Bonjour Bon Sejour フランス留学体験記

フランス語学習やフランス生活、フランス人の謎などつらつらと・・。サッカーブログではないデス・・一応。

Tours

2005年09月28日 | 旅行

私がヴィシーの次に滞在した街、Tours トュール。ここには2004年の10月、11月の2ヶ月間滞在しました。パリからならフランスの新幹線TGVで1時間弱。ロワール地方の中心街です。街はマス目のように道路が走っているので行動しやすいです。ロワール河と平行に走るBeranger通りとそれに交わるNational通り沿いにお店が集中しています。旧市街のプリュムロー広場のあたりにレストランやバーが集中していて、National通り沿いにファッションなどのお店があります。

観光名所はトュール美術館とその近くにあるサン・ガシアン大聖堂、サンマルタン聖堂など。トュール美術館は語学学校の学生証を見せると通常4.6ユーロの入場料が2ユーロの学生割引料金になります。ルーベンス、ドガから現代アートまで展示してあり、けっこう見ごたえのある美術館でした。常時展示してるのかはわかりませんが、私が一番おもしろかったのは現代アートコーナーにあったすんごいリアルな魚や蛙、植物などが立体的に作られたお皿や花器などの陶器の展示コーナー。作者の名前は忘れてしまったのですが、陶器の艶が妙になまめかしい。グロテスクなバルボティンヌみたい。


サンマルタン聖堂の中

トュールの聖堂は幻想的で美しい



トュールは観光客が多いせいか、わりとトュール人はドライな感じ。それまでヴィシーで生活していたせいか、ヴィシーにいる外国人=語学留学生という感じだったのでお店の人も一般のフランス人もとても優しくて声をかけてくれるフランス人が多くいたけど、トュールでそういった体験はまったく無かった。悲しいくらいにね。こっちの方が実は本当なんだろうけど・・。

 



こちらはトュール市庁 中も美術館のようです。

 

 こちらはロワールの朝焼け(といっても秋のため朝の8:00頃)あまりにも綺麗だったので、ロワール河に架かる橋の上から撮りました。右側に2個ニョキっと見えるのがサンガシアン聖堂です。

 


Toursはいかがでしたか? 


トュールデビュー

2005年09月24日 | 留学中(トュール編)

ヴィシーで最後の夜を過ごした翌日トュールへ。朝11時前の電車に乗っていくため見送りに来てくれる友達と10時半に待ち合わせしてたのだが、フランクとエステールが起きてきたのは11時40分 この人たちは毎週末昼前まで寝てる。私が旅立つ日もそうで、一緒に最後の朝ごはんを食べようとかそういう気は無いらしい。フランス人ってけっこうそんなところがある。他人の都合に自分を合わせない。やっぱ日本人て情に厚いのかしらね?

駅までフランクが送ってくれて「Vichyssoise(ヴィシー人)からTourangelle(トュール人)になるね。」とか言いながらあっという間に駅に到着。改札には友達が既に待っててくれて、フランクは「じゃあ、気をつけてね。また遊びにおいで。」とビズしてさっさと行ってしまった。あっさりした夫婦だ・・。まぁ、まだフランスにいるわけだからいつでも来れるしね。

見送りに来てくれた友達は昨夜私がステイ先に刺身を作るという話をしてたので「mojaoは刺身にあたって来ないかと思ったよ~」と言われてしまった。彼女たちはまだヴィシーにいるので、彼女たちがトュールに遊びに来る約束と、私がヴィシーに遊びに来る約束と、共通の友達のいるディジョンに遊びに行く約束をして別れた。 「A bientôt ! 」

電車はヴィシー駅の隣りのサンジェルマン・デ・フォセという駅で乗り換えてトュールまで1本。8人掛けの個室で私以外にはカップルと老夫婦が乗っていた。私は友達から借りたアガサクリスティの名探偵ポアロの本を読み、音楽を聴きながらトュールへ着くのを待っていた。途中老夫婦が降りて、カップルと私だけになるとカップルたちはいちゃつきだした。抱き合って、キスし合って、ちちくりあってる。別にそれはいいのだが、私はトイレに行きたくなったきた。窓側に座ってた私はドア付近にいる彼らのラブシーンを邪魔しないとトイレに行けない。妙なところで小心者の私はなぜかしばらく我慢してたのだが「まだあと30分もあるし、駅のトイレはきっと有料だし・・」と結局トイレに行きました。
すんまへんなぁ・・お取り込み中。といっても別に舌打ちされたりすることなく気持ちよく通してくれたサンパなカッポーだったけどね。

