1101 エジプト旅行（アスワンへ）３

アスワンダムトアスワン市街寸景

グレコローマン時代建築のエドフのホルス神殿とコム・オンボ神殿を巡ってツアーバスは、今日の昼食箇所あすわんに到着、ナイル河には白い帆船ファルーカが河畔を埋めていました。川岸のレストランで昼食後、アスワンハイダムへ向かいました。バスはナイル右岸から左岸へは、旧ダムの堤頂を利用した道路で渡りましたが、折悪しく此の堤頂道路上の交通事故で大渋滞、ハイダム計画が狂わせられました。アスワンハイダムは旧ダムが機能的に限界に達した為、上流側に築造された幅３６００㍍・高さ１１１㍍のロックフィルダムです。
琵琶湖の7.5倍もの面積を有する大人造湖は、洪水防止・灌漑・発電などの功と氾濫の減少で下流域の土地がやせる・大量の水蒸気で気候の変化を起こしたなど罪とを併せ持ったとの指摘があるそうです。通りすがりの旅人には、縦横に張り巡らされた灌漑排水で、ナイルの両岸が豊穣な土地に変えられた姿には、功の大きさをを感じました。


アスワンハイダム断面図。アスワンハイダムの発電量は全国消費電力量の20%を賄うとか。


ハイダム堤から上流ナーセル湖。全長500キロ最大幅30キロ、表面積6000平方キロは琵琶湖の7，5倍の世界有数の人造湖。


同上ナーセル湖。


ハイダム堤から下流の眺め。


アスワン市街のナイル河、白い帆船「ファルーカ」で大賑わい。


ファルーカの船着き場。


ナイルクルーズの客船。


アスワンのナイル河畔。


アスワン市内の観光馬車。


アスワン市内の白タクの乗車交渉。タクシーなどの営業車が無いのか、この光景は随所で見掛けられました。