Bonjour Bon Sejour フランス留学体験記

フランス語学習やフランス生活、フランス人の謎などつらつらと・・。サッカーブログではないデス・・一応。

バック・トゥー・カヴィラム

2005年08月08日 | 留学中(ヴィシー編)

翌日、私が友達と遊んで家に帰ってきて夕飯の席に着くと新しい同居人の中国人の女の子も到着していた。彼女はレティシアと名乗った。


「お前もか・・

レティシアはもちろん本名ではない、例の
フランス名です。相変わらず違和感を感じる俺。「あ、どうもmojaoです」と言って握手しようとする俺の出した手を握らずなぜか彼女は腕を絡めてきた。「え?いやいや・・そうでなく・・」一瞬戸惑うおいら。人懐っこいキャラではあるようだ。メガネをかけてポニーテールの彼女は23歳の女子大生で、前回の同居人のび子やイェイェと同じく秋からパリの大学に行くらしい。カヴィラムにはパリに行くまでの1ヶ月間通うので俺と同じ期間ヴィシーにいる。彼女とフランス語のレベルは同等くらいで中国訛りはあるが聞き取れないほどではない。

「夕食後はどうするの?」とマダムが私たちに聞くとレティシアは「二人でチャットする」(二人でおしゃべりするという意味だと思われる)と答えた。俺はしねーよ!と答えた。(心の中で) 明日はクラス分けの試験があるのだ。俺は前回の二の舞は踏まねー。ガッツリ一夜漬けで勉強してやる。なんせ前回よりクラスが落ちるなんてことになるのは嫌だから。

翌日、共働きの二人は私たちより早く出掛けていき、私とレティシアは二人で朝ごはんを食べて学校へ行く。「mojaoはヴィシーのこと知ってるから色々教えてあげてね」とマダムに言われた。本当はステイ先の人が初日は送迎したりするのだけど。

初日のクラス分けには私が前回来た5月上旬の頃よりはるかに多い学生がいた。なんせ前回は10人もいなかった。今回は優に50人はいる。教室に入ると席にカヴィラムバッグとメモ帳が置いてある。2個もいらん!1個目もジャクリーヌばあちゃん家に置いてきた紺色のダサダサ斜めがけバッグ。試験は前回私が来たときに行われた面接が無くなっており、ディクテ(聞き取り)の試験がその代わりとなっていた。教室を出るとレティシアが「私の彼氏よ。」と言って中国人の男の子を紹介してくれた。彼はヤニックと名乗った。俺の心の声「なぁーにがヤニックだ!」(←性格悪い)試験結果がでるまでの数時間、私は図書館のネットで時間を潰す。

試験結果が発表になった。どうか前回のレベルより下がってませんように・・。以前からカヴィラムにいる友達と一緒に試験結果を見に行くと私のクラスはレベルがélémentaire4(初級4)、前回帰るときがその上のintermediere1(中級1)だったのでまぁ、あまり変わってはない。よかよか・・と思ってると友達が「mojaoちゃんの先生最悪なあの人だよ!」と聞き捨てならないことを言う。そういや以前、日本人や韓国人の友達から非難ごうごうの先生の話を聞いたことがあった。
さらには「mojaoちゃんちの同居人も同じクラスじゃない?」


ナヌ?そっちもヤダ!

教室に行くとやはりレティシアと同じクラスだった。そして以前同じクラスだった韓国人の女の子もいた。それ以外知ってる人が誰もいない。。クラスメイトは欧米人だらけ。スペイン人のおばあちゃん、コロンビア人の女の子2人、イタリア人の男の子2人、ドイツ人の男の子と女の子、北欧のどっかの国のおじさん、ブラジル人の男の子、旧ソ連から独立したどっかの国の男の子、アジア人は中国人3人と韓国人の女の子と俺。日本人は俺一人。初めてだよ、日本人とアラビア系の学生がいないクラス。超アウェー 先生は若い女の先生。確か名前はクリスティ。
 