2時くらいにトュールに着くと日本人駐在の方がステイ先の家庭まで送ってくれることになっているのだが、ステイ先の人が今不在のため夕方6時にならないと家に入れないから夕方まで適当に時間を潰しといてくれ、時間になったらまた迎えに来るから」と言われた。時間を潰せと言われてもねぇ・・一人で今日来た見知らぬ土地でしかもあんた、今日は日曜だよ!!!店はどこも閉まってる。いや~日曜って本当にどこもやってないのね・・。日曜でも店の開いていたヴィシーってやっぱすげーな。。私はカフェでひたすらポアロを読み続ける。

ステイ先の家庭は中心街からちょっと離れてて、ヴィシーの時よりは学校までけっこう歩きそうだな~。そして当たり前だけどヴィシーより街全体が大きい。道路の幅も建物の大きさも。ヴィシーは全体的にこじんまりした感じだったのでやっぱりヴィシーより都会に来たという感じ。ステイ先に着いても結局まだホストファミリーの人たちは帰ってきてなくて、隣りに住んでるステイ先マダムの両親が家にあげてくれた。私は初めての家庭でポツンと家族の帰りを待つという間抜けな状態でまたしばし時間をポアロとともに過ごす。

6時くらいにステイ先の家族が帰ってきた。スーパーマリオみたいなムッシュとさっき私を家にあげてくれたマダムの両親のお母さんと顔がそっくりのマダム、そしてギャルな15歳の娘。さらに18歳のお姉ちゃんがいるのだが、この秋からオルレアンの大学に入学するため今日は彼女の見送りに行っていたそうな。そして私はお姉ちゃんの部屋を使わせてもらうことに。なので他に学生はいません。初子供のいる家庭!しかも高校生!さっきおばあちゃんが「彼女は恐ろしいくらいお喋りよ」と言っていた。私が15歳くらいのときなんて家でほとんど喋らなかったがな~。見た目はギャルだがいい子そうだ。

そしてなんか待ち疲れ(?)で部屋でゴロゴロしてたら「夜ご飯だよ」と呼ばれて下に行くと私は娘のフローラと二人きり、しかもメニューはパンと芋のフライとチーズ。。


「え?コレだけ・・?」

ムッシュとマダムは「私たちお昼ご飯が遅かったからあなたたち(俺と娘)二人で食べてね。」とのこと。。まさか、毎日こんな夕飯なんじゃ・・。

俺すっげーババ引いたんじゃ・・((((゜Д゜)))))!!!???

 


 

不安なトュール生活が始まりますた・・。


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妻を寝取られた男のブーツ

2005年09月21日 | 独り言

私、先日楽天をウロウロしてまして、ありえないくらい一目惚れブーツを発見してしまいました。
それは

 

COCUEのスエードブーツ

納期【9/16~9/30】予定、ご予約注文となります。8/22追加決定!ご予約受付中ですクランスウェ...  

他にも黒、ピンク、白、紫、こげ茶、黄緑があって全部超かわいくなぁ~い?(ウザ!!)しかも本皮なのにお値段1万以下!!!さらに超かわいくなぁ~い??(キャー殺さないで!)ジャパネットたかたもびっくりだぜ!興味のある方は写真をクリックしてみてください。

で、昨日渋谷パルコのショップに行きまして、ちょっと型違いも合わせて色に散々迷い、ほぼ全色試着した迷惑千万な客とは俺のことよ。結局型違いも含めて3足買いました。キャハ☆ 店員のお姉さんにも「2足買われた方はいらっしゃいますが、3足買われた方は初めてです・・。」とか言われちゃうし・・。だって3足買っても3万円しないんですよ、奥様!3足買っても1足分のお値段ですよ!!買うでしょ、フツー。。さすがに3足も買ったからか「送料こちら持ちでご自宅に配送もできますよ。」とのお言葉、雨の中ブーツ3足分の大荷物を持って歩くのもヤダし、その後満員電車に乗るのも迷惑千万だす!

