Bonjour Bon Sejour フランス留学体験記

フランス語学習やフランス生活、フランス人の謎などつらつらと・・。サッカーブログではないデス・・一応。

Chere Jaqueline

2005年06月29日 | 留学中(ヴィシー編)

今日は私が3ヶ月ホームステイしていたお家のジャクリーヌおばあちゃんのことを書きます。ヴィシーはホームステイの評判がほかの都市に比べてなぜかよいです。ハズレが少ない。もちろん残念ながら全ての家庭がそうでは無いのでたまーに、食事が貧相、シャワーが5分以内などのあこぎな商売をしている家庭に当たってしまう人もいるようですが、そんな場合はすぐカヴィラムに言えば替えてもらえます。いくらでもほかに良い家庭はあります。 それでも私はこのジャクリーヌおばあちゃんの家庭になったことはかなりラッキーだったと思う。

生まれて初めてのホームステイ。その上かなりの人見知りで人と打ち解けるのに時間がかかる私ですが、ジャクリーヌおばあちゃんはかなり長いこと学生を受け入れてるので留学生の扱いにも慣れてるし、ジャクリーヌおばあちゃんのお陰でフランス人とフランスのイメージがずいぶん変わりました。あ、もちろんプラスにね。

ジャクリーヌおばあちゃんは花と動物と中国文化が大好きな70歳過ぎの元気なおばあちゃんです。猫のトビー君と小鳥二羽と一緒に住んでます。そして料理が上手で優しくて、私たち留学生を本当の孫のようにかわいがってくれるおばあちゃんです。私が恋愛のことで悩んで不覚にも泣いてしまったときも、そのことが原因で学校をサボったときも話を聞いてくれて、色々アドバイスくれたし、私が毎週のように朝帰りしても全然文句を言うどころか「あなたはもう大きな娘だし、私はあなたを信用してるわ。」と自由にしてくれた。

フランス人はけっこう他人の行動には放任だけど、やはり学生を預かってるという責任からかホストファミリーからけっこう干渉されてる子もいたりしてたので。まぁ、フランスでは私の年くらいになったら親からあれこれ言われたりはしないんだろうけど。

ジャクリーヌおばあちゃんのお陰で、なんと私は滞在していた間まったくといっていいほど日本食が恋しくならなかった。それくらい料理が旨い!おばあちゃん宅のいいところって例えば共働きの家庭と違って時間がいっぱいあること。だから料理だって豪勢 しかもちゃんと毎回テーブルセッティングしてある。わぉ!そして食後には必ずチーズを食べます。お陰でチーズが得意でなかった私も臭いヤギのチーズもモリモリ食べてました。

メニューはたいていまず、スープ、その後メインのお肉か魚とサラダとパン。中国文化好きのせいか春巻きとかカレー風味のスープとかアジアちっくな料理もたまに出てきた。私が一番好きだったのがホロホロ鳥のソテー。鶏肉に似てるんだけど鶏肉よりジュ~シ~ 

意外にもフランス人はけっこうお米食べます。イタリア米ですけどね。さらにジャクリーヌおばあちゃんはマルセイユに長いこと住んでいたので南仏料理も良く出てきた。北のほうの料理より地中海系の料理は日本人の好みに合うんではないでしょうか。私は毎日毎日「ça c'est bon !」(これ旨い~!)を連呼してた。ま、元々mojaoは好き嫌いないんですけど。そして私が気に入って「あれまた食べたい!」って言うとすぐ作ってくれるし、外で食べたお菓子とかで「ねぇ、○○って知ってる?アレおいしいよね~」と言ったら次の日に買ってきてくれる。

本当は週末の昼食はついてないんだけど、ジャクリーヌおばあちゃんは私が家にいると「一緒に食べる?」と聞いてくれて「でも週末のお昼は入ってないから別にお金払わないといけない」って言ったら「いいのよ。一人で食べても寂しいけど、あなたと一緒に食べたら楽しいわ」って言っていっつも作ってくれた。

