何年かぶりかに全速力で走りましたから。。寝ようとすると今度は隣りに座っていた中国人らしきおばあちゃんに中国語らしき言葉で話しかけられた。

「すみません、おっしゃってることがわかりませんが・・。」

って何度mojaoが言ってもずっっっっっと話しかけてくる。

だぁかぁらぁ~
俺はシノワじゃねーっつーのー!


同郷じゃないわよ!まったく。。
でもmojaoはここでフランス語が使える喜びをささやかだけど感じました。ろくにフランス語会話できなかったフランス到着時の自分なら自分の席に既に誰かが座ってても話しかけられなかったし、車掌さんにチクることも車掌さんが親切にその女の人をどかしてくれたとしても、言われてることが理解できなかったと思う。

「フランス語で一人旅をするという夢が実現してる感じだわ~・・」


とひとりでニヤついてるとタリスはブリュッセルへ


 
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