その日の夜ご飯、マダムはレティシアと私が同じクラスなのを喜んでいた。

「すごいわ!一緒に住んでいてもクラスが同じになることはほとんどないのにすごい偶然ねー!」

正直言って私は家でも教室でも一緒かよ・・とちょっとウンザリだった。ってこうみると私って最初かなりレティシアに心閉ざしてたなーと思う。多分私には既にヴィシーに沢山友達がいたからこんな傲慢な態度だったんだろう。
ちっちぇー人間だ・・。



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再会

2005年08月06日 | 留学中(ヴィシー編)

ヴィシーに戻った翌日、新しいステイ先そっちのけで前回のホストファミリーのジャクリーヌばあちゃん宅へ。その前に一応電話する。
「サリュー、mojaoだよ。」「あら、mojao元気?今どこにいるの?」「ヴィシーだよ。昨日着いたの。今から遊びに行ってもいい?」
ってな感じで相変わらずヨネスケばり突撃お宅訪問隊のmojaoくん。前回帰国するときにすぐまた戻ってくるとは言ってたけど、こんなにも早く本当に帰ってくるとは思っていまい・・。でもジャクリーヌおばあちゃんはいつだって私を歓迎してくれるのさ。今のステイ先からは歩いて40分くらい。9月のヴィシーはまだ真夏のように暑い。。 今のステイ先の印象やヴィシーの後に行くトュールの事など話したり、ジャクリーヌばあちゃんが買った新しいでかい冷蔵庫を見せてもらったりとお互いの近況を話したりしてからのび子(かつてのmojaoの同居人)の話になった。するとおばあちゃんは「mojaoが帰ってから大変だったのよ~・・。」と言う。私がジャクリーヌばあちゃん邸を出た翌日から別の日本人の女の子がやってきていた。

私のすぐ後に日本人が来ることは私も知っていた。その日本人の女の子はヴィシーに来る前アンジェに数ヶ月だか1年だかいたのでかなりフランス語は堪能だったらしい。その日本人の女の子とのび子は何かにつけて衝突したらしい。日本人の女の子が別に性格が悪いとかではなく、のび子が彼女に対抗心を燃やしてるのか、民族的な感情のしこりを持ち出したのかはわからないけど、ケンカ腰な態度だったりしてジャクリーヌも手を焼いたらしい。 私にはかわいらしいのび子のイメージしかないのでちょっと意外だったけど、確かにのび子のちょっと後に来た中国人の男の子イェイェ君に対するのび子の先輩風の吹かせ方を見るとそれもうなずける。ジャクリーヌは「あの子は我が強すぎるわ、中国人はたまにこういう子がいる。」とのこと。

さらにはジャクリーヌが何かのび子を注意すると「mojaoだってやってた!」とか「mojaoはやってたのになんで私はダメなの!?」と私を持ち出し反抗していたらしい。。あら、私に見せてた従順な顔は演技だったのかしら? 私が後から友人に聞いた話によると、その日本人の女の子はかなりのび子に悩まされてステイ先を変えてもらおうかとまで考えてたらしい。ジャクリーヌ邸が天国のようだった私にとっては驚く話だ。私がヴィシーに戻ってくる数週間前にのび子はナント、イェイェはパリに旅立っている。

さらにジャクリーヌが今受け入れてるのも日本人の女の子の大学生。この子にもジャクリーヌは悩んでるとのこと。「彼女全然話さないのよ・・」「全然?」「jamais jamais jamais!(全然よ、ぜーーーんぜん!)フランス語の知識がゼロなわけじゃないみたいなんだけど、私が何か質問しても oui か non しか答えが返ってこないの」とのこと。私は驚いたさ。 私の中ではジャクリーヌと会話できなきゃほかのフランス人とはまず話せない!っていうくらいジャクリーヌは留学生の扱いも慣れてるし、彼女の話すフランス語はゆっくりでわかりやすく美しい。そして彼女は忍耐強い。フランス語を学ぶ学生にとってこの上ないステイ先だと私は思うんだけど。