洗濯もしてくれて、さすがに下着は自分で手洗いしてたら、「あら、下着も一緒に洗ってあげるわよ。大丈夫!サイズは見ないから♪」とかお茶目です。 別に見られても全然いいんだけど。。

私はフランスに行った当時ほとんど会話は出来なかった。でも毎日夕飯の時や朝ごはんの時に私に色々質問してくれて、私も最初はメモ帳に書いた下書きと電子辞書をテーブルに置いて会話していた。でもおばあちゃんのおかげでいつの間にかメモ帳を使わなくなり、電子辞書も使わなくなっていった。

Je te remercie tous c
e que
  tu m'as fait Jaqueline !!!!


あなたのお陰で楽しい毎日を送ることが出来ました。
また遊びに行くからね~





コチラも登録してみました。



コンジュゲゾン

2005年06月27日 | フランス語
同年代のフランス人と話してると、やはりステイ先のマダムや学校の先生のフランス語とは全然違う。あったり前だけど。ここで壁にぶつかる。

早い!

早口である。あの~、もしもし?私フランス人ではないんですが・・。フランス語が堪能ではない。ということを忘れていないか?というくらい普通にまくし立てる。

フンフン(相手の話を聞いている)、ん?(ここで知らない単語登場)しばしその単語の意味を考える。その間にも相手の話どんどん進む。ん?何か質問で会話が終わっているようだ。

え?何の話?


「もう一回ゆっくり言って」 ってお願いしてもゆっくりなのは出だしの3秒だけだ。 

さらに私が陥ったのが動詞の活用(conjugaison)が頭に全て入っていないという弱点。フランス語は英語に比べて動詞の活用が多いです。この間、NHKの英語でしゃべらナイトという番組を見ていたときに、「英語は動詞の活用が多くて大変だ」なる発言を松本アナがしていた。俺からしてみれば

あまーーーーーい!!!
byスピードワゴン井戸田さん


ですよ。いわゆる動詞の原型の不定詞の状態から過去分詞、現在分詞、半過去、単純未来、条件法、接続法、単純過去、命令法・・・人称によって変化し、よく使う動詞に限って不規則な活用をしやがる。覚えるしかないんだけどね~・・。同じラテン語系のイタリア語でもこんなには無いってイタリア人の子が言ってたけど、どうなんでしょう。フランス語以外のラテン語系語学を勉強してる方いたら教えてください。 しかしその番組内で昔は英語も接続法やらなんやらたくさん動詞の活用があったけど段々簡素化されて今のようになったそうだ。ってことはあと300年くらいしたらフランス語の動詞の活用も3種類くらいになる?ならねーだろな・・。

でもこの動詞の活用がわかってないとダメだな~っと実感したのは留学して2ヶ月以上たってから。(遅いっちゅーに!!┐( ̄д ̄)┌) フランス人との会話でいまいちニュアンスがわからないことがあった。「もう一回ゆっくり言ってみて」その子は単語をぶつ切りで言ってくれた。かーなーり、ゆっくりと。私も単語の一個一個の意味は全部わかる。知らない単語は無い。でも言ってる意味がわからない・・。

なぜ?

その動詞の活用が半過去なのか条件法なのかがわからなかったから・・。

例えば、「私はりんごを食べていた。」っていうのと「りんごを食べたかった」ってのと「りんごを食べるかもしれない。」では全然意味が違うよね。。りんごっていう単語も食べるって単語もわかっててもその動詞の活用が頭に入っていないために私はその子の言ってる意味がいまいち理解できなかったのですよ。

動詞の活用は大事じゃけーん!