届くの楽しみ~ って、なんでオメーの買い物話し聞かせられなきゃならねーんだ!とお思いの方、なんでこの話をしたかというとCOCUEってフランス語なんですよね。ご存知でした?以前フランス人の友人に「日本にCOCUEって名前のブランドがあるんでしょう?意味知ってる?」とニヤつきながら聞かれたが知らなかったので辞書引いたら

 

妻を寝取られた男byクラウン仏和辞典 

 

な、なんでこんな意味の言葉をブランド名として名づけたんだ??それとも何か違う意味があるのか?そらフランス人からしてみれば「は?」だろう。「このバッグかわいいでしょう?『妻を寝取られた男』で買ったの~」とか言われてもさ・・。┐( ̄д ̄)┌ 
日本にはフランス語のブランド名やお店の名前がけっこうありますよね。たまに「ぶっ!!」ってなるお店とかあるけど。あと電車に乗ってる時などに向かい側に座ってる人のTシャツのロゴとかにも「はぁ?」ってなることありますよね。この間「Ma femme est belle」ってでっかく書いてあるTシャツ着てるお姉さんがいた。俺のワイフはマブイって言われてもね~。。

逆にフランスでは漢字や日本語が入ったTシャツ着てる人いっぱいいてこっちもけっこう笑わしてくれた。「長山派」って胸プリントされたTシャツ着たお兄さんがいて「あと何派があるんでしょうか?」とか聞いてみたい衝動にかられたり、二角形って書いてあるTシャツ着たお兄さんとかもいたな。「二角形???っつーか線じゃん!!!」( ̄Д ̄;)って一人でツッコんでみたり。意味知ってて着てるならセンスあるよーな・・。

 


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最後の夜

2005年09月19日 | 留学中(ヴィシー編)

私と同居人の中国人レティシアはほぼ同じ期間の9月の1ヶ月ヴィシーに滞在しました。そして別の地域、私はトュールへ、レティシアはパリへ同じ日に移ります。私たち二人の最後の夜はステイ先でパーティーをしました。メニューはなんとステイ先のエステールマダムの一言で決定。

「私、刺身が食べてみたいわ!」

ま、マジですか??以前夜ご飯の話題でワサビ大好きなエステールがワサビを使った料理は何があるのか尋ねてきて「魚を生で食べるときに醤油に溶かして食べるのが一般的だ」という話をしたことがあるのだが、海に面してないヴィシーで刺身ですか??ビビるmojaoなんてお構いなしに「私が知ってる魚屋にあなたを連れてくから見繕ってちょうだい」とこれまた生まれてこの方魚をさばいたことないmojaoに涼しい顔して言う。確か料理人のカヴィラムの友達がヴィシーの魚屋の魚は半分腐ってたとか恐ろしい事言ってたぜ?

アジア料理好きなエステールの提案で豆腐も食べることに。「豆腐なんて売ってんのかな~?」なんせここはパリじゃないよ、田舎町。でもアジア食材店はあって米や海苔、調味料なんかは手に入るのですが、アパート暮らししてる日本人の友達から「町はずれにある自然派食材店にはあったよ」という情報を得て、歩いて40分くらいかけてレティシアと豆腐を買いに。豆腐といっても硬い木綿豆腐というか高野豆腐みたいな感じで生で食べるのはちょっとどうなん?焼いて豆腐ステーキ風にすることに。

さて肝心な魚ですが、エステールと魚屋へ。初めて来たのだが入ると意外に本格的。いけすに伊勢海老みたいな海老が沢山いるし、切り身も丸ごとの魚も昔の日本の魚屋みたく氷の上に沢山寝てます。しつこいですが、私は魚をさばいたこととかないので見ただけでは魚の種類を判別することが出来ない・・。電子辞書を片手に表示してある魚を調べてみるが、「一体刺身にする魚って・・?」とかもうそのレベル。だって刺身といえばマグロとかハマチくらいしか思い浮かばないけどここでそんなん手に入るわけない!しかしエステールは店員のお姉さんに「今夜は刺身で食べるのよー。彼女は日本人で私たちに作ってくれるのよ。」とプレッシャーをかける。やっぱ無難に鯛かしら?立派な鯛の切り身を二切れ購入。というかお金を払ったのはエステール。

家に着くなりエステールはフランクに「J'espere que ce sera bon ! parce que ça fait 20 euros !! (おいしいといいわ、だって20ユーロもしたのよ!!)」と耳打ちしてさらにプレッシャー。。

お米はエステールがアジア食料品店で「日本や中国で食べてるお米を買ってきたわ」といつもの米より粘り気のあるお米をわざわざ買ってきてくれた。私は買ってきた切り身を薄切りに。とりあえず一切れ切って恐る恐る醤油につけて味見いや毒見。

 