彼女が話さないのは、極度におとなしい性格なのか何かに不服なのか?その真意は本人と話したことがないのでわからないけど・・。そして最後にジャクリーヌは「mojaoと彼女を交換して欲しいわ」とまで言ってた。あらら。。そら黙って文句も言わず毎日過ごされるのは金儲けだけが目当てのホストファミリーならいいんだろうけど、いろいろ留学生のためにやってあげたいと思ってるジャクリーヌには不満や不安があるんだろうなぁ・・。以前よりかなりお疲れ気味なジャクリーヌばあちゃん。

とか言いつつ私も極度の人見知りッ子だから知らない人といきなり打ち明けて話したりは出来ない。その日の夜はNewステイ先の人との初めてのディナー。しかもステイ先の友人家族も集まったバーベキュー。私はほぼダンマリでひたすら食べることに集中。ステイ先の人ともまだろくに話してないのに知らない人だらけの集まりに割ってはいるなんて無理・・!!って俺もダメじゃーん!



お気に召したらコチラもシルブプレ~


再びヴィシー

2005年08月04日 | 留学中(ヴィシー編)

2004年、9月3日に再びヴィシーへmojaoは旅立ちました。前回の時のパリ早朝着はしんどいので昼間着に変更してヴィシーには夜の10時半くらいに着きました。パリからの電車に乗ってるとやはり夏の時よりは格段に日が短くなってるのがわかる。以前はまだ夜の9時くらいでも全然明るかったのにもう暗い。ヴィシーに残ってる友達から「もうフランスはかなり寒いよ~」と聞かされてたのだがヴィシー駅に降りると暑い!蒸し暑いよ・・

さて前回同様、駅にはホームステイ先の人が迎えに来てくれることになっている。今回のホームステイ、ジャクリーヌおばあちゃん宅を指定することもできたけど、私は違う家族にしてもらった。色々なフランス人の人と知り合うせっかくのチャンスだから。あらかじめ聞いていた情報から今度のステイ先は34歳のムッシュと32歳のマダム、子供無し、共働き若夫婦家庭であります。

すると前方より黒いスリップミニドレスを着て日焼けしたマダムがにこやかに近づいてきた。「あなたmojaoさん?」「そうです。」そして横には風呂上りのような格好のムッシュがいた。挨拶のビズ(ほっぺたでするキス)をしてから(私はこの時初対面の人ともビズするのか~・・と初めて知った)車に乗って家へ行く途中

「私はエステール、こっちはフランクよ。私たちはtuで話しましょうね。(tuは親しい間柄での二人称です。親しくない人、目上の人にはvousです)うちにはあと犬と猫がいるのよ。犬は大きくて最初吠えるかもしれないけど優しい子だから安心してね。」
感じのいい人たちだし今回の家庭もなかなか良さそうだわー。
さて、家に到着。隣の家とくっ付いた新築一軒家。中には雑種の小型犬が多いフランスにはめずらしく雄のダルメシアンがいた。吠えるかも・・と言っていたマダムの心配をよそに、なぜかmojaoはいきなりなつかれた。およ?合格ってことか?新築なだけに中も綺麗で私の部屋は3Fのダブルサイズのベッドの置いてある広~い部屋だった。10畳くらいはありそうだ。そして向いの部屋は別の留学生が使う。

「あさって、もうひとり中国人の女の子が来るのよ」

ええ、ハイ。mojaoの同居人はまたしても中国人です。
たまには違う国籍の人と生活させてくれよ・・

その日はもう夜も遅かったし疲れてたので、食事の時間やお風呂の時間だけ聞いてあとは何もせずにすぐに寝ることにした。

 


コチラもプリーズ


ニッポンの夏・仏蘭西の夏

2005年07月27日 | 留学中(ヴィシー編)

今年も日本は暑いようで・・、暑中お見舞い申し上げます。
去年フランスに滞在してたので梅雨もジメジメした酷暑ともご無沙汰だったmojaoはあらためて日本の夏の恐ろしさを実感している今日この頃、 フランスの夏も意外に暑いですね。いや、意外ってのはヨーロッパは乾燥してるからもっとサラっとしてるのかと思ってたんですよ。でもそうでもなかったね。

フツーに暑い!