気づくの遅すぎです・・。 でも前に、「動詞の活用?僕もあんまり知らないよ。」って言ってるフランス人の子がいた。

マジでか?
コチラ↓もヨロシクです。

仏検 その後

2005年06月25日 | フランス語
一週間避けてきましたが、先ほど先週受けた仏検の答え合わせしてみました。ちなみにmojaoが受けたのは2級と準1級です。3級は留学前に受けて合格しとりましたので。準1級は受けるかどうか迷いましたが年に1回しかないのでとりあえず受けてみた、って感じで・・。ギリギリまで受けるか悩んでディクテ(聞き取り)の問題がそれほど難しくなさそうだったので受けてみました。

準一級の結果














!!

いや、知ってたよ!知ってたけどね!!つーかできてる問題とできてない問題の差が激しすぎる!
出来てた問題
○長文読解
○聞き取り(穴埋め、正・誤選択)

出来てない問題
×動詞の名詞化
×前置詞
×多義語

それ以外に和文仏訳がありますが、これは自分では採点できないので、どこまで合ってるかわかりません。。まー、元から出来てない問題の3つは捨ててたんだけど。配点低いし。。しかしこれってどうなんですかね~?ま、昔から重箱のスミをつつくような問題は嫌いでしたがね。バレちゃいまいしたね。私のフランス語は雰囲気で理解♪ってことが・・。

2級はですね~・・

ケアレスミスてんこ盛り(T_T;))((;T_T)オーマイガッ

です・・。 あっちゃ~・・ですよ。アクサンつけ忘れ、もしくはいらないところでアクサンつけたり、cとsの書き間違いとか。。確実に15点は損してるな・・。あとなぜか2級の方が聞き取り出来てないんですよね~。。もしや準1級はまぐれ??いや~、ボキャブラリーが貧相なmojaoには意外に3級と2級の壁は厚かったな~。。
また秋にがんばりまぁ~す・・( ̄∀ ̄*) エヘ

秋に仏検受ける方一緒にがんばりましょー!

誰ですか~?お前と一緒じゃ受かるもんも落ちるとか言ってる方は!!
センセちゃんと聞こえてますよーー!

ヴィシソワ

2005年06月25日 | 留学中(ヴィシー編)
私が計4ヶ月間滞在していた街Vichyヴィシー。前にも書いたけど温泉と私の通った語学学校カヴィラムで成り立っているようなもので、街中のヴィシソワ(ヴィシー人)は本当に気さくに留学生に接してくれる。これはのちに私がトュールに行って余計そう思ったんだけど。 留学初日に私が水を買いに食料品店に行くと、「カヴィラム生?」と話しかけられて「いつ来たの?どのくらいいるの?どこに住んでるの?」とか色々聞かれた。「勉強がんばってね。またね。」って感じで学校の先生以外のフランス人と会話する機会はそこかしこにある。お店に行ってもつたないフランス語であれやこれや尋ねても嫌な顔したりせずに親切に教えてくれます。


さらに道端で時間を尋ねてきたオヤジと私は30分くらい世間話で話し込んだりしたこともあったな。もちろん初対面。普通「今何時かわかりますか?」「5時半です」「どうも」以上。って感じじゃない? 「君はカヴィラム生?」「ハイ」ここまではフツー。 「なんでヴィシーにしたの?なんでパリにしなかったの?」とかあれやこれや聞かれて街角インタビュー状態。知らないオヤジにですよ。それに真摯に答えてる俺も俺だけど。
後に私が行ったトュールでフランス人に話しかけられた言葉は


「小銭くれ」




「タバコくれ」


 
くらいですからね。。いや、マジで。。





どうしてあんなにヴィシソワはカヴィラム生に優しいのかしらん。知らないヴィシソワにいきなり「コンニチワ~」とか言われる。「なんで日本語知ってるの?」って聞くと「うちもホームステイ受け入れてるから留学生から習った」って言う。私が知り合った多くのヴィシソワがホストファミリーをしていた。確かにホームステイを受け入れるのは受け入れ側にとっても経済的にかなりおいしい話ではあるけど、ビジネスライクじゃ全然ないのよね。「海外の留学生を受け入れるのは私たちにとっても喜びだし、楽しみでもあるのよ」って言う。特に日本人はおおかた評判が良いらしく好意的に接してもらえるようです。ステイ先の人に聞いても日本人とトラブルになったことは無いと言っていました。




