花遍路

山登りの徒然にとりためた写真をご覧ください。

花遍路 四国巡礼の旅6

2008-03-21 06:32:56 | Weblog
修行の道場高知は、室戸岬から足摺岬までの広漠たる土佐湾の海原を、常に右手に見ながらの遍路です。先ず室戸から北向し足摺では南向する、謂わば時計の針の逆回りで半円を画きながらの歩きです。暖かいとはいえ、この時期季節風が吹き出すと風に逆らって歩く事になりますので、体力的にはかなり消耗します。室津・安芸の間は強い向かい風に、菅笠をザックに結わいつけ、体を前傾させながらの歩行になりました。安芸市から高知にかけては昨日の強風が嘘のように、のたりのたりの穏やかな春の海面に、歩行が捗りました。


吹き荒れる海。安芸市大山岬付近。一見したところ青空に恵まれていますが、遍路泣かせの強風でした。



ゆったりした春の海。安芸市琴ヶ浜。海面は前日とは様変わりの穏やかな表情です。



童謡「雨」の歌碑。安芸市赤野。安芸市は「叱られて・浜千鳥・」など数々の名曲を残した作曲家弘田龍太郎の生誕の地です。