「旨いでないのー!」

いや~一安心。これなら明日腹痛で電車でもんどりうつことはなさそうだ。エステールとフランクの友達のリオネルおじさんも一緒に5人でディネをした。リオネルおじさん(レ・ブルーのサニョル似)はよくこの家庭にやってきて私たちも何度もごはんを一緒に食べたことある人。しかし彼の家庭はちょっと複雑で彼の奥さんは別の男を作り、週末は男の家に入り浸り、普段の生活はヘビースモーカーのアル中で5歳になる息子の世話を一切しないという、みのもんたが聞いたら激昂しそうな奥さんがいるのだが、子供が小さいからという理由でエステールとフランクの離婚をしろという助言もリオネルは耳を貸さない。そんな家庭にいるのがいたたまれないのかよく私たちのステイ先に週末やってきてそのまま数日泊まったりするのだがそんなとき息子はどうしてたのかな~?私はあんまりプライベートなことに首を突っ込んで聞くことがはばかられたずねたことはないけど・・。

リオネルにとっては日本食なんて食べたことも見たことも無い未知の食べ物。しかも生魚。ちなみに中国でも生で魚を食べる習慣は無いそうだ。さらにエステールが「前にうちにいた日本人の女の子が綺麗なお箸をくれたのよ。」といってお箸を使って食べることに。もちろん私とレティシアはOKだが、フランクは「こんなの使ったら指がつる!」と即フォークに切り替えてた。リオネルおじさんもお箸に挑戦してくれて私も持ち方とか教えたけど無理だった・・。でもエステールは気合で使いこなし見事にお箸で刺身を食べてた。エステールが大好きなワサビ(彼女はワザビと発音してたけど)、家にはわざわざリヨンで買ったというS&Bのチューブ入りワサビ。小さめの皿に醤油を入れて「どのくらい入れればいいの?」と尋ねるエステールに日本人の私にとってはワサビの適量なんてわかりきったことだが、彼らにはわからないのか・・と改めて思ったりした。

さて肝心な刺身の味だが、一応みんな美味しいと言っていた。私は普通に美味しいと思ったけど「生臭くない?」って聞いたけどみんな「大丈夫。美味しい。」といって食べてくれた。ちょっと感動。豆腐は塩コショウで味付けしただけだがこちらも好評でした。エステールのお米は「お店の人がたっぷりのお湯で炊くって言ってたわ」とおかゆ状態のご飯が出来上がりました。 

みんなで写真を撮って、いっぱい食べていっぱい飲んで楽しい夜を過ごした。私はやっぱりこの家庭に来て良かったと思うしラッキーだったと思う。レティシアも人懐っこくていい子だったし何事もトラブルなくやってこれました。エステールとフランクも私たちが来る直前にいたコロンビア人の女の子に悩まされてた(部屋を汚す(使用済みの生理ナプキンがベッドに置いてある証拠写真を見せられた。)、男(しかも40過ぎのフランス人オヤジ)を連れ込む。2人に対して高圧的など・・)こともあり、真面目な私たちにはとても好意的に接してくれました。

「ヴィシーに来るときはいつでも私たちに連絡しなさいね。ここはあなた達の家だよ。」と言ってくれたりした。
そんなこと言ったら本当にまた来ちゃうよ?

 


コッチも頼も~

 


ちょっと一言

2005年09月18日 | 独り言

いつも読んでくださっている皆様、コメントを下さる皆様、本当にありがとうございます!このブログをはじめた当初は読んでくれる人なんているのかしら?と不安でしたが、かれこれこのブログを書き始めて半年ほど経ちました。これも読んでくださってる皆様のおかげです。

さて、gooのブログはgooアドバンスという有料(月¥294)サービスに加入すると無料の時ではできないアクセス解析なるものができます。私はこのサービスには無料の状態で取り込める画像の要領を超えたために渋々加入しました、このアクセス解析とは私のブログに何時に何人アクセスしたか、またどのURLから飛んできたかなどがわかってしまうのですが、その中にどんな検索ワードでたどり着いたのかという項目があります。私のブログにたどり着く検索ワードの多くがカヴィラム・フランス留学・ヴィシー・フランス語と言ったフランス関連の言葉かサッカー関連の言葉なのですが、15日のアクセス解析の検索ワードの項目を見て、爆笑してしまいました。

いつものようなフランス関連の言葉の中に 妖怪大戦争いつまで というキーワードがありました。 それってこの記事からたどり着いたんでしょうが、恐らくこれで検索してた方って妖怪大戦争がいつまで劇場公開してるか調べたかったんだろうな~っと思われます。それでたどり着いたらこんなんだったなんて・・なんちゅーか・・。ホントすんません。。

何はともあれ、定期的にチェックしてくださる方、思いがけずたどり着いてしまった方、読んでくださってありがとうございます

 


マジ、メルシ~!!!!