パリジャンよりヴィシソワは日本人と中国人と韓国人の区別ができるね。フランス人にはこの区別ができないらしい。確かに俺たち日本人だって日本にいるフランス人とイギリス人とドイツ人の区別なんてできないね。パッと見じゃ。なのに俺にニーハオって言って来たヴィシソワいないもん!


余談ですが・・

ところで冷たいポタージュスープのことをヴィシソワーズvichyssoiseって言いますよね。ヴィシー人(ヴィシーに住んでる人)も同じヴィシソワーズvichyssois(e)。スープのヴィシソワーズはヴィシー出身の料理人が考えたからヴィシソワーズって言うんだって。

知ってた?


7へぇ。

 コチラ↓もヨロシクです。

死亡です・・

2005年06月22日 | 独り言
仏検終了しました。

が・・完全に死亡です・・。(T_T)


私生まれて初めて試験中に睡魔が襲ってきました。いや、あまりにもわからなさすぎて・・。

全く前日にワールドユースサッカーなんて見てる場合ではありませんでした。まぁ前日だけの問題じゃありませんけど、もっとちゃんと毎日勉強しなきゃいけないな、と実感いたしました。

私、自分を買いかぶっておりましたーー!!

実際に日本に帰ってきて仕事を始めてからは、日常のことにかまけてなかなかフランス語の勉強しなくなりました。当たり前だけどフランスにいたときのように何もしなくてもフランス語に浸れる環境では無い今、意識的にフランス語に触れる生活を自分で作らないといけないですね。日本にいて街中でフランス語で話しかけられることはまずありませんから。

もっとネットでラジオを聴いたり、テレビを見たりして耳を慣らし、フランス語の記事を読んで新しいボキャブラリーを増やしていくなど努力しまーす。。
これからは心を入れ替えてがんばります!お酒もひかえます!なんせ酔っ払って飛ばした記憶とともに覚えた単語もすっかり忘れていっているような・・。ヽ(T-T )ノ ヽ( T-T)ノ

と、誓ったmojaoでありましたが・・


またまたやっちまいました。











おととい泥酔して
財布落としました。。



週あたまから泥酔するほど飲むなって感じですが。。焼酎数杯飲んだ後にワインのボトルを頼んだまでは覚えてるのですが、気づいたら記憶が無くなっていました。連れの話によるとその後ワインのボトルを2本飲んだらしい・・。いや~、なんせまともに歩けないくらい酔っ払ってたので。まったくいい年こいて何やってんだか・・。

よって財布はどこで落としたのかもわかりません。。飲んでいた店にも泊ったホテルにもありませんでした。恐らく飲んでいた渋谷のどこかに転がっているのではないかと思いますが。現金以外に免許証、保険証、クレジットカード、銀行のキャッシュカード、友達のメルアドのメモなどプライバシーテンコ盛りです。。 唯一の救いは来月あるマンUとアントラーズの試合のチケットを財布に入れていなかった点です。


どなたか渋谷でkate spadeの
黒い財布を拾った方はどうかご連絡下さい~。


もうお酒には飲まれません・・。久々に凹んだmojaoでした。 
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しかしひとついいことがありました。バルサの来日試合を見て以来惚れたラーション先生が昨日の夢に出てきました。なぜだかわかりませんが、会話はフランス語でした。いや、何語かで話しかけられた(この時点でおかしい)のですが私が「フランス語は話せる?」と聞いたら「un peu(少し)」と答えたのでフランス語でおしゃべりしてました。


やはりまだ病んでいるようです。。