でも日陰や室内にいると涼しいのでクーラーや扇風機がなくても大丈夫です。フランスの夏は日がとっても長いので夜9時でも外はまだまだ明るい。よって夕飯後に私はよくでかけてたんですが、昼間にスポーツしたり、単に暑くて大汗かいて「こりゃ~ひとッ風呂浴びないと夜でかけられんなぁ・・」などと考えていても汗がひくと体はサラッサラのサラサーティに戻ってるんですよねー。日本だと一度汗かいたらもうベッタベタで気持ち悪いのに。なんでかしら?やっぱ湿度のせい?

「あつはなついねー・・」
「そぉ?俺は今、
寒気感じてるけど・・」


日本の夏の飲み物と言えば冷た~い麦茶?いや、 ビール?
フランスってなんで飲み物に入れる氷をあんなにケチるのかね?カフェとかでジュース頼んでもコップに入ってる氷は1コぽっきり。


キンキンに冷やしてくだせ~ませ~


私のホストファミリー、ジャクリーヌおばあちゃんは真夏でも未開封の牛乳とかバターを冷蔵庫に入れないんですよ。乳製品て鮮度が命じゃなくって?私は自分の母親にちょっとでも牛乳を出しっぱなしにしてると怒られたよ。 でもジャクリーヌばぁちゃんは冷たいバターが嫌いらしく、バターは年中出しっぱなし。牛乳は毎回6本セットをまとめ買いで常温保存。しかしさすがに牛乳は

「Il faut mettre dans le frigo !!!!!」
(冷蔵庫に入れるべきだよ!!!)ってお願い(かなり切実に)したけど・・。
いや~、開ける前から嫌な予感はしたけどさ、ジャクリーヌばぁちゃん、私が開封した牛乳で


「く、くっせぇぇ!!!!」 ヾ(゜Д゜)ノ


と、発狂してる横で

「あら~、ナチュラルチーズになってるわね~
って・・。私を殺す気ですかい?

ところで、皆様は日本の夏といえば何を思い浮かべますか?私は夏ってかなり日本の風情を感じさせるものが今でもたくさん残ってると思います。 「浴衣で花火大会とか「ビールに枝豆」とか「西瓜と蝉の声」とか「風鈴と蚊取り線香」とか。。私は一度目の留学から帰ってきたのが去年の8月の上旬。夏真っ只中でした。私が日本に帰って来たんだな~っと思ったのが、日傘をさした女性を見たとき。日焼け命のフランスでは日傘はまったく見なかったアイテムなのでちょっとしみじみ「ザ・日本の夏」って感じがしてしまいました。。


コチラもS'il vous plait


Vichy化粧品

2005年07月24日 | 留学中(ヴィシー編)

私が生活していた街、Vichyはお水が有名だけどもうひとつ有名なのが基礎化粧品ブランド、その名もVichy 


サイトはコチラ
Vichy


私はクリーム状の化粧落とし(写真のヤツ)しか使ったことはないけど、香りがまず良いです まぁ、香りは好みがありますが、癒し系でmojaoは大好きです。今も酔っ払って化粧落とすのめんどくさいときとかに使ってます。これで化粧を落とした後、ウエットティッシュでふき取ってそのまま寝ちまいます。 フランスのみならずイタリアに行ったときも薬屋さんで売っているのをみたのでヨーロッパ中で売っているようです。サイトで見たらアジアにもあるみたい・・。日本では売ってませんが、値段も手ごろだし、機会があったら是非使ってみてください。 私もまたフランスに行ったら今度違う商品も使ってみたいと思います。

どうでもいいけど、いい加減に私をヴィシー親善大使として任命してくれてもいいんじゃないのかね?ヴィシー市長さんよ!こんなにヴィシーを宣伝してる日本人ほかにいるのかな??

 

コチラ↓もヨロシクです。